酒 は 憂い の 玉箒
トップ > レファレンス事例詳細 レファレンス事例詳細(Detail of reference example) 提供館 (Library) 山梨県立図書館 (2110005) 管理番号 (Control number) 9000007911 事例作成日 (Creation date) 2012年01月15日 登録日時 (Registration date) 2012年05月22日 11時59分 更新日時 (Last update) 2012年05月22日 11時59分 質問 (Question) 「酒は憂いを払う玉箒(たまははき)」という言葉の出典の漢詩を知りたい。 回答 (Answer) 出典は蘇軾(蘇東坡)の詩「洞庭春色」で、全文は『蘇東坡全詩集』第5巻(蘇軾著 日本図書センター 1978年)に掲載がある。 回答プロセス (Answering process) 1. 故事成語の事典を調査。 ・『故事・俗信 ことわざ大辞典』(尚学図書編集 小学館 1982年)→p486「酒は憂いを払う玉箒」あり。「酒は心配事や悩み事を払い去ってくれるすばらしい箒のようなものだ」の意味で、出典は蘇軾(蘇東坡)の詩「洞庭春色」である。 ・『成語大辞苑:故事ことわざ名言名句』(主婦と生活社 1995年)→p495「酒は愁いを掃う玉帚」あり。出典は蘇軾の「洞庭の春色」で「応(まさ)に詩を釣る鉤(こう)と呼び 亦(また)愁いを掃ふ帚と号すべし」。 ※次のものには該当の掲載はなかった。 ・『三省堂中国名言名句辞典』(大島晃編 三省堂 2011年)[資料番号0105676407] ・『中国故事成語大辞典』(和泉新編 東京堂出版 1992年)[資料番号0102475548] ・『増修故事成語大辞典』(簡野道明著 明治書院 1981年)[資料番号0101583995] 2. 漢詩の名句事典、鑑賞事典等を調査するが、次のものに該当の掲載はなかった。 ・『漢詩名句辞典』(鎌田正著 大修館書店 1980年)[資料番号0101518033] ・『宋詩鑑賞辞典』(前野直彬編 東京堂出版 1977年)[資料番号0101518066] ・『中国名詩鑑賞辞典(角川小辞典)』(山田勝美著 角川書店 1979年)[資料番号0101518025] ・『漢詩の解釈と鑑賞事典』(前野直彬編 旺文社 1981年)[資料番号0100887637] 3.
「憂いを掃う玉箒」(うれいをはらうたまははき)の意味
少しは静かに出来ないの?」 「いやいやいや! 文だって今の聞いてたでしょ!? 椛の事名前で呼んでたじゃん!」 「私はもう賭けに勝ってるから別にー」 「何よそれぇ! 「憂いを掃う玉箒」(うれいをはらうたまははき)の意味. も、椛、いつから名前で呼ばれてたの……?」 「……初めて会ったときから」 「最初からぁ!? 」 これでは酒が飲めん、何で何でとこうるさい鴉その二に私は一つ一つ理由を説明してやることにした。まず何よりも新聞記事にしようと画策する鴉天狗ではないこと、次に職務を全うしようと真面目なこと、そして私を蔑ろにしないことである。どれが一番大きい割合を占めるかは想像にお任せしよう。 「はあ……やってられないわね」 鴉その二はまた私の盃の酒を呷った。即座に犬走が注いでくれる。そしてそれを私が飲む。うまい。 爪の垢を煎じて飲ませてやりたい気分だ。 「くっ、コンビネーション見せつけてくれるわね……文! 私たちもやってやるわよ!」 「は?」 鴉はとんと見当がつかぬ様子で口を開いていた。しかし鴉その二はそんなことは気にも留めず、奴の肩を掴み飛んだ。そうして勢いよく外へと飛び出した。私の家ではないから戸が壊れてもなんとも思わんが、こんなことならもういらんだろう。 「ど、どう言うことなんだ?」 困惑を表に出している犬走に、私はにこやかに微笑み言った。 ――考えちゃあならん、飲め飲め。 その後、私は晴れやかな気分で妖怪の山を後にした。
酒は憂いの玉箒(さけはうれいのたまははき)の意味 - Goo国語辞書
お酒は心のオアシス とはよく言うよね これを間違って解釈すると、お酒に逃げる と言っている 酒は憂いの玉箒(さけはうれいのたまばはき) ***************************************************************************** 酒は心の憂いを忘れさせ、憂さを掃き去る道具である。 酒を飲めば沈んだ気持ちも晴れるということ。 類:●亡憂の物 出典:蘇軾「洞庭春色詩」「応呼釣詩鉤、亦号掃愁帚」
日本文化を探る 何げない日常に潜む日本文化 ~日本酒~ 数年前から「日本酒ブーム」と言われ、酒店に行くとどれを選んでいいかわからないほどの銘柄と種類が並んでいます。 「親の意見と冷や酒は後で効く」「酒は憂いの玉箒」「酒は飲むとも飲まれるな」「酒は百薬の長」「酒池肉林」など、お酒にまつわることわざや故事が多くあり、私たちの文化や生活と関係が深いお酒ですが、日本ではいつから飲まれるようになったのでしょうか。 -飲酒の始まりは縄文時代?