に い の とし ゆき
貫くこと。 この国でそれは、美徳とされてきた。 しかしその陰で、 生き苦しさに耐える人がいる。 自分を殺して必死にしがみつく人がいる。 そこになんの意味があるのだろう。 ひとつの組織に尽くし続ける時代は、 とっくに終わっているのに。 過去の選択にとらわれる必要はない。 もっと自分本意に、いくつもの道をゆこう。 我々は、人生をやり直したいすべての人の味方。 リセットボタンとあなたの背中を押す。 いつか「やり直す」ことに誰もが寛大になり、 我々の存在が不要になる、 そんな社会が訪れる日を目指して。
- 退職代行の生みの親・新野俊幸が肯定「幸せのために辞めていい」 - インタビュー : 北欧カルチャーマガジン Fika(フィーカ)
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退職代行の生みの親・新野俊幸が肯定「幸せのために辞めていい」 - インタビュー : 北欧カルチャーマガジン Fika(フィーカ)
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と思うんですけど、それでもみんな「辞める」という行動に移せない。 自分はぎりぎりの状態でも何とか「辞めます」って言えたけど、言えない人もいるかもしれない。逆に、言えた僕は幸せだったんじゃないかなと。その頃は実家暮らしで、会社を辞めても生きていける環境で、給料も悪くなかったので貯金もあった。じゃあ、ひとり暮らしをしていて給料も低い人は仕事がつらくても辞められないと考えたら、極端な話、中には自殺を考えてしまう人もいるし、見過ごせないと思いました。そういう人をサポートしたいと思って始めたのが、退職代行です。 ―新野さん自身が当事者となって生まれたサービスなんですね。退職代行を利用するユーザーは、どういう方が多いんですか? 新野 :辞めたことがないから、不安すぎるっていう人が多いです。中には想像を絶する経験をしている人もいて、聞いてる側からしたら「どう考えても辞めたほうがいいでしょ!」と思うけど、相談の時点では本人も迷っている。だからこそ僕らが「大丈夫ですよ」と支えてあげる。退職代行ってメンタル面のケアも含んでいるんですよね。とくにEXITはそこを重要視しています。 ―転職未経験者が多い? 退職代行の生みの親・新野俊幸が肯定「幸せのために辞めていい」 - インタビュー : 北欧カルチャーマガジン Fika(フィーカ). 新野 :メインユーザーは20代前半の男性で、1社目の方が多いです。男性のほうが多いのは、上司からの当たりが強く、追い詰められやすいのかもしれません。 ―印象的だった退職の理由、辞めた人の声はありますか? 新野 :たとえば、小さなミスでも必要以上に怒られるから、やりたい仕事ではあったけど身動きが取れなくなってしまった方や、建設現場で親方にクレーンで吊るされた方とか。現場では、殴る蹴るは当たり前で。 ―クレーンですか!? 新野 :そういった現場仕事の方もたくさん利用していただいてますね。あとは、部署の課長にセクハラをされていた女性が、そのことを部長に相談したら真摯に聞いてくれたけど、いざ部長と1対1で面談するときに部長にキスされてしまって……相談した人にセクハラされるっていう地獄のような話もありました。 ―人としての尊厳が失われてしまうような、絶望的なお話ですね……。 新野 :聞いていてもつらかったですね。しかもそういう会社って、同僚に相談したりすると、だいたい同僚もチクったりするじゃないですか。「あの人、セクハラされたって言ってましたよ」って。それでさらに厳しく当たられて。でも、そういう本当につらいときに利用してもらえるのがありがたいんです。「よくぞ連絡してくれました、今すぐ辞めましょう!」って言えるので。
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