「逃げっぺし」10年目の証言 南三陸の3.11:日本経済新聞
12日に記念式典が行われる宮城県南三陸町の「震災復興祈念公園」。手前は旧町防災対策庁舎、奥は「中橋」(9日)=上甲鉄撮影 東日本大震災の被災地、宮城県南三陸町の志津川地区に「震災復興祈念公園」が完成した。12日に記念式典が行われ、13日から一般開放される。 9年7か月前の大津波にのまれた市街地跡に、段階的に整備された公園は広さ6・3ヘクタール。町内の犠牲者800人超の名簿が納められたモニュメントが立つ「祈りの丘」や、町職員ら43人が犠牲になり鉄骨がむき出しのまま残る旧町防災対策庁舎の周辺は、昨年12月から先行開園している。 新たに、同庁舎の周りに遊歩道が整備され、献花台が置かれたほか、公園と商店街をつなぐ「中橋」(長さ約80メートル)が完成した。中橋は、建築家の隈研吾さんがデザインし、南三陸産のスギが使われている。
「逃げっぺし」10年目の証言 南三陸の3.11:日本経済新聞
南三陸町役場防災対策庁舎屋上から撮影した津波の状況写真 - 南三陸町
7m、歌津地区6. 9m)に課題があることを浮き彫りにする。実際には想定を遙かに超える大津波が襲ってきたのだ。 山村さんは、想定には誤差(2分の1~2倍)があることが組み込まれていなかったことを悔やむ。 「発表された津波高さは最初6mだった。【想定どおりだ】とみんなが思ってしまった。その後、予想津波高を気象庁は10mに訂正するが、実際には15.
南三陸町防災庁舎 2011・3・11 - Youtube
南三陸町防災庁舎 2011・3・11 - YouTube
Kenji Ando 「南三陸町へようこそ たくさんのご支援どうもありがとう」 国道398号線でトンネルを超えると、こんな看板が見えてきた。山を下りていくにつれて、沿道を工事車両やトラックが激しく行き交う。 3月14日、震災直後から約4年ぶりに訪れた南三陸町の沿岸部は、以前の記憶と全く違う風景が広がっていた。津波で損傷した建物やガレキの山は消え、高さ約10mほどの盛り土が、平野を埋め尽くす万里の長城のように連なっていた。津波に耐える新しい市街地を、この上に建設するためだ。 この盛り土の谷間に、赤い骨組みだけの建物が見えてきた。旧南三陸町役場の防災対策庁舎だ。この庁舎をめぐり「保存」か「解体」かで、町が真っ二つに割れている。「被害を伝えるために震災遺構として残すべきだ」という声もあれば、「震災を思い出してしまう」という声もある。津波被害のシンボルをどうすべきか、人口1万4000人の小さな町が揺れている現場を訪ねた。 ■町役場は解体を決めたが、県が保存要請 東日本大震災が発生した2011年3月11日、災害対策本部が設置されたのは、この防災庁舎だった。「津波が襲来しています。高台に避難してください」。24歳の女性職員が、防災無線で懸命にアナウンスしていた。 震度7の地震にも耐える防災拠点として建てられた鉄骨3階建ての建物を、高さ15.
Japan Times. Jiji Press: p. 2. (2012年1月30日) ^ Jervey, Ben (2011年3月17日). " Heroes: Hear the Voice of the Heroic Young Woman Who Saved Thousands of Lives ". 南三陸町役場防災対策庁舎屋上から撮影した津波の状況写真 - 南三陸町. Good Worldwide. 2020年6月20日 閲覧。 ^ " 南三陸町津波動画 " (Japanese). 2011年4月23日 閲覧。 ^ " 台湾から被災地へ消防車寄贈「未希号」多賀城消防署に配備 ( PDF) ". たがじょう見聞憶. 多賀城市役所 (2014年3月29日). 2020年7月11日 閲覧。 ^ a b c d 加藤拓「「特攻」のメカニズム 帰還者の伝言 犠牲を美化せず教訓に」『 中日新聞 』 中日新聞社 、2019年5月26日、朝刊、4面。 ^ 「大震災の体験集め「心の絆」生きた道徳資料集に全国から反響─埼玉県教委」『内外教育』第6173号、 時事通信社 、2012年6月19日、 NCID AN00363125 。 ^ 村瀬達男「支局長からの手紙「未希の家」と震災遺構」『 毎日新聞 』 毎日新聞社 、2016年9月26日、地方版 高知、26面。 参考文献 [ 編集] 遠藤美恵子『虹の向こうの未希へ』 文藝春秋 、2014年8月25日。 ISBN 978-4-16-390114-5 。 外部リンク [ 編集] Miki Endo, missing heroine of Minamisanriku. Video about Miki Endo and the search for her body. Extreme TSUNAMI in Minamisanriku - Japan 2011.