主演ヒュー・ジャックマン!さらにはキアラ・セトルという新たなスターも誕生した 『グレイテスト・ショーマン』 。
米国アカデミー賞作曲賞・歌曲賞など受賞した『ラ・ラ・ランド』の音楽スタッフがふたたび結集し、実在したP・T・バーナムの半生を基に描かれたエネルギーに満ち溢れたミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』をご紹介します。
1. 映画『グレイテスト・ショーマン』の作品情報
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
【公開】
2018年(アメリカ映画)
【原題】
The Greatest Showman
【監督】
マイケル・グレイシー
【キャスト】
ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ、キアラ・セトル、ヤヒヤ・アブドゥル=マティーン2世、サム・ハンフリー、エリック・アンダーソン、ポール・スパークス、バイロン・ジェニングス、ベッツィ・アイデム
【作品概要】
映画『ラ・ラ・ランド』のスタッフが再集結して、"地上でもっとも偉大なショーマン"と呼ばれた、19世紀に実在したアメリカの興行師P・T・バーナムの半生を描いたミュージカル作品。
華麗な歌声を披露した映画『レ・ミゼラブル』のヒュー・ジャックマンを主演に、強烈な印象を残すキアラ・セトルの抜擢が話題を集めています。
バーナムのビジネスパートナーであるフィリップ・カーライル役を映画『ハイスクール・ミュージカル』や『ヘアスプレー』のザック・エフロン、バーナムの妻チャリティを『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のミシェル・ウィリアムズら共演。
2. 映画『グレイテスト・ショーマン』のあらすじとネタバレ
仕立て屋の息子として貧しい生活をしていたP.
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映画「グレイテストショーマン」感想ネタバレあり解説 これぞ王道エンタメミュージカル映画! - モンキー的映画のススメ
7億ドルを超えた。 日本でも興行収入52億円をこえるヒット作となった。 実在したP・T・バーナの人生をモデルにしており、原題である『The Greatest Showman』はバーナムが宣伝文句として使っていた「The Greatest Show on Earth」からとったもの。 主人公であるバーナムは貧しい身分出身でありながら、ショービジネスの道に進み、自身の身体的特徴から世間から隠れるように生きていた人たちを集めサーカスを始める。 しかし、彼の作ったサーカスに反対するものも多かった、そんな中相棒にフィリップを迎え、さらにオペラ歌手ジェニー・リンドとの出会いによってバーナムは成功を手にしていくのであった。
『グレイテスト・ショーマン』のあらすじ・ストーリー
チャリティとの出会い
駆け落ち同然で結婚を決めたバーナムとチャリティ
19世紀半ばのアメリカに、P.
『グレイテスト・ショーマン』に秘められた現代へ送る“衝撃的なメッセージ”とは? | Cinemas Plus
映画『グレイテスト・ショーマン』の感想と評価
上映時間が105分とミュージカル映画の大作にしては短い本作。
話の展開はとても早く、バーナムの幼少期から青年までが5分ほどで描かれるほどです。
またネガティブなシーンや場面も出来るだけ短く、簡潔に演出されていました。
まるで観客を楽しませることを第一としたバーナムのショーを観ているようで、ずっと楽しく素敵であっという間に時間の過ぎる、とてもエネルギッシュで素敵な作品でした。
そしてこのスピード感で駆け抜けることが出来るのはやはり、音楽の魅力であり、ミュージカル映画ならではだと思いました。
特に印象に残ったシーンを曲名と共にお伝えします。
The Other Side
バーナムが乗り気でないフィリップを口説き落とすバーでのシーンです。
帰ろうとするフィリップにバーナムが酒を渡したり、またフィリップが返したり、バーのカウンターをショットグラスが華麗に滑る非常に楽しいシーンでした。
またバーのマスターがとても良い味を出しています! バーナムとフィリップの押し問答の影に隠れて、ポーズを決めていたりしていて密かなチャーミングさが炸裂しています!
でもバーナムへの憎しみを彼らは誰かにぶつけるのではなく、自分以外の人間に私という存在を見せつけることで、私という存在を証明させる。
今までつけてきた傷はもう隠さない、再び同じような傷が増えたとしても、もう逃げない。
堂々と人前を歩き、私が私であることをみんなに訴える。
そんな気持ちで パーティー会場の人たちの前に現れ、高らかに歌う「This Is Me」は圧巻です。
で、ジェニーリンドという存在も、物語の中ではバーナムのような思いを抱いていたことが分かります。
婚外子として生まれた彼女は、バーナムやフリークスたち同様不遇の人生を歩んできました。
とにかく成功して今まで私を見下していた奴らにぎゃふんと言わせてやるという強い気持ちが、彼女を成功に導かせたのかもしれません。
だからバーナムと出会った時、同じ匂いがすることを彼女は感じ取っていたと思います。
ジェニーの貪欲な思いは、歌詞にも強く表れていました。
彼女が歌った「Never Enough」という歌は、まさに成功を勝ち取ったハングリー精神の強いバーナムへの愛の告白とも感じ取れる内容の歌でありながら、どれだけ成功してもどんなに光が当たっても、これしきの事で満足いくような私ではないというニュアンスの歌。
きっとバーナムを独占したいという思いもあったように思えます。
あなたもそうよね、今の幸せじゃあ満足できないのよね? アタシと同じ。
じゃなきゃ家族や今やってるショーをほっぽりだして、私に人生賭けたりしないですもの。
だからあなたと私でもっと高みへ行きましょう? そしてあたしに光をもたらせて!