耐火建築物にすると保険料も変わる? 防火地域、準防火地域、新たな防火規制区域に建物を建てる際、耐火建築物等の一定の耐火性能のある家を建てる必要があります。耐火性能を高めることで、安全安心な家づくりができるのと同時に、火災保険料も割安になるメリットもあります。防火地域、準防火地域に建物を立てて火災保険に入る際は、新築のみならず中古住宅でも建物の耐火性能の確認が必要です。そこで今回は建物の火災保険料の算定方法や耐火性能を確認する方法を解説します。
建物の構造で保険料も変わる?
- 建物構造の種類を解説!木造・鉄骨造・RC造・SRC造の違いは?
- 建物の構造級別を確認する - 保険スクエアbang! 火災保険
建物構造の種類を解説!木造・鉄骨造・Rc造・Src造の違いは?
火災保険の保険料を決める要素は様々にありますが、基本的に火災や自然災害などで損害が発生するリスクや損害発生時に損害額が大きくなるリスクが高いほど保険料も高くなります。それでは、建物が木造か鉄骨造かで火災保険料に違いは出るのでしょうか? 建物の構造により保険料に違いが出る 火災保険料を決める要素の一つとして建物の構造級別があります。木造と鉄骨造ではこの構造級別が異なる場合があり、その結果として木造と鉄骨造とで保険料に違いが生じることがあります。 住宅物件の構造級別はM構造(マンション構造)、T構造(耐火構造)、H構造(非耐火構造)に分けられ、保険料はM構造
建物の構造級別を確認する - 保険スクエアBang! 火災保険
防火地域は、都市計画法に基づいて、火災の被害が影響しやすい地域が指定されており、厳しい建築制限があります。例えば、駅前、繁華街などの建物の密集地。公共施設、商業施設、金融機関、住宅密集地などが指定されます。また、火災発生時の緊急避難経路や消防車両の通行の妨げにならないように幹線道路沿いも防火地域として指定されます。
防火地域に建物を建築するには、
・3階建て以上もしくは延べ床面積100平方メートル超の建物は耐火建築物
・1、2階建ての建物は耐火建築物もしくは準耐火建築物
にする必要があります
準防火地域とは? 準防火地域は、防火地域の周辺に指定されるエリアです。都市計画法に基づき自治体が区域を指定します。防火地域より建築制限がゆるやかに定められています。
準防火地域に建物を建てる場合は、
・4階建て以上もしくは延床面積1, 500平方メートル超の建物は耐火建築物 ・3階建ては延床面積に応じて制限が変わります。 延床面積1, 500平方メートル超は、耐火建築物 延床面積500~1, 500平方メートル以下は、準耐火建物か耐火建物 延面積500平方メートル以下は、1~2階建て同様の防火措置 ・1~2階建ては木造の場合、外壁、軒裏、開口部等に一定の防火措置
が必要です。
参考)防火地域のM-LINEの建築実例
【黒×フェラーリレッド】敷地35. 83㎡|延床106. 建物構造の種類を解説!木造・鉄骨造・RC造・SRC造の違いは?. 82㎡! 内部天井は構造体をむき出しにし、天井高の確保とデザインを優先
耐火建築物、準耐火建築物との違いは? では続いて、耐火建築物と、準耐火建築物の違いについてみてみましょう。
耐火建築物とはどんな建物? 耐火建築物とは、 建築基準法の定めによる建物の主要構造が耐火性能を満たした素材などで建てられた建物 です。主に、屋根、柱、梁、壁、床などの部材が該当します。また、窓や扉などの開口部は、防火窓、防火ドアなどの設置が必要です。そのため、 鉄筋コンクリート造や耐火被膜が施された鉄骨住宅など が代表的な耐火建築物です。木造でも耐火構造の基準を満たしていれば建築できます。
例えば、主要構造部は、外壁の構造材や壁などは1時間の耐火構造であること、屋根は30分の耐火構造である必要があります。また、軒裏やバルコニーの壁も同様の耐火被覆をする必要があります。
参考)耐火建物のM-LINEの建築実例
【6階建て共同住宅】敷地95.
こんにちは!そぞろです! noteでお久しぶりすぎますね。ツイッターは毎日更新頑張っているんですが、他のコンテンツには手も足も出せていません。 忙しいって言いたく無いですけど、忙しいです。仕事で忙しいんじゃありません。オリンピック観戦で忙しいです。 ちなみに、1番注目しているのは野球です。坂本選手の顔が好きです。 さて、ツイッターではわりと簡単な内容を発信していますが、noteではゴリゴリ法規の話をします。わからない方は置いていく感じになりますが、条文は載せているので、わからない人も勉強がてら、法令集片手に読んでみてください!