タイム マシーン 3 号 有吉 の観光
安村:特番時代にスカイツリーでロケした時、最後にネタをやろうと思っていた場所が平野ノラちゃんとかぶって、お蔵入りになったんです。でもその格好のままいたら有吉さんが「そのネタ見てないけどなんなの?」って (笑) 。それでエンディングに1ネタというのが今でも定番みたいになってます。これも有吉さんのおかげです。 ――毎週ネタを準備するのは相当ハードなんじゃないですか。 安村:四六時中『壁』のこと考えています。ネタはトイレで大をする時かお風呂で考えるのがルーティンなのですが、スベり続けてた時に、有吉さんから「一回机に向かって考えてみろ」って言われました。やってみたんだけど、やっぱりダメでしたね。リラックス状態じゃないと思いつかない (笑) 。 ――出演で変わったことは? 安村:関係者から一般の方まで「『壁』見てます」と言ってくれます。子供からのファンレターには「有吉さん出して」って。俺宛てなんだけどね! (笑) とにかく明るい安村 39歳、北海道出身。'15年『R‐1ぐらんぷり』決勝戦進出。「安心してください、穿いてますよ」のネタでブレイク。『有吉の壁』レギュラー。番組公式のYouTubeでもコーナーを持つ。 タイムマシーン3号 有吉さんに頼られるベテランにとっても、『壁』は新しいお笑いの扉を開かざるをえない場だという。 ――番組出演の反響は? 山本浩司:僕らはCMが来たとかわかりやすい反応はないですけど (笑) 、ネットを見ると知名度は上がってる実感がありますし、確実に芸人寿命を延命してもらってますね。 関太:この間、小学生に見つかって10人も引き連れて歩く事態に (笑) 。 ――新世代を含め、広い層に番組が人気なのはなぜでしょう? タイム マシーン 3 号 有吉 の観光. 山本:ネタがポンポン入れ替わるのがすごく今っぽいですよね。いい意味で、腹八分目で見られる。 関:とにかく芸人がみんな笑ってるのもいいのかも。 山本:スベっても悲壮感が出ない。それはもう、有吉さんの受け手としての懐の深さのおかげ。有吉さんの拾い方って一本槍じゃないんですよ。潰す笑いでもなく、あえて拾わず、合気道のように受け流すこともある。どんなネタも笑いに昇華してくれるんです。 ――特にお二人は、「×」をもらう流れ込みで面白いです。 山本:全部「」をもらう前提でやってるんですけどね! (笑) 関:後輩がウケたらやっぱり悔しいし。芸人の中でネタをやるので小手先ではできない緊張感があって、ふんどしを締め直しています。 山本:今まではネタやってウケて、その一辺しか見えなくてお笑いサイボーグと言われてきた僕らが、「×」をもらうことで人間味が出てきたとよく言われるんですけど、根っこの部分や多面的な個性も見てもらえてるのかもしれないですね。実際は本当に落ち込むので…、 (佐藤) 栞里ちゃんに救われています (笑) 。 ――得意なコーナーは?
百萬馬力にあこがれて3 虫
ベテラン勢の活躍も見逃せない、バラエティ番組『有吉の壁』。一芸で一世風靡した芸人も、「客ウケNo. 1」の芸人も、MC有吉弘行さんの前では必死に笑いを模索し、応戦するように有吉さんは厳しく「」「×」 を出す。そんな泥くささで番組の魅力に奥行きを作っている、とにかく明るい安村さん、タイムマシーン3号さんに、その本音を聞きました。 とにかく明るい安村 特番1回目から、週1のレギュラーになって以降も出演を続けている、とにかく明るい安村さん。MCの有吉さんを笑わせるため、頭を刈ったりする体の張りっぷりなど、本気で体当たりするそのスタイルが、番組の人気や視聴者の好感度を押し上げた。そしてついたあだ名は「Mr. 壁」。 ――『有吉の壁』が始まって以来、注目され続けている心境は?
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