光の速さ 地球何周
光はどのくらいの速さで進むの? | 札幌市青少年科学館
数学 余弦定理の途中式が上手く出来ないので教えてほしいです b=1+√3 c=2 気になる 数字を チェック! 第 15 回 『秒速 299, 792, 458 m』
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2015年4月7日
「光は1秒間に地球を7周半する。」
有名な例えなので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。光の速さは299, 792, 458 m/s、つまり秒速約3億m(30万km)です。同じように五感で感じる音速は340. 29 m/sですから、光のほうが音より約88万倍速い。遠くの花火の光が見えてから、音が聞こえるまで時間がかかるのも両者の速さに違いがあるからです。
実はこの光速、19世紀にはすでに約31万km/sというほぼ正確な値が測定されていました。一体どのように測ったのでしょうか。その方法をご紹介します。
1849年、地上で初めて光速を測定したのはフランスの物理学者アルマン・フィゾー(1819-1896)です。光源から出た光が、回転する歯車のすき間(凹部)を通って進み、9km先の反射鏡ではね返ってくる様子を観察しました。
フィゾーの歯車の実験 (参考:Newton別冊『光とは何か?』2007年, pp. 光はどのくらいの速さで進むの? | 札幌市青少年科学館. 72-73)
歯車の回るスピードが遅いときは、反射した光は行きと同じ凹部を通過して戻ってくるので、観測者の視界は明るくなります。しかしどんどん歯車の回転数を上げていくと、反射して戻ってくる光はあるところで歯車の凸部分に遮られ、観測者の視界は暗くなります。フィゾーはこの「観測者の視界が暗くなったときの歯車の回転数」を利用しました。つまり「往復で18kmの距離を進む光よりも速く、歯車の歯が動いたときの歯車の1秒あたりの回転数」から、光速を計算したということです。なんと見事なアイデアでしょうか。
歯車の歯の数は720個、求めた歯車の1秒あたりの回転数は12. 85 × 10 −12 N/V 2 、 μ 0 = 1. 26 × 10 −6 N/A 2 を代入すると、真空中の電磁波の速度が約30万 km/sとなり、フィゾーが測定した光速度とほぼ一致した [9] 。この事から、マクスウェルは当時正体がよくわかっていなかった光の波が 電磁波 の一種であることを提唱した [9] 。これは後に ハインリヒ・ヘルツ によって実証された。
物質中の光速 [ 編集]
光速は、 物質 中では 真空 中よりも遅くなる。 屈折 という現象がおきるのは、光速が 媒質 によって異なるためである。また、物質中の光速よりも速い速度で 荷電粒子 が運動することが可能であり、このとき チェレンコフ放射 が発生する [10] 。
物質の絶対 屈折率 は、真空中の光速をその物質中の光速で割った値で定義されている。たとえば 水 の 屈折率 は可視光領域波長で約1. 33、真空中の光速度は約30万km/sであるから、水中での光速度は約22. 5万km/sとなる。
超光速の観測と実験 [ 編集]
物理学の未解決問題
光より速く進むことは可能か?気になる数字をチェック! 第15回 『秒速 299,792,458 M』 – R&Bp|北大リサーチ&ビジネスパーク