松任谷 由実 ルージュ の 伝言 魔女 の 宅急速百
スタジオジブリの大ヒット作「魔女の宅急便」 幼少の頃、夕方テレビをつけると『魔法使いサリー』や『魔女っ子メグちゃん』など繰り返し放送していたし、『コメットさん』はもちろん『奥様は魔女』なんてアメリカンコメディーにも楽しませてもらった。50歳前後のリマインダー世代にとって "魔法使い" というのは、魔女裁判など古くから伝わる負のイメージは全然なくて、夢や憧れというファンタジーそのものだった。みんな、「魔法がつかえたらなぁ…」なんて、一度くらい考えたことあるよね?
間奏後のシンバルのタイミング(僕はミスではないかと思っている)も含め、仕上がりに対して "ノリ" を優先したと思うのだ。 さて、同アルバムは「ルージュの伝言」はもちろん、その他にも卒業式の定番となった「卒業写真」や、以前掲載された僕のコラム 『80年代アイドル作家 新井素子の軌跡、そして小比類巻かほるとの邂逅』 で取り上げた作家、新井素子の著書『ひとめあなたに…』に「CHINESE SOUP」が登場したり… と話題性も高かったほか、多種多様なアレンジが際立つ楽曲の宝庫でもあって、個人的には荒井由実時代の傑作だと思っている。 ちなみにアルバム『MISSLIM』も先生の車でよく聴いた。このアルバムなら「やさしさに包まれたなら」と並び「魔法の鏡」がイチ推しであり、「12月の雨」「海を見ていた午後」が、それに続く僕の中のヒットナンバーである。 出来ないものは出来ない!
浮気された女性の歌だよ?? と・・・。 『ルージュの伝言』は、キキが地元から旅立ってすぐに流れます。キキは期待に胸を弾ませて夢一杯な状態です。 歌詞にあわせるなら、恋愛に期待を抱いて目をキラキラさせている若い女の子のような状態です。まさか相手に浮気されるなんて思ってもいません。。。 そんな夢一杯のキキのところに先輩魔女が登場し、少し訳ありな感じで『ムーラン・ルージュ』がある歓楽街に降りていきます。 結婚や恋愛というのは、最初は「幸せ」な側面だけを考えがちです。ですが、その裏には、嘘や浮気などが隠れています。 人生にはダークサイドもあるのです。魔女の世界も同様です。 『ルージュの伝言』が採用された理由は、「世の中にはキキが思い描いているような幸せばかりじゃないよ」という意図があるのではないでしょうか。 実際にこの後、キキは街に着いてからいきなり警官に追われ、チャラ男のトンボに付きまとわれ、ニシンのパイの女の子による塩対応に打ちのめされてしまいます。 『ルージュの伝言』はキキが今後経験する人生の暗部を暗示している曲なのです。 『ルージュの伝言』に出てくる女性に注目してみましょう。 この女性は相手のママにお願いして男性を叱ってもらおうと考えています。 明日の朝ママから電話で しかってもらうわ my darling!