9%)。
30代になると10, 000円~15, 000円未満が34.
生命保険 何歳から必要
インフレ発生時のリスクが高くなる
長期的に加入することになる生命保険は、インフレが発生した時のリスクが高いといわざるを得ません。
インフレとは、物の価値が高くなることで相対的にお金の価値が下がることをいいます。
生命保険を契約する際、将来的に受け取れる保険金の金額を決めるのが一般的で、たとえインフレが発生しても受け取れる金額は変わりません。
たとえば、今までは100円で買えた飲み物1本が、インフレが発生したことで200円になった場合を考えてみましょう。
単純に見れば、飲み物の価値が2倍になったように見えますが、お金の側面から見ると200円分のお金を出さなければ飲み物が買えないほどにお金の価値が下がってしまった状態と言い換えられます。
保険金として100万円が支払われる保険に加入している時、今なら1万本の飲み物が買えるのに、インフレが発生すると10万円の価値が半減してしまうため、5, 000本の飲み物しか買えない計算となってしまうのです。
上記は物品の購入代金を例に出しましたが、病院での医療費などでも同様のことがいえるため、 インフレが発生した場合には契約当時のままの生命保険では十分な保障が受けられなくなる可能性があります 。
デメリット3. すぐに解約すると損をする
生命保険の中には、途中で解約をしてもそれまでに払い込んだ保険料が返ってくる「解約返戻金」が受け取れる保険商品があります。
解約返戻金は、それまでに払い込んだ保険料の総額に解約返戻率を掛けた金額が支払われます。
保険料の払込期間を満了すると、解約返戻率が1倍を超える場合もあるので、途中で解約せずに契約し続けていれば支払ってきた保険料以上の金額が受け取れる可能性があります。
ただし、逆にいえば保険料の払込期間を満了するまでは解約返戻率が1倍を超えることはないので、払い込んだ保険料よりも少ない額の解約返戻金しか受け取れません。
つまり、 すぐに解約をすると払い込んだ保険料が元本割れを起こしてしまう のです。
一度契約した生命保険は、定期的に見直しを行いながら、なるべく解約をしないように心がけることが大切です。
生命保険を検討すべき3つのタイミング
生命保険を検討すべきタイミングは、人生の中で大きく3つあると言われています。
1. 就職した時
就職をしたことで親元を離れて暮らすようになる人も多いかと思います。
それまでは食事や家のこと、税金や保険のことを気にする必要はありませんでしたが、一人で暮らすようになれば親からの経済的な支援は受けられません。
また、 若いうちは収入が少ないことから、病気やケガが原因で長期的な入院ともなれば、高額な入院費用を支払うことは難しい でしょう。
そうした場合に生命保険に入っていれば、支払われた保険金を使って経済的な負担を緩和しながら治療に専念できます。
そのため、まずは 就職をしたタイミングで生命保険の加入を検討することをおすすめします 。
2.
生命保険 何歳から入るべき
一般的な生命保険に加入できるのは、多くの生命保険では契約者年齢、被保険者年齢ともに 16歳ごろ からとなっています。(保険会社・保険商品・契約内容によっては0歳から申し込みできるものもあります。)
なかでも18歳以上に設定している商品が多い傾向にあります。
いわゆる、「成人」に近い年齢からの加入が前提とされているのですね。
その理由として、考えられるのは次の2点です。
一般の生命保険に加入できる年齢が成人程度を前提としている理由
社会人になる前のまだ働いていない子どもでは、責任をもって生命保険の保険料を支払えないから。
成人と未成年では、必要な保障内容が異なり、未成年に特化した生命保険があるから。
学資保険の場合
そもそも学資保険とは? 生命保険 何歳から加入できるか. 学資保険とは、一定の保険料を支払うことで子どもの進学や成長に合わせて、祝金や満期保険金などを受け取れる 貯蓄型の保険 のことです。
もちろん、学資保険も生命保険の一種ですが、一般的な生命保険と異なる点があります。
それは、「 被保険者が必ず子どもであること 」です。
そのため、必然的に被保険者年齢が、変わってくるでしょう。
学資保険に加入できるのは何歳から? 学資保険に加入できる年齢は、契約者年齢の場合、一般の生命保険とあまり変わらず 18歳から であることが多く、被保険者年齢(子どもの年齢)は0歳からと設定されていることが多いです。
また取り扱っている生命保険会社によっては、 子どもが生まれる前から学資保険に加入できる ものもあります。
ただ、学資保険には、次のような注意点があります。
子どもは0歳から加入できますが、加入できるのは多くの場合6歳までと短く設定されています。
また子どもの年齢が若い方が総支払保険料が少なくなり、逆に加入年齢が高くなると総支払保険料も増えます。
そのため、学資保険への加入を検討される場合は、なるべく早い時期に加入するのがおすすめです。
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子ども向け保険の場合
子ども向け保険とは、子どもの死亡や病気・ケガに備えるための保険です。
子ども向け保険もその名の通り、被保険者が子どもなので、学資保険と同じように 被保険者年齢と契約者年齢が異なります 。
子ども向け保険に加入できるのは何歳から? 子ども向け保険に加入できるのは、被保険者(子ども)が6歳から、契約者が18歳からとなっている商品が多いです。(なかには、被保険者が0歳から申し込みできる保険もあります。)
子どもの加入年齢が6歳からと設定されているのは、6歳未満には小児特有の疾病などにより、生命保険の保障が適用される可能性が高く、生命保険会社が背負うリスクが高いことが考えられます。
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