ねずみ くん の チョッキ 展
展覧会会期中、松屋銀座8階 MGカフェにて「ねずみくんのチョッキ展」とコラボレーションしたメニューをご提供いたします。コラボメニューをご注文のお客様には、絵本のラストシーンを描いたコースターをプレゼント(なくなり次第終了)。どの絵柄がもらえるかはお楽しみ♪ さらに、コラボメニューや店内装飾など、MGカフェ内でねずみくんに関連するものを撮影してTwitterかInstagramに投稿すると、その場でプレゼントがもらえるキャンペーンも実施いたします。奮ってご参加ください! ■コラボメニュー紹介(一部) 写真はイメージです。 ・ ねずみくんのジョッキフロート 各990円(税込) ※ジョッキはお持ち帰りになれません。 カラフルな「ねずみくんの絵本シリーズ」の、表紙をイメージしたソーダフロートです。「ねずみくんのジョッキ」は、展覧会会場の物販コーナーでご購入いただけます。 写真はイメージです。 ・ ねみちゃんの「ホッと」ケーキプレート 1, 430円(税込) 写真はイメージです。 ・ りんごのケーキがたべたいねずみくん 1, 210円(税込) ■SNSに写真を投稿して「ねずみくんのお手紙セット」をもらおう! 【参加方法】 ① MGカフェで、ねずみくんに関連するメニューなどの写真を撮り、 #ねずみくんのチョッキ展 と #ねずみくんカフェ をつけて、 Twitter か Instagram に投稿する。 ② お会計の際、投稿画面をMGカフェのスタッフに見せて、忘れずにプレゼントを受け取る。 【注意事項】 ※投稿数に限らず、1回のご来店でお一人様1回限り有効です。 ※当キャンペーンへのご参加は、ご来店日及び投稿日の当日に限り有効です。 ※「ねずみくんのお手紙セット」の内容は、ミニ封筒・メッセージカード(各1通)と、えんぴつ(1本)です。 ※プレゼントはなくなり次第終了となります。 Instagramストーリーズで使える「GIFステッカー」配布中! 展覧会での思い出の写真はもちろん、日々の投稿にもご自由にご使用いただける「GIFステッカー」を配布しています。 実際にはステッカーが動きます。 【使い方】 ① ストーリーズ作成画面で右上に表示されている「にこにこマーク」をタップ ②「GIF」のアイコンをタップし、「ねずみくんのチョッキ」または「ポプラ社」で検索 ③ 使用したいステッカーをタップ Twitterで「ねずみくんの直帰チャレンジ」毎日開催中!
なかえ先生: ねずみくんの絵本は地味で、そんなに目立つような絵ではないでしょう? 背景はほとんどなく、セリフも少ない。つまり 「余白が多い」 わけです。その余白というのは、子どもたちの想像力で埋めてもらわなきゃならないんです。 余白というのは余裕や余韻でもあります。たとえばアニメなんかでも、画面全部色で埋め尽くしてカラフルにしてしまったら、その色以外考えられなくなってしまう。子どもたちから想像力を奪ってしまいます。 逆に言えば、ねずみくんほど想像力が求められる絵本もないでしょう。でも、 余白があるからこそ色を感じたり心を感じたりできる んです。子どもたちにとってねずみくんがそういう絵本になればいいな、と思っています。 あと、ねずみくんのお話にはたくさんの動物のキャラクターが登場します。ぞうさんやライオンさん、アシカくん、ブタさんなんかはパッと見てその違いがよくわかりますよね。それが"個性"です。 個性豊かな友だちと一緒にがんばっているねずみくんを見て、世の中にはいろんな人がいること、そしてお互いの個性を認め合う素晴らしさを感じ取ってもらいたい と願っています。 ーー先生は子どものころ、どのようなお子さまだったのですか? なかえ先生: 僕が子どものころは、戦時中・戦後といった物が何にもない時代。とにかくいつも野山を駆け回っていて、のびのびと育ちました。勉強は全然ダメで、得意なことといったら運動することと絵を描くこと。絵の道に進もうと中学のときに決めて、美術学校に進んで上野と出会い、あれよあれよという間にふたりで絵本を描くようになりました。 なかえ先生(写真左)、上野先生(写真右) 僕より絵が上手い上野と、話しを考えるのが得意な僕だから、絵本を作ることができた。好きなこと、得意なことをやっているから、どんなにつらくてもつらくない、むしろ悩んでいるときも楽しんでいるんです。 ですから、もし今「勉強が苦手」「みんなができることができない」と悩んでいるお子さんや親御さんがいるのなら、得意なことや好きなことを活かせる環境を整えてあげてください。 夢中になれることがひとつでもあれば、それを伸ばしてあげればいい んです。 【ほいくらし読者に向けて】保育士さんは「目に見えないもの」を子どもたちに伝える大切な仕事 ーー保育士さんが子どもたちにねずみくんの絵本を読み聞かせするときに、なにかコツやアドバイスはありますか?
なかえ先生: そうですね、先ほどもお伝えしたように、ねずみくんの絵本は「余白」を大事にしています。何もない空間に言葉をつけてみると、ぐっと世界が広がります。そのためにも読んで聞かせる方、つまり保育士さんの「想像力」が重要になるわけです。いろいろな言葉を追加しながら、自分なりにねずみくんの余白を語っていただけるといいんじゃないでしょうか。 ほかの絵本を読んだ後でねずみくんの絵本を開くと、「なんて真っ白な本だろう」と感じると思います。それくらい要点を絞って、セリフも本当に最小限にしているんです。背景を描かないことで、見る人によっては景色が見えるかもしれない。だからこそ 読む人の想像力で、物語に広がりが生まれる んです。 サン=テグジュペリの『星の王子さま』で「大切なことは目に見えない」というメッセージがあります。逆に「目に見えるもの」というのは、明るくてカラフルで楽しそうで、子どもたちに影響を与えやすくなっていると思いませんか?