一票の格差が違憲の理由!問題点と解決策を簡単に説明! | スウィッチ!
では次に、一票の格差の問題点をどう解決していけばいいか? 一票の格差 わかりやすく. ・議員数を増やす ・定期的な見直し ・アダムズ方式 といろいろな解決案があります。 それぞれわかりやすく紹介していきますね。 ・「一票の格差」を解消するため議員数を増やす 「 有権者の多いい地域の議員数を増やせば良いんじゃないの? 」 たしかにそうですね。 先ほど紹介した、ABC地区の例では、C地区の議員数を最終的に4人から5人にすれば一票の格差はなくなります。 たしかにこのやり方でも良いのですが、問題点が1つ。 それは、議員を増やすとそれだけお金がかかること。 なので、簡単に増やすことができないのが現状です。 また、議員を増やすことによって、他の政党が当選しやすくなるデメリットもありますね。 一票の格差を解消するために議員を増やす ↓ 自分の政党以外の議員が増える ↓ 与党から落とされる と、こうなってしまわないように与党は「 今の状態で与党となれるような議員の配分 」を保持しようとします。 その結果、議員数はあまり変わらぬままとなり「一票の格差」が続いてしまう結果となります。 なので、与党はこういった政策にはあまり賛成しない傾向があります。 ・「一票の格差」の定期的な見直し ドイツの場合、総選挙の一年以内に一票の格差を見直します。 この場合、原則として、+25%~-25%が適用されます。 1000人を基準とすると、 +25% 1250人 -25% 750人 最大で、1. 6666…倍、2倍以内に収まっていますね。 ドイツでは人口の変動によって、区割りを見直しますので、「 A地区の人口が減ったから、次の選挙では隣の選挙区に吸収されてしまう 」といったことも実際にはあるようです。 ( 議員数を見直すのではなく、区割りを見直すのは面白いですね) こちらの動画がわかりやすく説明していますので、確認してみてください。(3:00あたりから) こんな感じで目標となる数値が明確化しているといいですね。 ・アダムズ方式 「アダムズ方式」とは、各都道府県の人口比に基いて定数配分を決める方式。 やり方は、 都道府県の人口を一定の数値xで割り、商の小数点以下を切り上げた値を議員数とする方式。 小数点以下を切り上げるので、最低でも一つの地域に一人の議員は生まれます。 言葉だけではむずかしいので、ちょっとやってみますね。 A地区 人口10000人 B地区 人口15000人 C地区 人口30000人 D地区 人口48000人 「人口を一定の数値xで割り」とありますので、ここで x=10000 とします。 A地区 人口10000人÷10000=1.
一票の格差とは?なぜ生まれるのか? | わかりやすい政治入門サイト
5倍以内に収まっている。しかし、是正後の一票の格差も、全体のなかではかなり高い値であることには変わりない。他の回の定数是正を見ても、定数増となったすべての選挙区が是正後も2倍以上の格差となっている。逆に、定数減となった選挙区で一票の格差が2倍以上となったところはない。 中選挙区時代の定数是正は、このように最低限の選挙区のみ動かして倍率を下げることを目的としたものとなっていたのである。この事実から考えると、一票の格差最大値に着目する定数是正は、定数不均衡を抜本的に解決せず、議員一人当たり人口が最多と最少の一部の地域だけ調整して一定値に収めるような安直な「是正」に終始する可能性が高い。 たとえばある県への配分が1. 9倍の状態であったとしても、2倍以内という基準の範囲内であるため是正されず、3議席増やすべきところを1議席増に留めるなどということが起こるだろう。時間が経つにつれ、議員一人当たり人口の最大と最小の近辺に多くの都道府県が集まることになる。 区画審設置法から第3条第2項を削除したことは、一人別枠方式という基準を廃止しただけでなく、基準の設定そのものを廃止し、政治の恣意が紛れ込む余地を生んだという点で、非常に重い意味を持つものなのである。 次回予告 一口に比例配分と言っても簡単ではなく、多様な方式が存在している。そのうちの5つをピックアップして紹介し、実際に配分を行い、グラフを用いて比較する。 参考図書 小選挙区制を導入しているアメリカ、イギリス、カナダなど各国の「区割り」や定数の配分方法について、その基準や具体的手続きなどを詳述した研究書である。恣意的な選挙区割りが作成される「ゲリマンダリング」についても一章を割いている。事例が理解しやすくなるよう、地図を多く掲載している。
一票の格差とは - コトバンク
参議院の力が強くなりすぎた日本の議会制度。「ねじれ」国会による立法過程での混乱や、内閣による政策立案の停滞をもたらしている。一方で、参議院議員選挙の「一票の格差」是正は遅々として進まず、"国民の代表"としての正統性を疑われかねない状況にある。 参議院議員選挙における「一票の格差」を是正するための議論がまったく進捗していない。参議院は格差是正に向け参議院の選挙制度を抜本的に改革するため、2013年9月に「選挙制度の改革に関する検討会」を設置、議論を行ってきた。しかしながら、5月29日、検討会は7回目の会合を開き、参議院の選挙制度改革について結論を出すことなく、議論をいったん打ち切ることを決めた。 mでは「一票の格差と参議院問題」と題して、参議院議員選挙における「一票の格差」の問題に考えるための特集を組んだ。本稿ではなぜこの問題が重要なのか議論したい。 参院選、一票の格差は4. 77倍 参議院議員選挙で我々国民が投じる一票の価値には現在、住んでいる地域によって大きな差=いわゆる「一票の格差」がある。現在、最大の格差は北海道と鳥取県の間に存在する。北海道には約457万人の有権者がおり、4人の議員を選出する。一方、鳥取県は約48万人の有権者がおり、2人の議員を選んでいる。北海道では約144万人あたり1人の議員が、鳥取県では約24万人あたり1人の議員が選出されている。現在、一票の価値の格差は4. 77倍となっている。 2013年7月の参議院議員選挙は、このように一票の価値に著しい格差が存在する中で実施された。この選挙に対しては日本国憲法第14条が定める平等原則に違反しており、無効であるという違憲訴訟が提起された。14年11月に最高裁判所は判決を出し、無効判決は下さなかったものの、「違憲の問題が生ずる程度の著しい不平等状態にあった」という判断を示した。その上で、都道府県の単位で選挙区を設置する方法を改めるなど「現行の選挙制度の仕組み自体の見直しを内容とする立法的措置」によって、不平等の状態を改めることを求めた。 制度改革案、自民の反対で展望見えず すでに最高裁は10年7月の参議院議員選挙に対して提訴された違憲訴訟に対して、同様の判断を示している。この選挙の際には神奈川県と鳥取県の間で最大5倍の格差が存在した。 この判決でも、最高裁は都道府県単位での選挙制度の見直すことで格差の価値を是正することを実質的に求めた。にもかかわらず、国会は弥縫的な是正策を講じたに過ぎなかった。すなわち、国会は12年11月に選挙区定数の配分を見直すために公職選挙法を改正し、福島県と岐阜県の定数を1議席ずつ減らし、2とする一方、神奈川県と大阪府の定数を1つ増やして、8に改めた(いわゆる「4増4減」)。格差是正は進まず、4.
参院の「一票の格差」問題がなぜ重要なのか | Nippon.Com
一票の格差とは・・・何? 選挙のたびによく耳にする「一票の格差」、一票の格差が問題で…なんて聞いたことがあると思います。 「一票の格差」聞いたことはあるけど、意味を以外と知らないのではないでしょうか? 一票の格差 分かりやすく. 「一票の格差」とは、結論から言うと、 有権者が投じる一票の有する価値に見られる格差。 選挙区ごとに発生する一票の重みの不平等のこと。 とはいってもこれだけでは、ちょっとわかりにくいし何が問題なのかも見えてこないですね。 ですが実は、この一票の格差があるせいで、私達の意見が政治に全く反映されない場合があるんです。 もしかすると、「一票の格差」のせいであなたが投じた票は、完全に無視されちゃってるかもしれないんです! これではちょっと残念! なので本日は、その辺をもう少しわかりやすく簡単に紐解いていきますね。 一票の格差とは?簡単にわかりやすく説明 「一票の格差」ですが、実はとっても身近な問題です。 わかりやすく簡単な例を上げてみると、 A地区 1000人 B地区 1200人 C地区 5000人 と有権者の数は、地域によってバラバラ、違いがありますよね。 しかしながら、 選挙において、A地区、B地区、C地区、において一人の当選者しかいないとなると、一票の重みが違ってきます。 これを、一票の格差といいます。 では、次にこの何が問題なのでしょうか? 一票の格差の問題点 地域の人口によって、一票の格差が生まれることはわかったけど、どうしてそれが問題なの? これも一発でわかりやすく問題点を指摘していきますね。 先ほど紹介したA地区、B地区、C地区において、それぞれ1人の議員が有権者の半分の表を獲得して当選したとします。 A地区 1000人 議員1名(500票) B地区 1200人 議員1名(600票) C地区 5000人 議員1名(2500票) それが国会などの議会で法案を通そうとした時、 A地区の議員 z法案に賛成 B地区の議員 z法案に賛成 C地区の議員 z法案に反対 となったとします。 「z法案を最終的に議員の投票で決める」となった時に、 ・賛成 2票 ・反対 1票 となってしまい、z法案が通ってしまいますよね。 有権者の数で言えば、5000人(過半数でも2500人)を抱えるC地区の議員のほうが、A地区、B地区の数を足したものより多いのはあきらか。 ・代表者を出して ・多数決で決める といった方法を取ることで、全体の意見と全く違ったものになってしまいます。 これが、「一票の格差の問題点」です。 「一票の格差」はなぜ違憲なのか?
記事がお気に召しましたらシェアしていただけると嬉しいです [`yahoo` not found] [`evernote` not found] 選挙が近づくと必ずと言っていいほど話題になる「一票の格差」 どういう意味なのだろう?どういった問題があるのか? いくつか問題があるが、まずは一票の格差の意味のイメージをつかんでおこう。 一票の格差のイメージ 以下の例を見ながらイメージをつかんでほしい。 A町:人口(有権者数)10人 若者1人 高齢者9人 →6票獲得すれば当選確実 B町:人口(有権者数)10000人 若者4000人 高齢者6000人 →5001票獲得すれば当選確実 A町の場合は有権者数が少ないので、少ない票で当選できるが、 B町は有権者数が多いので、たくさんの票を獲得しなければ当選できない。 これではA 町の一票は B 町の一票の 1000 倍の価値があることになってしまう! つまり、 選挙を行ったとき、異なる選挙区の間に生じた一票の価値の差 これが一票の格差だ。 スポンサードリンク 一票の格差の問題1 B町では2000票もらったのに落選する人がいる一方で A町では6票で当選するということが起こる。 明らかにB町で落選した人のほうがA町の人より票を稼いでいる。 この結果の何がいけないのだろう?