あおざくら防衛大学校物語 第7話「部屋長サカキ」感想 - 防衛大学校(防大):日本一厳しい大学での士官候補生たちの日常
!ご、ごめん自分でなんとかするよ!」 近藤「そうか…」 近藤が非常にイライラして余裕が全くなくなっています。 近藤(こんな勉学でもないことを…) (部屋長、サブ長、先輩達…いったい何を考えているんだ?) (分からないことはオレに聞けって言った松平先輩…) (入校式後からというもの ないがあったのか、やたら死んでいるし…) 反省文を書きつつ、近藤がモンモンとしています。 こうして読むと何度も「先輩」という単語が出てきているので 確かに…防大を知っている人には違和感がありそうです。 そして近藤の対番学生である松平が確かに全然登場しませんね。 「あおざくら」の漫画の中では、近藤は松平がクタクタになっている 原因というか理由を知らない描写になっていますが、 実際は、そんな事は絶対にない そうです。 この時期は二学年は「 地獄のカッター訓練 」の超特訓の時期です。 それを知らない防衛大生なんて…いるハズがありません。^^; ※カッター訓練については、後日、防大生の生活のところで詳しく書きます。 それと、例え二学年が地獄のカッター訓練期間であったとしても 自分の対番の面倒をみないという事は有り得ない ので (※そんな事をすれば二学年が上級生にシバかれる) 今回の近藤のような場面では、アドバイスをくれたり助けてくれるはずです。 「あおざくら」の中では、漫画としてのお話しの進める都合だと思いますが 対番学生が、新入生である一学年の助けに全くと言ってよい程に入っていませんが、 実際には、そんな事はなくて 対番はちゃんと助けてくれる そうです! だから… 防衛大への進学を目指している皆さま、その点は安心して下さいね♪ あ、でも、かといって… 自分ができなかった事に対する 反省文が減るわけではない です。 …それは、それ。です。^^; 悶々としていた近藤が…とうとうキレました。 近藤「部屋長~」 ●近藤を見て「よせよ!」と止めに入る原田と沖田 近藤「坂木部屋長 質問があります。」 「…略… 自分には理由が分からないのですが、一体何のためにやらされているのでしょうか?」 原田(バッカ… 殺されるぞ) 坂木「自分で考えろ……と言いたいところだが、いいだろう教えてやるよ。」 「一学年共全員立て!他のヤツらにも教えてやる。」 「気合いを入れるため上着脱いでイスに座れ。」 一学年(なぜ脱ぐ?気合い?)
- 二階堂ヒカル「あおざくら防衛大学校物語」 | 少年サンデー
- 『あおざくら 防衛大学校物語 11巻』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター
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二階堂ヒカル「あおざくら防衛大学校物語」 | 少年サンデー
プロ野球選手が名門高校の野球部時代を振り返ったりすると、こんな気持ちになるんじゃないでしょうか? 厳しさを経験することは本当に大切で、その時は辛いけど、確実に自分の器は大きくなるんですよね。 どこにいくかは大した問題じゃねえ。行った先で何ができるかが重要なんだ。歯痒さなんてドブに捨てろ。やるべきことをやって結果を出せば、自分を納得させられる。 単行本16巻 希望した要員になれなかった近藤に向けた一言。 「やるべきことをやって結果を出せば、自分を納得させられる」というのは本当にその通り。 どんな状況でも自分がどう考えるかで、充足感は変わってくる気がします。 人を指揮する幹部自衛官を目指す以上、これからはより一層、国の平和を守るため、自分以外の誰かのことを考え、悩める人間にならねばならない。 18巻179話 西脇の名言 近藤が防衛大学校に入学した1年時前期のサブ部屋長。 後輩の面倒見が良く、とにかく優しい。 家庭の事情のためそこまで国防に熱い思いを抱いている様子ではなかったが故に、超厳しくせねばならんとオマエには涙を飲んで、辛く当たってきたのだ。 単行本4巻 なぜ彼らが応援のため運動部以上の厳しい練習をするか分かるか?それは彼らが応援するものは応援される者よりも、努力をしていないといけないという信念があるからだ。 単行本3巻 自分のためではなく誰かのために努力する。それが男を磨くってことじゃないか? 『あおざくら 防衛大学校物語 11巻』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター. 男は黙って諭吉!!男が細かいことばかり気にするな!! 西脇の名言は熱いものが多いですよね。 特に応援団への入部を迷う原田に対してかけた一言。 「応援するものは応援される者よりも、努力をしていないといけない」 という件は考えさせられました。 この台詞はとても印象に残っていて、よくよく考えるとすごく深い信念だと思います。 あと、募金箱に1万円札を入れながら放った一言。 「男は黙って諭吉!」 大学生でこんなことが当たり前にできるのは凄い(笑)。 真っ直ぐな性格の西脇らしい名言集です。 土方の名言 学力、身体能力が高い出来っ子で、高いレベルでの行動や心構えを仲間にも求める。 近藤のライバル的存在。 皆を引っ張れる本当のリーダーとは何だ?皆の状況を掌握し、スケジュールを組み、いざという時に決断して勝利へ導ける者だろう?前線で戦わなければいけない部下に対してならともかく、同じ立場であるオマエらになぜ情けをかける必要がある?
『あおざくら 防衛大学校物語 11巻』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター
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リーダーになる人におすすめの漫画!あおざくらの名言まとめ! – ストライクアップ通信
部屋長… サブ長…」 原田「何してるんスか! ?」 坂木「毛布の畳み方が甘ぇーんだよ!」 「もう一度 しっかり畳み直せ! !」 「整頓不良ォ!」 「テメェら対番の先輩に 何教わったんだ! ?」 ●ここで坂木が誰かのロッカーの扉に手をかける… 坂木「おいィ! !」 「誰のロッカーだ カギがかかってねぇーじゃねぇか!」 「不用心にもホドがあるぞォ! !」 唖然として見ている一学年(ああっ…) (中身まで出さなくてもォ……) 部屋の中が部屋長の坂木とサブ長の西脇によってぐちゃぐちゃにされ 鍵がかかっていなかったロッカーの中身も全部出された様子。 一部のベッドは本体が横向きに倒されていて酷い有様です… これについても防大生に聞いてみたのですが… 「あぁ、これはあるね」 とアッサリ肯定されました。^^; 因みにロッカーに鍵をキチンとかけていないのは大変な事だそうです。 絶対に鍵のかけ忘れをしてはならない! というのは、防衛大学に限らず自衛隊全体での「 基本中の基本 」なので こんな風に中身を全部出されても仕方がない…との事です。 坂木「朝礼に間に合うように片付けろォ! 二階堂ヒカル「あおざくら防衛大学校物語」 | 少年サンデー. !」 「テメェらが外でノロノロしてっから あと15分だぞ。」 「見といてやるから しっかりやれ! !」 ●一生懸命に片付けをする一学年 坂木「テメェ 片付ける順番考えろ!! !」 「廊下に出たものから片付けねぇと、誰かの迷惑になるだろう!」 一学年「はっ…はい!」 ●靴を整理しているとサブ長が… 西脇「角度だけじゃない ヒモの向きもだ!」 「目を降ろして揃ってなければ気持ち悪いだろうが! !」 坂木「 居は気を移す 、部屋の中は常の整理整頓を心がけろ! !」 部屋の外にも出される事があるのも…本当の事のようです。 にしても…これだけの物を短時間で片付けるのは大変そうです。 しかし、 有事の際の自衛隊はとにかく何でも素早い行動が求められる 事を考えれば… まぁこれも訓練の一環と言いますか、 必要なスキル のひとつ と言えそうです。 部屋の一学年全員で必死に片付けを終わり… 全員が「ハァ…ハァ…」となっています。 ●キチンとできているか確認中の坂木部屋長 坂木「息上がってんじゃねーよ。」 「チッ… あと5分か…」 「10分前にできるようにしろ。」 10分間で、あれだけグチャグチャになっていた部屋を片付けだけで 結構スゴイと思いましたが…更に5分間でできるようになれ!
●上着を脱いで上半身が裸になった近藤達がイスに座ろうとすると… 坂木「そこじゃねぇよ。」 「何買ってにそれに座ろうとしてんだよ。」 「別のイスだよ!」 近藤「別のイス?」 坂木「そこにあるだろ。 空気のイス がよ! !」 最後の説明文… ■部屋長、激オコ!? 次号、地獄の巻頭C!! また出ましたね~「空気イス! !」^^; 空気イスの解説は第3回の「お客様」の中の感想記事と 防大の用語集のほうにも書いているので、今回は省きますね。 <今回の主な防大・自衛隊の言葉> ●「飛ぶ」「飛ばされる」 整理整頓ができていない事などを理由に、ベッドやロッカーの中身が グチャグチャにされてしまう事。 ●整頓不良(せいとんふりょう) 少しでも!僅かでも!毛布やシーツなどの畳み方が悪いとこう言われる。 ベッドが飛ぶ主な原因となる。 ●一斉喫食(いっせいきっしょく) 防衛大学で全学年が一緒に昼食を食べる事。 一斉喫食の準備は一学年の仕事。 ●上メシ(じょうメシ)・ベチャメシ 上メシは上級生が食べる「美味しく炊けている部分のご飯」のこと ベチャメシは、炊いたご飯のムラの為にベチャベチャになった部分。 ベチャメシは一学年が食べる。 ●反省文(はんせいぶん) 上級生に何か不備を指摘された後に書かなければならない反省文 ※詳しくは「防大用語」のページにて解説 以上… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (※二階堂ヒカル先生の連載漫画) の、かなり自分勝手な独断的な感想記事でした。^^