一般名処方とは 病院
Q:いつもともらう薬は同じなのに、処方せんに書かれている薬の名前が変わったのですが A:病院や診療所を受診して薬が出る場合、処方せんをもらいますよね。処方せんには「商品名」で薬が書かれている場合と、「一般名」で書かれている場合があります。薬の名前が変わったのは「商品名」でなく、「一般名」で書かれるようになったためです。 商品名とは、一つひとつの薬に製薬企業が名前をつけたもので、一般名とは、くすりの主成分のことを言います。たとえば、胃炎や胃潰瘍などに使われている 薬に「ガスター」「ガモファー」などがあります。商品名は違っても同じ成分・効能の薬ですから、どちらも一般名は同じで「ファモチジン」と言います。 Q:患者にとってのメリットは? A:先ほどの例をもとに説明すると、「ガスター」は先発医薬品と言って、製品の開発費用が価格に含まれており、薬の価格が高くなります。先発医薬品は承認から約20~25年間、特許で守られ、独占的な販売ができます。 これに対し、「ガモファー」は後発医薬品(ジェネリック医薬品)と呼ばれるものです。先発医薬品の特許期間が切れた後に、同じ成分を使って製造されたものなので、開発費用がかからない分、先発医薬品より安くすみます。 つまり、患者さんの負担も後発医薬品を使用した方が軽くすみます。「一般名」で書かれた処方せんを受け取った薬剤師は、先発医薬品と同じ主成分・効能の薬剤であれば、患者さんと相談して経済的負担が軽くなる後発医薬品を調剤できるわけです。 Q:「商品名」の処方せんの場合は、その薬しか患者は受け取れないのですか? A:そんなことはありません。同じ成分・効能の薬であることや、副作用などについて説明し、患者さんの了解を得た上で、薬剤師は後発医薬品を調剤することができます。 しかし、商品名で処方せんを出している病院・診療所も多く、「変更不可」(その薬しか調剤できない)となっていることが多々あります。一般名処方は、このような現状を改善し、後発医薬品の使用を促進するために、おこなわれているものです。 日本では、後発医薬品の使用量が少なく、患者さんの負担も重たくなっています。そこで後発医薬品の使用を促進しようと、今年4月から診療報酬(医薬品や 医療行為などに対する医療保険上の支払い)でも、一般名処方が位置づけられ、普及促進がはかられています(一般名処方加算)。 読者のみなさんも一般名処方、後発医薬品の普及にご協力をお願いします。 いつでも元気 2013.
一般名処方とは? 厚生労働省
これは薬局での調剤ミスを防ぐためだと思うし、あとは、医者自身と病院スタッフが一般名処方にすると何がなんだかわからなくなるからです。 まさか、一般名処方箋を医者がいちいち記載してるなんておもってないですよね?
よくある Q & A 各コンサルティングの開業・経営などについて、 よくお寄せ頂く質問と回答をご案内しております。 一般名処方 一般名処方をする際、どのように記載しなければならないのでしょうか? 2012-04-23 00:00:00 一般名処方の記載方法は、【般】+「一般的名称」+「剤形」+「含量」となります。 厚労省では以下の専用サイトで、一般名処方の記載方法と、主な(全てではない)一般名処方の名称リストを掲載しています。このリストは書き方の例示として参考にできます。 (平成24年4月23日追記) なお、平成24年4月20日に示された疑義解釈その2によれば、【般】の表記は必須ではないと明示されています。 また、一般名処方で処方した場合には、その旨のカルテ記載が記録として必要になります。記載内容は、一般名または一般名がわかる製品名のいずれかの記載が必要です。 薬局から情報提供される実際に調剤した薬剤の銘柄名はカルテへの記載義務はありません。