読書感想文の書き出し・書き始め【中学・高校生向け】書き方と例文6つ - 空から降りて
2018/5/20 学校行事 読書感想文 は夏休みの宿題のなかでも最大の課題、ラスボスといってもいいでしょう。 1200字とか2000字とか言われても途方もない分量に感じてしまいますね。 原稿用紙を前に何も書けずに時間ばかりが過ぎていき、困り果てている人も多いのではないでしょうか。 読書感想文って、いざ書こうとすると、 何を書けばいいのか、どう書いていいのか、 わからないものですよね。 特に最初の「 書き出し 」の部分・・・、コレ、一番の悩みどころではないでしょうか。 書き始め で躓くと2時間くらいあっという間に過ぎてしまいます。 そこで今回は、読書感想文の「書き出し」がスムーズに書けてしまう究極の方法 ( 書き方とコツ ) を具体的な 例文 とともにご紹介いたします。 読書感想文の書き出し 中学生向け! まずは、読者感想文の構成を確認します。 読書感想文は、以下の3つのパート(段落)から構成されます。 ① はじめ ② 中身 ③ まとめ このうちの "①はじめ" にあたるところが「 書き出し 」や「 出だし 」 といわれる部分ですが、具体的には、どのように書き始めればよいのでしょうか。 読書感想文の書き出しにはいくつかのパターンが存在します。 まずは、以下の「書き出しパターン」の中から、その後に書こうと思っている内容に繋げやすいパターンを選んでいきましょう。 読書感想文の書き出しパターン A 本の題名についてふれ、そこから書き始める。 B 本文を引用して書き出す。 C その本を読んだ「きっかけ」から書き始める。 D 「自分が一番印象に残ったことは何か」から書き始める。 E 本を読んで新たに気づいたことや、興味・関心を持ったことから書きだす。 F 主人公の境遇や気持ちを自分に置き換えてみる形で書き出す。 G 自分が疑問に感じたことから書き出す。 H 自分の体験から書き出す。 書き出しは、その後に展開しようとしている内容の前振りにあたる部分になりますので、②の中身へスムーズに繋げていくことを念頭に置くことが大切です。 では、以下で、上記のA~Hのパターンの具体的な 書き出しの例 を見ていきましょう。 読書感想文の書き出しの例 中学生向け!
それと同じで、感想文もおおまかな流れを決めるだけで、 楽に仕上げることが出来るんです。 構成は次のパターンが簡単でオススメです。 書き出し 簡単なあらすじ 自分の気持や体験と比較して考えたこと・感じたこと 今後への展開 この構成の順に書いていけば、きちんと起承転結のある感想文がしあがります( ̄ー ̄)bグッ! 読書感想文をもう少し楽に書きたい人は、下の記事も合わせて読んでみてください。 原稿用紙5枚!最後の1枚が書けないを防ぐ簡単な方法はコレ! 読書感想文を5枚も書くなんてムリ!せっかく書いたのに、最後で文字数が足りなくなった!そんな悩みを解決する、書きはじめる前の超簡単な準備をお伝えします。 では、構成についてお伝えしたところで、 つぎから、書き出しのコツについてお伝えしますよ。 [ad] 感想文は書き出しで決まる? 何気なく書いちゃう読書感想文の書き出しですが、 じつは、コレで 感想文の印象が決まる と言ってもいいくらいなんですよ。 わかりやすく言えば、映画の宣伝のようなものです。 あの短い時間に、どれだけ人の興味を惹きつけるかが大切ですよね。 読書感想文も同じなんです。 最初の数行で、ググッっと読み手を引き込むことができるかどうかが、 ポイントなんですよ( ̄ー ̄)bグッ! なので、出し惜しみすることなく、 バ--ンっと派手に決めちゃうのがコツです。 僕は、◯◯という本を読みました。 この本は、◆◆という主人公が・・・・ なんて、ありがちなパターンは卒業しましょう♪ 「派手にって言ったってさ、どうしたらいいわけ?」 うんうん、その疑問はもっともです。 管理人のオススメの書き出しのパターンはこの2つです。 オススメ書き出しパターン 一番印象に残ったセリフを使う 自分が感じた気持をストレートに書く この2つのパータンを使うと、スムーズな文章の流れを作りやすくなるので、 普段、書くのが苦手な人にもオススメの書き出しです。 なぜ、この2つをオススメするのか、その理由を次から詳しく説明しますね。 オススメの書き出しの例 まずは、それぞれのパターンの書き出しの例を、いくつかあげてみます。 印象に残ったセリフを使う 「オレだってやれる!」その言葉が目に飛び込んできた時、自分の身体が熱くなった。 さぁ、ラストチャンスだ、いくぞ!」その言葉が僕の心にズシンと響いた。 自分の気持を書く この本を読まなきゃよかった・・・ 人を好きになるって、面倒だけど、いいなぁ どうですか?
などを確認して、修正します。 中学生の読書感想文の題材におすすめの本は? 中学生を主人公にした本 中学生を主人公にした本であれば、感情移入しやすく、自分との対比もしやすいですね。 『エイジ』 著者:重松 清 『西の魔女が死んだ』 著者:梨木 香歩 『リリース』 著者:草野 たき 『14歳』 著者:千原 ジュニア 一人称で進む本 「僕」や「私」の視点で書かれた本は、主人公が考えている事が分かりやすいですよ。 『夏の庭』 著者:湯本香樹実 『こころ』 著者:夏目漱石 『アンネの日記』 著者:アンネフランク ほかにも、 自伝モノ、ドキュメンタリー、歴史小説 などは、書きやすい本と言えます。 逆に書きにくい本は、極端に文字の少ない本です。 短時間で読めるので読書が苦手な人が飛びついてしまいがちですが、文字が少ない分、読解力や感受性、書く力が試されてしまいます。 書き方のポイントに沿ってはじめてみましょう 【関連記事】 ● 芥川賞と直木賞の違い。ダブル受賞や賞金は?どちらがすごい? ● 読書感想文の書き方【小学生編(低学年・高学年)】おすすめ本は? ● エッセイの意味と書き方。コラムとの違いは?上手に書くコツは? 中学生の読書感想文の書き方についてお送りしました。 読書感想文の書き方のポイントは、3つありましたね。 ・ あらすじの説明に終始しない。 ・ メモを活用して、書きたいことを整理してから書く。 ・ 全体の構成を考えてから書き始める。 書き出しのコツや構成の基本などもご紹介しましたから、参考にしてみてくださいね。