四 十 肩 筋 トレ
6g以上 のタンパク質を摂りたい。しかし、肉類や魚介類といったタンパク源には、少なからず脂質が含まれる。食事からタンパク質を増やそうとすると、脂質の摂取量も増えるというジレンマがある。 このジレンマを解決するために利用したいのが、 プロテイン 。牛乳などを原料に精製したパウダー状のタンパク質サプリだ。 低脂質 でタンパク質を効率的に摂れるのが特徴。とくに牛乳を原料とした「ホエイプロテイン」に豊富な ロイシン という必須アミノ酸には、タンパク質の合成スイッチをオンにする働きがある。 プロテインの摂取タイミングは、 食間 と 筋トレ直後 。食間で空腹を感じるときは、エネルギー源として筋肉のタンパク質が分解されている恐れがある。そして筋トレ直後は、筋肉の合成が盛んだ。プロテインで筋肉の分解を抑えて、合成を促そう。 取材・文/井上健二 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾 イラストレーション/イオクサツキ 取材協力/清水忍(IPF) 初出『Tarzan』No. 801・2020年12月17日発売
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肩の中央を鍛えるためのダンベルトレーニング
三角筋中部を鍛えるトレーニングも豊富にあるが、ここではメジャーなサイドレイズとダンベルアップライトロウを紹介する。
サイドレイズ
ダンベルを肩の高さまで左右に広げるトレーニングで、三角筋中部を集中的に鍛えられる。サイドレイズではダンベルを下ろす動作も重要になるので、少し軽めのダンベルを使うのがおすすめだ。1日の目標は10回×3セットにするとよい。
足は肩幅程度に広げて立ち、太ももの両脇にダンベルを構える
手のひらを地面のほうに向けながら左右にダンベルを持ち上げる
手首を返さないように注意しつつ、肩の高さまでダンベルを上げる
ゆっくりとダンベルの重さに耐えながら元の位置に戻す
ダンベルアップライトロウ
ダンベルをあごの下まで引き上げるトレーニングで、三角筋中部などを鍛えることができる。意識する筋肉により筋トレ効果が変わるため、中部を鍛えたい場合は左右に張り出すように持ち上げるのがコツだ。こちらも1日に10回×3セットを目安に取り組もう。
足は肩幅程度に広げて立ち、ダンベルは順手で握っておく
ダンベルがあごの下に来るように、肘を外に曲げながら持ち上げる
あごの下まで持ち上げても、顔は真正面を向けておく
ゆっくりとダンベルを太ももの高さまで戻す
4. 肩の後ろ側を鍛えるためのダンベルトレーニング
三角筋後部はショルダープレスやアップライトロウで鍛えられるが、より集中的に鍛えたいならリアレイズに挑戦するのがよい。
リアレイズ
前傾に少し屈んだ状態でダンベルを左右に持ち上げるトレーニングで、三角筋後部を集中的に鍛えることができる。肩甲骨を寄せすぎると負荷が広背筋や僧帽筋(そうぼうきん)に逃げてしまうので、筋肉の刺激を意識することが重要だ。1日10回×3セットを行おう。
足は肩幅程度に開いておき、上半身は背筋を伸ばしたまま前傾にする
膝の前で構えておいたダンベルをゆっくりと左右に持ち上げる
肩よりも少し高いくらいまで上げて三角筋後部を刺激する
ゆっくりと元の高さまでダンベルを戻す
5. 肩のトレーニングに使うダンベルの重さはどれくらい? 肩のダンベルトレーニングに使うウエイトの重量は、筋トレ初心者であれば片方2~4kg程度でよいだろう。最初から高負荷のダンベルを使ってしまうと、フォームが崩れたり、身体を壊したりする原因になる。最初は軽めのダンベルを選び、少しずつダンベルの重さを調節するとよい。そのときは10回程度上げられるくらいにするのがおすすめだ。 また、自分に合ったダンベルの重さが分からなければ、重量を調節できる「可変式のダンベル」を選ぶとよい。重量が一定の固定式ダンベルと異なり、可変式ダンベルではプレートの枚数を調節することで重さを数キロ単位で変更できる。トレーニング内容や自分のレベルに合わせて変更できるのでおすすめだ。
男性らしいふくらみのある肩を作るには、前部・中部・後部それぞれに合わせた筋トレを行うのが重要になる。ダンベルトレーニングではそれぞれをピンポイントに鍛えることができるので、鍛えたい筋肉に合わせたトレーニングに取り組むとよいだろう。
公開日: 2020年6月28日
更新日: 2021年3月 3日
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