辻村 深 月 読む 順番
【文・くりすちな】 ※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。 ※2021年7月4日時点の情報です。
辻村深月 読む順番 講談社
恩田陸「理瀬シリーズ」は全寮制の学園に転入してきた水野理瀬が、不可思議な事件の謎を解いていくという人気シリーズ。 そんな恩田陸さんの「理瀬シリーズ」の読む順番を紹介いたします! 恩田陸「理瀬シリーズ」読む順番 本編5作、外伝3作の8作が刊行されています。 おすすめの読む順番としても刊行順が一番良いので、順番に紹介していきます。 ただし理瀬本人が登場しない作品もあります。また、外伝的な作品もありますので、そちらは分けて紹介します。 一覧は以下になります。 それでは、あらすじも含めて順番に見ていきましょう。 1. 『三月は深き紅の淵を』 (1997年) 短編集 講談社 <あらすじ> 鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に二泊三日の招待を受けた。 彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、十年以上探しても見つからない稀覯本『三月は深き紅の淵を』の話。 たった一人にたった一晩だけ貸すことが許された本をめぐる珠玉のミステリー。 あらすじを読んで「あれ?」と思われた方もいるはず。 実はこの作品は全四章から成っており、各章は『三月は深き紅の淵を』という小説に関する物語という部分のみ共通で、独立した話になっています。 水野理瀬が登場するのは第四章「回転木馬」。 こちらを読んだうえで次の長編に臨むと良いでしょう。 2. 【2021年7月】Netflix(ネットフリックス)で配信中のオススメ映画31本!映画ファンから高評価を集める作品を紹介 | FILMAGA(フィルマガ). 『麦の海に沈む果実』 (2000 年) 講談社 <あらすじ> 三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。 二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは? この世の「不思議」でいっぱいの物語。 2作目が理瀬メインの長編小説です。 さすが恩田さんということで、ぐいぐいと読ませる展開と心に迫ってくる描写が、とても魅力的な作品です。 3. 『黒と茶の幻想』 (2001 年) 講談社 <あらすじ> 太古の森をいだく島へ―学生時代の同窓生だった男女四人は、俗世と隔絶された目的地を目指す。 過去を取り戻す旅は、ある夜を境に消息を絶った共通の知人、梶原憂理を浮かび上がらせる。あまりにも美しかった女の影は、十数年を経た今でも各人の胸に深く刻み込まれていた。 「美しい謎」に満ちた切ない物語。 こちらもあらすじで「あれ?」かと思います。 本作では理瀬は回想シーンのみの登場となりますが、重要な役割を担っています。シリーズを読破するなら本作も読んでおいたほうが良いでしょう。 ただ上下巻と長いので、無理に読まなくても良いかなとは思います。気になる方はぜひ。 4.