サンデーまんが家Backstage|畑 健二郎 Vol.433
『ハヤテのごとく!』は両親が1億5000万円の借金を押し付けて蒸発し、ヤクザに売られて路頭に迷った高校生・ 綾崎ハヤテ が主人公のラブコメです。 ハヤテは最後の手段として誘拐と身代金要求を思いつきますが、ターゲットにした女の子は大金持ち三千院家の1人娘 ナギ でした。 「君が欲しい」と誘拐にしてはキザなセリフを言ったためナギには告白と誤解され、持ち前の誠実さのせいで誘拐は上手くいかず、他の誘拐犯にナギを連れ去られてしまいます。 そしてハヤテは誘拐犯からナギを救い出し、ナギに気に入られたことで、 三千院家の新しい執事に任命される という勘違いから始まる すれ違いラブコメディ です。 サンデーうぇぶり SHOGAKUKAN INC. 無料 posted with アプリーチ 『ハヤテのごとく!』主な登場人物紹介!
西沢さん、ヒナギクのサブヒロイン意地に対して 死に場所すら与えられなかった他の面子 である。個人的に瀬川さんは成仏して欲しかった気がしないでもない。 瀬川泉 結局のところ、西沢さんとヒナギクはまだ恵まれてた。 ちゃんと死ねたし。対して死に場所すらなかったサブヒロインたちよ…。 こんなの武士に死に場所を与えないようなもんじゃないですか。ヤムチャにやられ場所を与えないようなもんじゃん。天津飯に「置いてきた」されちゃうようなもんじゃんか。 ちょっと悲しすぎるでしょ! やったね!ナギ様大勝利! ナギ様… ここまでぐちぐち文句を言ってたが、この結末には、万感の想いを込めて惜しみない拍手を贈りたいです。パチパチパチ。 やったね!ナギちゃん大勝利! である。くぅー。感無量という他無い。( ハヤ太くんは2年間もストーカーしてたのだろうか )。 2年経過して、何でもひとりで出来るようになったナギ様には( 胸がパワーアップしてることも含め )、一抹の寂しさも覚えたものの、やはりこのラストは13年間も待ち望んでいたものであり最高の結末でしょう。 ハヤテに着てる服もあれですよね。 1話とまったく同じ安っぽいコート です。あえて1話を踏襲する演出もニクイね。紆余曲折あって1話の続きが最終回ともいえるね。いや、 最終回の続きが1話 と言ったほうがいいのか。 君に…話したいことがあるんだ。 僕は…君が欲しいんだ。(恋人として) こうやろうなぁ(しみじみと)。 誤解からはじまってマジコイになるは、ある意味『うる星やつら』から続く伝統でもあり、それをきちっと完結させたハヤテとナギ様には感動もひとしおなり。 改蔵ラスト1ページを彷彿させる 改蔵ラスト / ハヤテラスト いやはやそれにしてもね。『ハヤテのごとく!』最終ページを見て、主人公とヒロインが手を繋ぐ後ろ姿って構図がね…。 『かってに改蔵』最終ページを思い出した のは自分だけではないでしょう。そもそも、初期から羅列やパロディネタは師匠譲りでしたしね。 あえて、改蔵のラストをデジャブらせたのではないかとすら思うラストでした。もちろん、夢じゃありません。これが現実の最期!とても良いラストやで! いや、まあ正確には久米田師匠リスペクトというよりもサンデーの伝統というか 高橋留美子最終回のラストページを踏襲してる ってのが正確なのかもしれません。 高橋留美子遺伝子やで!
あのライブがなかったらヒナギクが 一人駆けてくシーンで終わるとこだった。 危ない、危ない。 おかげでヒナギクに関しても 納得のいくラストが描けたので 本当に良かったです。 伊藤静さん、本当にありがとうございました!
『らんま1/2』もこのパターンです。ま、『めぞん一刻』のラストは正確には違うのですが、主人公とヒロインが2人並んで後姿を読者が見送るようなラストは墓参りだったので。あえて言いたい!これこそがサンデーのDNAであると。 2人は永久に不滅である と主張するようなラストですからね。 もちろん、高橋留美子先生は今でも現役ですが、はっきり言って 自分のDNAを『犬夜叉』から放棄して しまっている( 個人の意見でーす )。あえて、『ハヤテのごとく!』を評するならば、昔懐かしの高橋留美子的な「可愛い女の子たちとのハチャメチャで賑やかなドタバタコメディ」を正当に受け継いでいたというものでした(個人の意見な)。 だからこそ、このラスト1ページに猛烈に俺は感動している!
※前編はこちら ・ハヤテのごとく! #41~52 愛と流血の執事コメディー ここに完結-‼ 庭城の中で、ハヤテとナギを待ち受ける運命とは… そして、ヒナギク、西沢、マリアたちのそれぞれの想いが重なり、物語はクライマックスへ- 全国民必読の最終巻! 愛と! 流血の‼執事コメディー!!!