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この記事を全文読むには、ログインする必要があります。 札幌市は、冊子『札幌市の図書館2021』を発行した。市内図書館の概要や令和2年度における開館日数・登録者数・蔵書冊数などの統計資料をまとめている。 冊子は、①図書館概要②統計③普及事業... (札幌市 2021-08-03付) その他の記事( 札幌市) 環境問題は自分事 札幌清田高 SDGs講演 市立札幌清田高校(黒宮裕久校長)は7月26日、同校で1年生を対象にSDGs(持続可能な開発目標)に関する講演会を開いた。グローバルコースと普通コース合わせて43人が参加。札幌市環境局環境政... (2021-08-05) 全て読む
札幌市図書情報館 ニュース
2020年11月16日、鹿児島市が、鹿児島市立まちなか図書館(仮称)におけるサウンディング型市場調査の結果を発表しています。 同市では、天文館地区に整備予定の再開発ビル内に既存の市立図書館とは別に中心市街地のにぎわい創出にもつながる新たな図書館を整備することとし、2019年12月には「鹿児島市立まちなか図書館(仮称)基本計画」を策定しています。 2020年度は、同計画に基づき「鹿児島市立まちなか図書館(仮称)サービス計画」等の検討を行っており、今回のサウンディング型市場調査は、その一環として実施したものです。 鹿児島市立まちなか図書館(仮称)におけるサウンディング型市場調査の結果(鹿児島市, 2020/11/16) 鹿児島市立まちなか図書館(仮称)におけるサウンディング型市場調査結果概要 [PDF:210KB] 参考: 鹿児島市、「鹿児島市立まちなか図書館(仮称)基本計画(素案)」を公表:パブリックコメントを実施中 Posted 2019年8月23日 【イベント】まちなか図書館(仮称)シンポジウム (8/6・愛知) Posted 2016年6月30日
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札幌市民交流プラザ SCARTSコートを配信スタジオから、18日(日)はリアルイベント会場に!
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PDFファイル カレントアウェアネス No. 340 2019年6月20日 CA1953 「 常識のカバーをはずそう」 ~札幌市図書・情報館が変えたこと、変えなかったこと~ 札幌市図書・情報館:淺野隆夫(あさのたかお) 1. なりたち 札幌市図書・情報館 (1) は、札幌の中心市街地に建てられた「札幌市民交流プラザ」の一角にあり、オペラも開かれる札幌文化芸術劇場(hitaru)、文化活動を支える札幌文化芸術交流センター(SCARTS)と併せ、2018年10月7日にオープンした。 札幌には既に蔵書83万冊の中央図書館があるが、市の中心部からは交通機関を使っても30分はかかる。ゆえに、気軽に立ち寄れるまちなかの図書館は待望の施設ではあったが、再開発ビルゆえの制限が多く、選択と工夫が連続する準備期間だった (2) 。 特に延べ面積は、全体でも1, 500㎡程度、通常の図書館では重要視される閉架などのバックヤードは用意する余裕がないところからの苦しいスタートだった。 この立地は、商業施設やオフィスが密集し、時計台にも近く、働く人々やビジネス・観光で札幌を訪れる人たちが特に多いエリアである。その地域性や、働いている人がさほどアクティブな図書館利用者ではない状況の中でのユーザー層の拡大方策も併せ考えていく中で、「都心に集う主に大人を対象に「札幌の魅力や街の情報」「ビジネスや様々な課題解決に役立つ情報」を提供」する課題解決型図書館というコンセプトが生まれた (3) 。 さらに資料のテーマと規模をWork(仕事に役立つ)目標2. 札幌市図書情報館座席予約. 5万冊、Life(暮らしを助ける)目標1万冊、そして、劇場との連携の中でArt(芸術に触れる)目標5, 000冊に絞り、文学や児童書、絵本のコーナーを置かないなど、サービスの内容を厳選する代わりに質を高めていくこととした。 2.
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いま、政府や地方公共団体の仕事の進め方を根本的に見直し、より効果的で効率的なものに変える、「エビデンスに基づく政策立案(Evidence-Based Policy Making:EBPM)」と呼ばれる考え方が注目されています。EBPMは、「統計データや各種指標など、客観的エビデンス(根拠や証拠)を基にして、政策の決定や実行を効果的・効率的に行うこと」と定義できます。 本セミナーでは、図書館経営においても客観的なエビデンスを基にした意思決定を行うことの重要性や将来の可能性について、ご参加の皆様とともに考えていきたいと思います。 セミナーの中では、札幌市図書・情報館様のご協力をいただいて「利用者が手に取った本」のデータを分析した結果をご紹介しながら、前館長の淺野様とともにエビデンスから得られた気づきや、今後のサービスへの活かし方等についてディスカッションします。 また、データ活用の目的やアイデア、データを充実させる方法とその課題等について、ご参加の皆様のとともに考えていきたいと思います。チャット機能を使って自由に質問したり発言していただくことができますので、たくさんのご意見をお待ちしております。
(恋愛の棚)」などである。 加えて、本棚の一部に磁石で着脱可能な赤い枠で囲んだコーナーを設け、ハコニワと呼んでいる。ここには旬のトピックや好奇心をかき立てるテーマを決めて期間限定で並べている。 これらの工夫によって、これまで関わりのなかった本や分野にも興味を持ってもらったり、知識の広がりを感じたりしてもらいたい、これが司書の一番の願いである。 図4 ハコニワ「女性がただただ普通に働ける社会」 6. そして、何が起こったか 開館前の予想利用者数は年間30万人であったが、開館日に1万人の入場があって以降、開館から約半年、途切れず日に3, 000人程度の利用者を数えており、このままでいくと予想の3倍、年間100万人に届きそうな勢いを、このたった1, 500㎡の図書館は持っている。 実際、利用者からは「ここができたおかげで本の世界に戻ってきました」という声をよく聞く。そして実際に夜間の時間帯はビジネスパーソンを中心に予約席が満席になるが、予想外に午後の時間帯も一般の利用者で満席になることも多い。 出版不況が叫ばれる現在ではあるが、司書のキュレーション力を効かせ、手に取りやすいように並べ、快適な空間を保つことで、まだまだ日本の出版物がこれほどのファンを集めることがわかった。 先日、市内の大手書店の店長さんが、当館で行った公開フォーラム (4) で「札幌市図書・情報館さんができると知って当社の最寄り店は『売上が減るんだろうか?』と身構えていましたが、結果は真逆。売上は伸び、新たなビジネスマン層も獲得できました」と発言されたのを聞き、職員一同本当にうれしく感じた。出版社も書店も図書館も、本にまつわる関係者である。ともに本の世界を広げていきたいと考えている。 7.