熟年離婚の割合は2000年代に入ってから上昇しています。
「突然妻に離婚を告げられた」「人生の転機に離婚したい」 というケースが増えるとともに、離婚時解決を要する独特の問題があることも表面化しています。
夫婦双方が心置きなく第2の人生を始めるために、何よりも生活の基盤を確保すべきでしょう。
熟年離婚の特徴や兆候を解説した上で、離婚手続きが始まったときに注意したいポイントを紹介します。
熟年離婚とは
熟年離婚とは 「婚姻期間20年以上の夫婦の離婚」 とされています。
必然的に夫婦の年齢が50代以上に及びがちで、リタイア後の生活を意識することになるでしょう。
熟年離婚する夫婦は平成20年の時点で全体の16.
相手が一方的に別居したら慰謝料請求できる? 請求方法も併せて解説!
更新日:2020年1月29日
ご相談内容
離婚について相談があります。
私には結婚して一ヶ月で妊娠五ヶ月の妻と妻の連れ子で五才の女の子がいます。
先日、離婚してほしいと言われました。
理由は私の収入が少ないのと喧嘩したときに妻が実家に帰ると言うのでつい力ずくで嫁の肩を押さえて止めようとしてしまい、かっとなり、妻の携帯を投げて壊してしまったことらしいです。
妻は精神的に弱いところがあり、なにか気にくわない事があると、大声で怒ったり、奇声をあげたり、ひどいときには物を投げ、硝子を割ったりしていました。
日々の続く喧嘩と、妻の私への態度でストレスがたまっていて、爆発してしまったのかもしれません。
私の収入は手取り20数万程度で、神奈川に親が暮らしている私名義の持ち家があるのでその住宅ローン代で8万円、結婚して車を購入したのでそのローンが5万円、その他家賃などを払うと、10~15万程度残ります。
妻は連れ子の養育費として、4~6万毎月もらっています。
貯金はなく、お互い知人から借金があり、妻は同居する前にすんでいたところの滞納していた家賃もあります。
この場合、相手への当面の生活費、出産費用、子どもが生まれてからの養育費はどの程度払うのが相場なのでしょうか? また、慰謝料は払わないといけないのでしょうか? 借用書はないものの、結婚するまえに妻の家賃や携帯代、生活費を立て替えて、貸してる部分もあります。
出産費用については国からの補助があるのに全額負担しなければいけないのでしょうか?
調停での話し合いが決まらないことを不調と言いますが不調に終わればどうなるかと言えばやあることは一つしかありません。 そう、別居です! 離婚を要求した側が家を飛び出し、あえて夫婦関係の壊れた「 婚姻関係を継続できない状態 」に持って行こうとします。 先ほど、夫婦の関係は慰謝料請求が発生するレベルのよほどの理由がない限り離婚は出来ない旨をお伝えしましたがこの状態が作れないのであればあえてこれに近い状態を作り出すのです。 もちろん、これも自己中心的な行動ゆえに本来であればこんなことで離婚が認められるわけがありません。 しかし・・・これが1年、2年と続いたらどうなるでしょうか? そう、ここまで来れば「 夫婦関係が崩壊した関係、婚姻関係を継続していくことが難しい状態 」と誰しもが思うことでしょう。 調停での調停員さえもさすがにこの状態にあれば離婚を認めざるを得ないことでしょう。 だから最近の夫婦は家を飛び出し別居しようとするのです! 悲しいことですが心の底から「もうこの人とは一緒にいられない!」と思ってしまえばあえてそのような行動に出てしまう人達もいることでしょう。 いくら「自分は離婚したくない!」と意地を張り続けたところで何年もこんな生活を続けたところで「戸籍上の夫婦の関係」でしかないわけですから。 法律上は「何年別居したら離婚!」のような取り決め事はありませんがさすがに1年も2年も別居していればもう夫婦ではないですよね? こうして離婚を要求された側が痺れを切らした時点で離婚が成立すると言うわけです。 ですから復縁したい場合はこの別居期間中にどれだけ相手を説得できるかにかかっているのです。 ちなみに不倫など自分に問題があるにも関わらず故意に長期間の別居をしたとことで離婚は認められません! あくまでグレーな夫婦両者の言い分が平行線にある状態での別居であってこそです。 結局、裁判所は「 離婚出来ないならまた元の夫婦生活に戻りなさい! 」なんて強制することはできないわけですので離婚も復縁も夫婦間での話し合い、合意があってこそなんですよね~ さいごに 夫婦どちらかが一方的に離婚したい場合、「どうすれば離婚が成立するのか?」と言ったお話でした。 いずれにせよ両者の合意がなければ離婚は長引きます。 両者の納得・合意がなければそう簡単に易々と「 明日から離婚! 」なんてことは出来ないのです。 法律さえも介入できない余地がある・・・それが夫婦間の離婚問題なのでしょうね。 長い人生、あっと言う間です。 思い起こせば「10年前に離婚問題で揉めていた時期もあったな・・・」などと昔を振り返る瞬間はすぐに訪れるものです。 離婚を強要する側に離婚しないよう待ったをかけ話し合いの場を設けても一向に改善の余地も見られない。 そんな時は自然の流れに従った決断も必要になってくることでしょう~