【医師監修】妊娠後期の胃痛。激しい痛みはどうしたらいい? | Mamadays(ママデイズ)
強いストレスがある人は、ストレス対策 と治療と同時に行いましょう。 ストレスを感じると、体は血行が悪くなるので、胎児への血流も停滞します。継続的に血流が滞ると胎児の発育へ影響が出て、早産や流産につながる可能性もあります。 ストレスの原因になっていることを、一旦控えることが得策です。 身体的疲労によるストレスであれば、寝る、ゆっくりお風呂に浸かる。 精神的ストレスであれば、おしゃべりをして発散する、趣味に没頭する、体に負担がない程度の散歩をしてリフレッシュする。 自分なりのリフレッシュ方法を身につけ、気持ちを切り替えるようにしましょう。 痛み止めは使ってもいい? 妊娠中の胃痛で、痛み止めは使っても良いのでしょうか? 【医師監修】妊娠後期の胃痛。激しい痛みはどうしたらいい? | MAMADAYS(ママデイズ). 市販薬について 市販薬は、妊娠中の体に影響が及ぶものもあります。 使用したい場合は、事前に医師や薬剤師に確認が必要です。自己判断で使用するのは控えましょう。 妊娠中のOK・NG薬について 妊娠中でも使用できる薬(PPI・H2ブロッカー・D2ブロッカー・胃粘膜保護薬・抗コリン薬)は、病院では処方してもらえます。 妊娠全期間で禁忌とされているのは、NSAIDs(アスピリンやイブプロフェン)のジクロフェナクです。この薬剤は、特に妊娠後期で分娩時及び新生児への影響が起こる可能性が知られています。 また、妊娠後期はロキソプロフェンナトリウムが禁忌とされています。 Case1. 食後に胃が痛いとき 食事が胃に入ると胃酸が分泌されるので、傷ついている胃の粘膜を刺激して痛みを感じます。 対処法 病院を受診して治療を受けましょう。 一度に食べる食事量を減らし、胃酸分泌を抑えることもできますが、妊娠中は、食べられないと何かと体にも胎児の発育にも不安があります。 内科・胃腸内科を探す Case2. 下痢を伴うとき 強いストレスがあると、胃痛以外にも自律神経が乱れ、下痢や便秘の症状が出る人もいます。 病院で、整腸剤と胃薬をもらいましょう。 ストレスが継続してある人は、ストレス対策も重要です。 Case3. 嘔吐を伴うとき 「慢性胃炎」や「逆流性食道炎」が考えられます。 内科や胃腸内科を受診してください。 妊娠中は、できるだけ早く治療を受け、出産に臨めるようにしましょう。 病院へ行くべき妊婦の胃痛 ・繰り返す胃痛 ・胸焼け ・吐き気や嘔吐 ・下痢 といった症状があれば、病院を受診しましょう。 1回限りの胃痛であれば、食べ過ぎなどが原因だと思われますが、 何度も繰り返し痛みがある 場合は、病気を患っている可能性があります。 <可能性のある疾患> ・ 慢性胃炎 ・ 逆流性食道炎 ・ 胃、十二指腸潰瘍 ・ 胃がん など 何科を受診?
【医師監修】妊婦の胃痛・上腹部痛の原因は? 病気の可能性は? | マイナビ子育て
つわりで胃がムカムカ、食欲がなくて胃もたれがする、キリキリと胃がいたむ…。そんな妊娠中の胃の悩みに、漢方が使える!って、ご存知でしたか? その他、便秘や頭痛、こむら返りなど、なにかと不調に陥りやすい妊婦にとって、「漢方」は強い味方。漢方薬を処方する医師も増えています。近年、あらためて注目されている漢方治療。その考え方や効き目、注意点などについて、慶應義塾大学病院 漢方医学センターの医局長であり、産婦人科専門医でもある堀場裕子先生にお聞きしました。 堀場裕子(ほりばゆうこ)先生 慶應義塾大学病院 漢方医学センター医局長、漢方専門医・指導医、産婦人科専門医。杏林大学医学部を卒業後、慶應義塾大学病院の産婦人科へ。産婦人科専門医を取得後、産婦人科内の健康維持外来で女性の不定愁訴の改善に漢方を用いた治療を行う。漢方専門医となってからも漢方医学センターと産婦人科の外来を兼任している。 妊婦の胃痛の症状は? 食べられないのがつらい、食べたら食べたでしんどい、でも食べなきゃ赤ちゃんに影響しちゃう…!? 妊娠中 胃が痛いとき. 妊娠中の胃痛って、地味につらいですよね。 そもそも「胃痛がつらい」と訴える人は、どんな症状や不快感を抱えているのでしょう? 実際に妊娠中の胃痛を経験した人に、聞き取りを行ってみると、だいたい以下の3つのパターンにわかれました。 タイプ1.胃がキリキリ、ギューッと痛む お腹がすいたとき、または、食べた直後などに、胃にキリキリと強い痛みを感じたり、ギューッと胃がつぶされるような痛みを感じる。つわりで嘔吐したときや、気分が悪いときに、キリキリと胃のあたりに痛みがある。 など タイプ2.胃が張って痛い、苦しい 胃が常に膨らんだ感じで不快感がある。動くとぽちゃぽちゃと音がしたり、いつも胃の中に何かものが貯まっている感じがして、スッキリ感がない。少し食べるとすぐに苦しくなってしまう。 など タイプ3.胃が重い、焼けるような鈍痛がある 強くはないけれど鈍い痛みや胃もたれ感が常にある。ズーンと重たい感じがあり、食欲がわかない。熱く、焼けるような不快感がある。 など 胃痛を感じる時期もさまざまで、妊娠を機に胃痛の症状を感じるようになった、という人もいれば、もとから胃が弱く、妊娠してさらに不調になったという人も。つまり、胃痛とひと口にいっても、その症状は千差万別なのです。 原因は、いったい何なのでしょう…?
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先ほどお話しした漢方薬には妊娠中は禁忌という生薬は含まれていません。また生薬数も少なめで、比較的即効性があり、胃の負担も軽く副作用もマイルドです。妊婦さんでも安心して飲めますよ。実際に私は妊娠中でも問題なく飲めていました。 胃痛におすすめの漢方薬 漢方薬名 こんな人に、こんなときに 小半夏加茯苓湯 (しょうはんげかぶくりょうとう) つわりによく用いられる薬で、食欲がなくて胃のあたりにぽちゃぽちゃと水の音がする、水分がたまっている感じがするときなど 人参湯 (にんじんとう) やせていて体力がなく、冷え症の人の、胃腸が弱い、下痢、嘔吐、胃の痛み、腹痛、胃炎(急性・慢性) 五苓散 (ごれいさん) 口の渇きや尿量の減少やめまいなどのある人のむくみ、頭痛、急性胃腸炎、下痢など 六君子湯 (りっくんしとう) やせ型で顔色が悪く、冷えやすく、みぞおちのつかえ、全身倦怠感のある人の食欲不振、胃もたれ、胃痛、嘔吐など 半夏瀉心湯 (はんげしゃしんとう) みぞおちのつかえ感があり、口内炎、吐き気、食欲不振がある、おなかがゴロゴロ鳴って下痢がちといった人に向き、急性・慢性の胃腸炎、消化不良、胃下垂など 眠れないほどの妊婦の胃痛が、漢方で劇的に解消! 気分が悪くて眠れない、キリキリと胃が痛んで目が覚める…、でも漢方薬なんて飲めない。そんなときのために、とっておきの漢方薬の飲み方があるそうです! 【医師監修】妊婦の胃痛・上腹部痛の原因は? 病気の可能性は? | マイナビ子育て. 吐き気が強いと水分を取ることさえ、大変ですよね。ましてや慣れない漢方薬なんて・・・。そんなとき、つわりの万能薬、小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)の顆粒を、少量のお湯で溶いて凍らせてみてください。その氷を口に含み、口中の温度でゆっくりゆっくり溶かしながら横になっていると、やさしく胃に届きますよ。 用意するのは、小半夏加茯苓湯1包と、50~100ccのお湯だけ。小半夏加茯苓湯の顆粒をお湯に溶かし、製氷皿に入れて凍らせておきます。溶けやすい薬なので、作るのも簡単です! 小半夏加茯苓湯は、ピリッと生姜の風味が効いた薬です。つわりのときでも比較的口にしやすい風味ですし、生姜は健胃のはたらきがあります。 つわり中は温かいものが苦手になる妊婦が増えます。冷たい氷にすることで、口の中もさっぱりして飲めますね。漢方薬の中にはお湯で飲むことを推奨されているものもありますが、小半夏加茯苓湯を氷にしても効き目が悪くなることはないそうです。 妊娠すると体温が上がり、冷たいものが恋しくなります。ぜひ試してみたいですね!!
普段から水分をたくさん摂りたいタイプなのですが、水を飲んでも胃が痛むので水分補給も満足にできず辛いです…。空腹のときと満腹のときは胃が気持ち悪く、水分を摂るとキリキリと痛み始めます。でも、水分をあまり摂らなくても食後にキリキリがくることも多く、「ああ、また来る!」と気が重くなります。横になると多少ましになるかな?という感じですが…どうにかしてほしい! もともと胃弱だったひろこさんの場合 大人になったころから胃薬がお友達、常に手離せない生活を送っていたのですが、妊娠中はその薬が飲めなくなってしまいました。案の定、つわり中も、つわりが軽快してからも、胃痛に悩むことになり…。キリキリとした痛みで、いつも気が重い日々を過ごしました。妊娠中でも飲める整腸剤をいろいろと試していましたが、結局はあまり治まった感じもなく…。出産して、授乳中でも飲める胃薬が処方されたときは、本当に天の助けのような感じでした! 民間療法で痛みを紛らわせたちかげさんの場合 第1子、第2子ともに、入院寸前というくらいのひどいつわりで苦しみました。もともと学生時代から胃が弱く、ちょっと食べ過ぎても、ちょっと空腹の時間が長くなっても胃がキリキリと痛んで、ひどいときはしゃがみこんでしまうこともありました。ツボ押しやお灸などの民間療法を、あれこれ試してなんとか妊娠出産を乗り越えました(効いている実感は正直、微妙…)。その後、第2子がそろそろ小学校卒業かという頃に、健康診断でピロリ菌が発見されました。ピロリ菌を退治したところ、長年悩んでいた胃痛がすっかりなくなって、満腹!という感覚を楽しんでいる毎日です。 終わりに:希望をもって胃痛と付き合おう 日本の漢方は中国から伝わりましたが、日本人に合わせて独自に発展してきたもの。漢方を試してみる際は、漢方専門医のいるクリニックや、漢方外来のある総合病院や大学病院などを訪ねてみるといいでしょう。 赤ちゃんのためにも食べなきゃ! でも、食べられない! と、ジレンマを感じることの多い妊娠中の胃痛。また、出産を終えても付き合っていくことになるかもしれない、胃痛。出産してからでも飲める、女性にやさしい「漢方」というアプローチがあることを知っておくと、安心の種がひとつ増えて妊娠期を乗り越えられそうです。 参考文献 『先生、漢方を鍼灸を試してみたいんですけど・・・ 患者さんにいわれて困ったときに読む本』(南山堂) 『漢方薬使い分けの極意――マトリックスでわかる!』(南江堂) お気に入り機能はブラウザのcookieを使用しています。ご利用の際はcookieを有効にしてください。 また、iPhone、iPadのSafariにおいては「プライベートブラウズ」 機能をオフにしていただく必要があります cookieをクリアすると、登録したお気に入りもクリアされます。