陸に上がった河童
言葉 今回ご紹介する言葉は、ことわざの「陸(おか)に上がった河童(かっぱ)」です。 言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。 「陸に上がった河童」の意味をスッキリ理解!
「陸に上がった河童」(おかにあがったかっぱ)の意味
陸に上がった河童 | ルーツでなるほど慣用句辞典 | 情報・知識&オピニオン Imidas - イミダス
[意味] 水の中で生活している河童(かっぱ,空想上の動物)は、川や湖では自由自在に動き回れるが、陸に上がってしまうと何もできない。一説には、河童は頭の上にある『皿』に水がなくなってしまうと死ぬともされている。 そこから転じて、自分に適した環境から引き離された時に、力を発揮できなくなったり意気地がなくなったりすることのたとえである。 『陸へ上がった河童』という言い方もあるが、陸の読み方は『りく』ではなく『おか』である。 [類義のことわざ] 木から落ちた猿(きからおちたさる)、 水を離れた魚(みずをはなれたさかな) [対義のことわざ] [英語のことわざ] [用例] 総合商社でエリートサラリーマンだった彼は、刑事犯罪となる不祥事を起こして解雇されたが、力仕事の多い今の会社では『陸に上がった河童』でかつての面影はなくなっていた。 『陸に上がった河童』と言われないためにも、今いるこの会社や今やっているこの職業以外でも生きていけるだけのポータブルスキルを身につけておかなければならない。 参考文献 時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
「お」で始まることわざ 2017. 05. 22 2018. 陸に上がった河童 | ルーツでなるほど慣用句辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス. 06. 23 【ことわざ】 陸に上がった河童 【読み方】 おかにあがったかっぱ 【意味】 能力の高い人でも、自分に適した環境から離れると、本来の力を発揮する事ができず無能になってしまうという意味です。 【語源・由来】 水の中では泳ぎが得意な河童でも、陸に上がってしまうと何もできなくなってしまう事に由来します。 このことわざの場合、「陸」は「りく」とは読みません。 「陸」を「丘」「岡」と書くのは間違いです。 「河童」とは、日本で最も有名な妖怪のひとつで、最近ではUMA(未確認生物)としても知られています。 子供の姿をしていて、頭の上にある皿は常に水で濡れています。 泳ぎが得意な妖怪ですが、頭の皿が乾いたり割れたりすると死んでしまうとされます。 【類義語】 ・陸へ上がった河童 ・魚の水を離れたよう ・陸に上がった魚 ・水を離れた魚 ・木から落ちた猿 ・陸へ上がった船頭 【対義語】 ・魚の水を得たるが如し ・水に放たれた魚のよう ・水を得た魚のよう 【英語訳】 ・A fish out of water. 【スポンサーリンク】 「陸に上がった河童」の使い方 健太 ともこ 「陸に上がった河童」の例文 今まで営業でその腕前をいかんなく発揮してきた私だが、突然経理に回されてしまい、 陸に上がった河童 のようになってしまった。 自分の力をフルに出せる仕事に就ければ水を得た魚になれますが、そうでなければ 陸に上がった河童 となるでしょう。 接近戦を得意とする彼にとって、障害物の多いジャングルでの戦いは 陸に上がった河童 となってしまい、その高い戦闘能力を敵に見せつける事ができないだろう。 船乗りにとっての居場所は船の上であり、陸地では 陸に上がった河童 になってしまい、どうにも居心地が悪いのです。 海兵隊員に陸上で戦えと言っているようなものです。 陸に上がった河童 と笑われてしまいますよ。そんな無茶な命令には従えません。 【2021年】おすすめ!ことわざ本 逆引き検索 合わせて読みたい記事