東京電力ホールディングス株式会社 福島第二原子力発電所(双葉郡楢葉町/電気・電力会社)の電話番号・住所・地図|マピオン電話帳
解体準備、1号機で除染作業から
2021年7月21日
6日に始まった福島第二の廃止措置作業
東京電力ホールディングス(HD)は6日、福島第二原子力発電所の廃止措置作業に着手した。1号機原子炉建屋4階にある制御棒駆動機構(CRD)補修室の除染作業を開始。廃止措置は4段階に分けており、第1段階の「解体工事準備期間」は10年間を計画している。今後44年かけて1~4号機全ての廃止措置完了を目指す。
6日に現場を報道陣に公開した。三嶋隆樹所長は「いよいよ44年の廃止措置がスタートすると実感している。しっかり進めるには地域の皆さまの理解と信頼が第一であり、社員一同肝に銘じて安全着実に作業を進めていきたい」と述べた。
解体工事準備期間には1基当たり2~3年ずつかけて汚染状況を調査。その結果を踏まえ、除染作業を順次行う。管理区域外で供用が終わった設備や構築物についても、適宜解体・撤去を進める。
核燃料のうち新燃料は第2段階終了までに加工事業者に譲渡。第2段階の「原子炉周辺設備等解体撤去期間」は12年間に設定している。第2段階以降は廃止措置計画の変更認可を申請する。使用済み燃料は許認可手続きを経て乾式貯蔵施設を建設。第2段階終了までに燃料プールからの取り出しを完了させる。
電気新聞2021年7月7日
原子力損害賠償紛争審査会:文部科学省
廃炉が始まった東京電力福島第二原子力発電所の作業現場が、6日に初めて報道陣に公開されました。 福島第二原発は、福島第一原発の事故などを受け、県や周辺の自治体が廃炉を強く求めたため、東京電力は廃炉の計画を申請し、自治体からの了承も得ています。 東京電力は6月23日に廃炉作業に着手し、6日に初めて、その様子を報道陣に公開しました。 1号機の原子炉建屋の内部では、作業員が制御棒に関係する装置を高圧洗浄機で除染していました。 この作業は1号機から4号機で行われ、ことし9月末までに完了させる予定です。 東京電力は、福島第二原発の廃炉作業を44年後に完了する計画ですが、 ▽およそ1万体にのぼる核燃料を運び出す時期や搬出先のほか、 ▽廃炉作業で出る放射性廃棄物の処分などについて、 見通しを示していません。 福島第二原発の三嶋隆樹所長は「廃炉作業の計画をしっかり作って、地域と共有し、安全、着実に進めていきたい。44年にこだわらず、できれば短縮していきたい」と話していました。
令和2年05月29日 原子力規制委員会 原子力規制委員会は、令和2年5月29日に東京電力ホールディングス(株)から、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第43条の3の34第2項の規定に基づき、福島第二原子力発電所1~4号炉に係る廃止措置計画認可申請書をそれぞれ受理しました。 お問い合わせ先 原子力規制庁 原子力規制部 審査グループ 実用炉審査部門 安全管理調査官 藤森 担当:塚部、御器谷 電話(直通):03-5114-2111 電話(代表):03-3581-3352