【映画の感想】三大怪獣 地球最大の決戦
キャッチコピー ・英語版:unknown ・日本語版: みんなで地球を守れ! 三大怪獣が力を合わせて宇宙の侵略者をやっつけろ! 三文あらすじ :降り注ぐ流星雨と異常気象が続く地球。刑事・進藤(夏木陽介)が護衛を命じられたセルジナ公国サルノ王女(若林映子)の乗った飛行機が爆発した後、自らを金星人と名乗る女が現れ、地球の危機を説いて回る。大怪獣ラドンとゴジラがよみがえり、さらに黒部峡谷に落ちた隕石から宇宙怪獣キングギドラが出現する中、地球防衛本部は、最後の手段としてインファント島から守護神・モスラ呼ぶことに・・・ ~*~*~*~ 『キンモン』 に向けた復習五作目。傑作であった前作 『モスラ対ゴジラ』 から8ヶ月ほどしか経っていない1964年12月に公開されたのが、本作 『地球最大の決戦』 である。なんでも、元々お正月映画として予定されていた他作品の撮影が押したため、急遽作られたらしい。そのわりには、 『キンモン』 でも大々的なメイン・ヴィランとして扱われるほど、今やゴジラ・シリーズを象徴する最強の敵となった 宇宙怪獣キングギドラ が初めて登場したり、ゴジラが人間(…というか、地球? )のために戦うという、後の定番フォーマットを初めて示したりと、中々重要な一本になっている。 そんな本作で特筆すべきは、やっぱりなんと言っても キングギドラのカッコ良さ 。巨大隕石が膨張し切って遂に爆誕するシーンは、今観てもガン上がりできる。改めて 造形が凄まじい よな。彼は、"宇宙怪獣"なんだ。5, 000万年の過去、金星の高度文明を滅ぼし、そして今、地球に降臨したスペース・モンスター。その顔面は、紛うことなき 竜 である。え、竜…? 三大怪獣 地球最大の決戦【感想/評価】キングギドラ初登場&ゴジラが初めて人間側についた! | ゲームときどき雑記ブログ. 体には、びっしりと 鱗 が。え、鱗…? どう考えても、地球人のイマジネーションが生み出したとしか思えない。しかし、それは浅はかな粗探しだ。躍動的にうごめく三本の首、全身を覆うきらびやかな金色。そして、何より鳴き声だ。 「キョロロロロ…!」 という"そこだけ露骨にスぺース感"が、一見バラバラなパーツを上手く連関させ、全体として 「うん!
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三大怪獣 地球最大の決戦 の レビュー・評価・クチコミ・感想 - みんなのシネマレビュー
作品トップ 特集 インタビュー ニュース 評論 フォトギャラリー レビュー 動画配信検索 DVD・ブルーレイ Check-inユーザー すべて ネタバレなし ネタバレ 全18件を表示 4. 0 ゴジラは悪役から解放された 2020年2月13日 Androidアプリから投稿 鑑賞方法:DVD/BD、VOD これは面白い!傑作です 過去の怪獣映画の中間決算ともいうべき作品です キングギドラという絶対悪を敵にする事で、相対的にゴジラもラドンもモスラも地球怪獣という括りになり、人類の味方であると再定義されたのです これは見事な設定です これによりゴジラは悪役から解放されたのです 今後は悪役怪獣が出現すれば、正義の味方として登場可能になったということです つまりシリーズの生命を長く保つことに成功したのです このキングギドラの造形が特に素晴らしい 地球の古代生物由来から解放された、造形上の自由を得て従来の怪獣像からはかけ離れた宇宙怪獣の形 それでいて伝説の西洋ドラゴンや八岐大蛇をモチーフにしておりその禍々しいさが一目でわかる姿形なのです そして金色! 強さ、それも最強である、怪獣のキングらしさが雄弁に表現されています 同じ宇宙怪獣でもドゴラのような不定形怪獣では、不気味さはあっても悪魔の化身としての具体性が足らないのです その上で、ドラマパートもキングギドラとは何かを伝えるために構成され、さらに誰もが馴染みのあるローマの休日をモチーフにすることで飽きさせない工夫をほどこしてある 黒澤明監督の赤ひげの製作遅延で急遽正月映画に繰り上がったにしては、本当に良くできています ゴジラシリーズは通常は1年間隔ですから、本来なら翌年のゴールデンウィーク公開予定だったはずです 本多猪四郎監督と黒澤明監督は共に巨匠山本嘉次郎監督の門下生で、長年の親友なのです ですから、半年繰り上がったスケジュールを頑張ったのだと思います キングギドラを背景に、前景に石の鳥居や赤いアーチ橋のカットは目の覚めるような絵です 上空を通過して松本城の瓦が飛び散るカット、反重力光線が縦横に飛び交いビルが破壊される様も従来の破壊シーンをさらに進めたものになっています 有名な三大怪獣会議シーンや怪獣同士の戦いもユーモラスなカットを交え子供達も痛快に楽しめる工夫が凝らされています 怪獣映画の傑作だと思います 4. 三大怪獣 地球最大の決戦 の レビュー・評価・クチコミ・感想 - みんなのシネマレビュー. 0 多少消化不良な感じを残るものの 2019年12月20日 PCから投稿 子供と一緒に映画館いったとしても親父も最後まで退屈しないで見ていられるレベルだと思った。 何しろ登場している女優たちがみんな可愛い。怪獣の話とほぼ関係ない話がうまく絡めて話が進んでおり、脚本としてそれなりに成功している。私は大画面のプロジェクターで映画を見ているのでキングギドラの部分が意外にも迫力あるので驚いた。 5.
ゴジラ最大のライバル、キングギドラが初登場する第5作。本来ゴジラが持っていた「破壊の権化」的要素を受け継いだキングギドラから地球を守るためにゴジラ。ゴジラがゴジラであることを真に放棄した映画といえる。 【 とかげ12号 】 さん [CS・衛星(吹替)] 5点 (2005-11-04 21:23:41) (良:1票) 13. 《ネタバレ》 ギドラ登場に尽きるでしょう。豪華絢爛さに 【 yu-mi 】 さん [映画館(字幕)] 7点 (2005-10-06 16:46:49) 12. これを観てずっと気になっていた事。 冒頭、王女が飛行機にのっていて、宇宙から来た物体と飛行機が衝突するも、超能力を持った存在として、物語でキィパーソンになる。 これって(執事の登場も併せて)漫画版「幻魔大戦」の始まりと全く一緒なんだよね? 三大怪獣 地球最大の決戦 - 作品 - Yahoo!映画. 偶然の一致なのか?30年来の謎。 【 柿木坂 護 】 さん [ビデオ(字幕)] 6点 (2005-07-16 01:27:41)
三大怪獣 地球最大の決戦【感想/評価】キングギドラ初登場&ゴジラが初めて人間側についた! | ゲームときどき雑記ブログ
《ネタバレ》 人生で悪役をカッコいいと思ったのは、おそらくこの映画のキングキドラが最初だろう。あの引力光線には破壊のカタルシスがある。対称的に、この作品を境にゴジラは人類の味方になって行ってしまう。ザ・ピーナッツの同時通訳「ラドンもそーだ、そーだと言っています」にはずっこけた。そんな怪獣たちの会話など、突っ込みどころがいくつかあるが、キングギドラの存在感が圧倒的で自分の中では最高の怪獣映画のひとつです。 【 アンドレ・タカシ 】 さん [映画館(邦画)] 7点 (2008-11-18 23:24:25) (良:1票) 17. キングギドラ初登場ということで、恐らく史上最強のキングギドラが楽しめる作品。もう、狂ったように引力光線を吐きまくって東京を破壊するキングギドラには、少年時代鳥肌が立ちまくったのを覚えている。モスラがゴジラとラドンを説得するのが、あーだこーだ言われている作品ではあるが、少なくとも小学生だった自分はブラウン管を通して、怪獣の人間臭い描写に親近感を持ったものである。怪獣映画全盛期の集大成的作品として、評価されて然るべき作品だ。 【 ドラりん 】 さん [DVD(邦画)] 8点 (2007-08-14 22:27:42) (良:1票) 16. 小学生の頃、ゴジラ作品の中でも1番多く何回も見た作品です。あの頃は大好きだったな~、キングギドラが好きだったんです☆10年ぶりに今回見たのですが、懐かしく見れたのですが、正直あまり面白くはなかったです。キングギドラの登場シーンはすごかったですが。にしても、金星人さん予知能力あるんなら、ゴジラ、ラドン、モスラが協力してギドラを倒しますよって教えてやってよ! !中途半端な予知能力やなぁ~と思って見ていました。ゴジラ、モスラ、ラドンの単独作品はとても面白かったので、ギドラも、対自衛隊で見たかったな~、残念。にしてもモスラ幼虫の吐く糸はホントに効果絶大ですね~成虫になるより強いですよね?それに比べてゴジラの吐く放射熱線の弱弱しいこと・・・。最後に92年のギドラよりこっちの方が全然カッコいいですね~ホントw。 【 はりねずみ 】 さん [DVD(字幕)] 6点 (2005-11-19 21:44:53) 15. 「人間そっくり」の自称・金星人。ってまさかアダムスキーの影響か?そんなアホなと思いつつ、これが実は侮れない。彼女が金星人ではないということは実は証明できそうでできないのだ。同様に我々もまた、本当に地球人なのか、それとも地球人そっくりの異星人なのか。これぞ人間存在の根幹を揺るがす価値観の転倒だ。⇒というわけで、安部公房が本作に触発されて『人間そっくり』を書いたということは想像に難くないのであります・・・。それはさておき(笑)。ゴジラとラドンの闘いが、怪獣同士の対決ではなく、小動物の小競り合いにしか見えないのがナントモカントモ(ラドンのクチバシ突っつき攻撃が一番効いてそうに見える)。両者の説得にあたるモスラ幼虫、一番年下の癖にずいぶん大人びてるじゃないの。しかも、彼らを見限ってギドラに単身立ち向かう姿は、実に渋くてかっこいいではないか。う~む、背中に哀愁が。そうそう、これはギドラ登場の記念すべき作品でもあって、久しぶりに見ましたが、ギドラ登場シーンにはつい「おお~」と声をあげてしまいました。本作単品で観れば、ラストが完全決着でないのが惜しいところ。・・・それにしてもあのナントカ王国の人たちの、首にシャンプーハットを巻いたみたいな服装には、言葉を失いますナ。 【 鱗歌 】 さん [CS・衛星(字幕)] 6点 (2005-11-19 14:46:59) (良:1票) 14.
「三大怪獣 地球最大の決戦」に投稿された感想・評価 これこれ、やっぱりキングギドラはこの無敵感ですよ! 先日観た「怪獣総進撃」では、多勢に無勢、よってたかっていいようにリンチにされていたけど、やっぱりキングギドラ初登場のこの作品こそ、あの異様なオーラを拝める。 ゴジラ、ラドン、モスラも頑張ってるけど、やっぱり超怪獣としてのプレミア感が違うんだよな。 たまらん、カッコ良すぎる(涙)。 女性新聞記者役の、今は亡き往年の名女優、若き日の星由里子さん。メチャクチャかわい〜。 あ、それと笑ったのは、自称金星人!なんじゃ、そりゃ。 円盤提供の、特撮マニアの友人に感謝👍 キングギドラカッコよ…!! モスラおまえその姿かよ笑 「モスラがゴジラとラドンを説得しているわ」のくだりは笑わせに来てるよww 2021. 60 キングギドラ爆誕。 ビジュアル最強にかっこいい。 三大怪獣の会議シーンはシュールでおもろい。 宇宙から大怪獣キングギドラが地球に襲来。 地球にはゴジラとラドンもいて大変。説得するモスラ、通訳する小人美人。 話は面白い ゴジラVSラドンがギャグすぎてがんこちゃん見てる気分になった キングギドラの動きがリアルだった 今回もモスラがいい奴! 3体1でキングギドラを倒そうと促してくれました。 ゴジラは絶妙なダサさ。厳ついけどドジな人間っぽい。走って転けるし、キングギドラにお尻を向けてビーム浴びとるし。岩投げて闘う戦法アリなん?
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で、 なぜか?舞い上がるラドンが、ゴジラの鳴き真似?をする? あなたは気づきましたか? 一瞬 「アエン」 ってゴジラの鳴き声??? なんで? 金星人はテレポーテーションできたのか! 阿蘇山でラドンが飛び立ってから、金星人が、横浜桟橋に現れるまで、この映画では、どのぐらい経っていたのでしょう。 当時は九州新幹線も山陽新幹線も開業していません。 王女さんは、汽車には乗れそうもありません。ヒッチハイクなら可能性はありますが、熊本から横浜までは無理かも。 それかと、いちばん考えられるのは、当時、 フェリーで、熊本ー横浜という便 が存在した?! これなら、ストーリーの時間の流れに間に合いそうです。 そうじゃなきゃ、金星人はテレポーテーション能力があったとしか考えられません。 横浜のセットが凄い ゴジラが上陸するのは横浜港。 このセットも、かなり広い。 大昔、『スターログ』というSF映画雑誌があったのですが、 横浜の街中をゴジラが歩くワンシーンは、手前のアーク灯を大きく作って、奥に行くほどアーク灯を小さく作るという「偽パース」を作って撮影している。 と書かれていました。 つまり、 ワンカットのためだけにセットを組んでいる。 (かもしれない。) ゴジラが自力で上を向いてる 「クー〜ーーーーー」と、何故かジェット機のような音を立てて滑空するラドン! それに反応するゴジラ! この時、 ゴジラが自力で頭を上に向ける ように見えるのですが。 ここまでアゴを上げて、上を向けるには、 着ぐるみの中の中島春雄さんが、自力で自分の首の力で上を向けた? ゴジラの首にモーターで上を向くギミックが入っていた? ピアノ線で天井から吊った? いったいどうやったのでしょう? モスゴジといえば、頭を前に垂らした格好で三白眼の上目遣いのイメージがありますが、この上を向くゴジラがとても印象的です。 ご主人を見上げる芝犬 に見えてしょうがない。 ゴジラの目が動くようになった! この、上空をうかがうゴジラを見て、前作と変わったところは、ゴジラの目です。 前作『モスラ対ゴジラ』では、目は動かなかったはず。 『三大怪獣〜』のモスゴジ?は眼球が動きます。 目の部分は透明のカプセルのようになっていて、その内側に眼球があります。 それは前作も同じだったようですが、 この透明のカプセルが凄く出っ張って出目金状態に見えるのが、どことなく可愛く見える原因かもしれませんね。 ちゃんと、目の焦点が合っていて、上空のラドンを探している雰囲気が出ていて好きなシーンです。 夏木陽介さんは、本当に運転している?
『三大怪獣地球最大の決戦』 は、 ゴジラが初めて人間側についたように感じられる、最初の作品です。 ゴジラシリーズのターニングポイントとして重要な作品となります。 娯楽性にも富んだ、特撮シーンもふんだんにある、そしてまさに、それぞれ単体の主役作品を持つゴジラ、ラドン、モスラが一同に会するというエポックメーキングな作品なのです。 って、そんな事、あなたも分かっていることを、偉そうに解説しても仕方ありません。 ここは、いつものように、私の勝手な感想と、「そこは突っ込むなよ!」というポイントをあえて突っ込んでみるという邪悪な感想文を描いてみたいと思います。 どうぞお付き合いください。 『三大怪獣地球最大の決戦のタイトル』 キングギドラの鱗をバックにしたタイトル!かっこいいっすね〜。 と言っても、実際のギドラの着ぐるみの鱗じゃない。絵かな? 姫さまは「じゃ」を使うのものか? 「星が手にとるようじゃ」 サルノ王女は飛行機から窓の外を見て言う。 これを学生時代にレンタルビデオ借りて自宅の茶の間のテレビで見ていたら、 母親に真似されて、小馬鹿にされましたwww 外国の王女が 「じゃ」 って… これ、当時の王女様が使う言葉のイメージだったのでしょうね。 おそらく、日本の将軍の娘(姫さま)が 「爺、〜じゃ!」 なんて使うイメージから来ているのだと思います。 たしか、キョンキョン(小泉今日子)がやってたドラマ『あんみつ姫』でも、「〜じゃ!」ってキョンキョンが言ってたような気がします。 映画の後半で、頭を打って、金星人から王女に戻った時のセリフのほうが、インパクトがあります。 「そなたは、誰じゃ?! 」 www 『三大怪獣〜』の舞台は冬ですが… 物語りの舞台の日本は、冬だというのに麻布で日本脳炎が発生するという以上気象。 しかし、進藤(夏木陽介)の読んでいた新聞には 『金華山沖に流氷』 の文字が…。(宮城出身の私としては、なんか嬉しい気持ち) ということは、「冬なのに暑い」という設定ではなくて、「ぐちゃぐちゃの異常気象」ということなのでしょうか? 一応、進藤の家ではコタツは出されています。 進藤家で交わされる兄妹の会話 「いいもの見せてもらったよ、女は車に弱い。」 「なんだ、しまらねえの。〜村井さんって大学の助教授よ。」 からの、母上の「いいじゃないか。」 あたりのくだり。 これ、怪獣映画か?と疑うほどのアットホームな雰囲気。 時代ですね。この母上は普段着が着物です。『サザエさん』の「ふねさん」みたい。 このシーンも、学生の頃、レンタルビデオ借りて家のテレビで見ていた時に、このシーンだけ、うちの母親が楽しそうに見ていたのを思い出します。 本多監督good job 。 ちなみに、私の母と星百合子さんはひとつ違いです。(どうでもいい情報) 関連記事 星由里子さん逝去。ゴジラ映画や若大将シリーズの思い出 『あの人はどうしているのでしょう!』は凄い予算を持っていた?