地震はなぜ起こる簡単に
福島市での野球競技で始球式を務める方針との報道もあります。被災地訪問は大切なことですが、福島県もコロナ禍を踏まえて、無観客開催となる中での訪問です。この行動は理解を得られるのでしょうか。 山口さん「国民や福島県民の理解を得るのは難しいと思います。福島県は感染拡大地域との不要不急の往来や、旅行や帰省などを含め、県境を越えるような移動は極力控えるよう、県民に要請しています。緊急事態宣言下都市からの訪問者を歓迎するはずがありません。 広島平和記念公園訪問はまだ、『IOC会長による平和祈念』という大義名分が成り立ったかもしれませんが、野球競技の始球式であれば、福島県在住の五輪関係者の誰がやっても文句は出ません。一般の福島県民でも構わないと思います。もし、バッハ会長の『強行実施』があれば、安心安全より個人のPRを優先していると批判されると思います」 Q. 国際的なイベントを主催する団体のトップが、コロナ禍で苦しむ国でイベントを開催する際、求められる発言、行動とはどのようなものでしょうか。 山口さん「今回の東京五輪に関していえば、開催国の国民の気持ちに寄り添って行動し、発言することが求められると思います。五輪開幕後も、開催反対や延期派の方が多いと私は思っています。感染状況が収まらない状況下での開催ですから、『完全無観客しかない』と考える人の方が圧倒的に多いと思います。バッハ会長の現実を直視しない数々の行動、『五輪の夢を実現するために、誰もがいくらかの犠牲を払わないといけない』などの発言は、コロナ禍で苦しむ開催国民の感情を逆なでするだけです。 もし、五輪がもたらしたと推測される感染拡大が日本中に影響すれば、五輪の理念の一部である共生社会の確立や人間の尊厳の保持といった考えをIOCトップが踏みにじった行為として、後世に語り継がれることになると思います」
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氷の塊「ひょう」が降る理屈も説明できる 夏の天気が急変する原因は「積乱雲」。落雷もよく起こる(出所:『すごすぎる天気の図鑑』) 急な豪雨や雷など何かと私たちを振り回してくる不安定な夏の空。「急変しやすい夏の天気は積乱雲の影響によるもの」と語るのは、映画『天気の子』の気象監修者としても知られる雲研究者の荒木健太郎氏です。今回は、"積乱雲"をキーワードに、荒木氏の近著『 空のふしぎがすべてわかる!すごすぎる天気の図鑑 』を一部抜粋・再構成し、変わりやすい夏の天気について紹介します。 日本で降る雨の大部分は上空の雪がとけたもの 誰でも一度は「積乱雲」という雲の名を聞いたことがあるかと思います。実は、積乱雲は気象災害をもたらす代表的な雲。大気の状態が不安定なときに発生し、局地的大雨や落雷、竜巻、突風やひょうが降る原因となります。遠くから見ている分にはきれいなかたちを楽しめますが、その真下では激しい雷雨などになっているのです。 過去に、気象レーダーを使い、発達した1つの積乱雲の中に含まれる水の量を計算した研究があります。その研究からは、なんと積乱雲の中には最大で600万トンの水が含まれているということがわかっています。 600万トンの水というとあまりイメージできないかもしれませんね。これは、25mプール(幅16m、深さ1. 5m)約1万杯分と同じ量。また、一般的なご家庭のお風呂(水量200kg)に換算すると、だいたい3000万杯に当たります。積乱雲には、とんでもない量の水が含まれているのです。 梅雨に始まり、日本の夏は嫌になるくらい雨が多く降ります。実は、暑い日に突然降り出す雨を含め、日本で降る雨の大部分は上空の雪が融けたものです。 雨を降らせる典型的な雲のひとつが積乱雲。この雲は背が高く、高い空では雲の温度は夏でも氷点下になります。