ハンフリー 視野 計 結果 の 見方
GPができることというのは、それだけ価値があるとも言えますよね。 ちょっと極端なことを書きますが、私は GPは正確さも大切だが、それ以上にスピードが重要 と考えています。なぜなら、 ✅静的視野検査ができない高齢者にGPをする機会が増えていること ✅静的視野のスピードが上がったため、GPに時間がかかりすぎると患者さんや先生からも嫌がられる 大切なのは、GPをオーダーする眼科医が何を求めているのか、それを理解して検査することです。 とはいっても、GPをする機会が少ない施設や、新人の視能訓練士さんにはGPは難易度が高いですよね?
視野検査の準備・説明・注意点を解説【視能訓練士初級】②検査の説明 | ひらちゃんPhd
イソプター間の幅が広い時は、 『中間イソプターをとってから、暗点チェックを行う!』 これを行うことで、より正確に暗点を測定できることになります。 以下に図で示します! 上記のようにⅠ/4eで大きく凹んだ場合に、いきなりⅤ/4eで暗点チェックをするのではなく、先に中間イソプターを測定するとより正確に視野の状態を把握することができます。(下図参照) ※実際の測定時は、イソプターをこんなにカラフルに描くことはありませんが、なるべく伝わりやすくなるように赤とオレンジで色分けをしています。 ③記載時のポイント! GPの測定に慣れてきたら、 つぎは 測定結果の見栄えが気になりますよね! 私自身も新人の頃は、記載の線がガタガタで見栄えがかなり悪かったことを覚えています。 ここでは、どのように記載の仕方を改善したのかを書いていこうと思います! <新人時代:正常眼> ・プロット→ 記載時に何のプロットか迷わないように、レ点と赤・青色鉛筆で交互にプロットしていた。 ・線を描く時→ すぐ近くのプロット見てしまい、一筆書きではなく、途中で何度も止まってしまっていた。 測定はできているが、レ点が目に付き、線もガタガタしています。 GPに慣れてきてから改善したポイントは、 ① プロットをレ点→点 に 、そして 赤・青色鉛筆→鉛筆1本 にした! 視野検査の準備・説明・注意点を解説【視能訓練士初級】②検査の説明 | ひらちゃんPhD. ②線を引く際に、近くのプロットではなく、 遠くのプロットを意識して線を引くよう にした! 線を描く際には、近くのプロットを見ながらだと、途中で止まってしまい、ガタガタになるので、遠くのプロットを見ながらなるべく一筆書きで描いています。 <現在:正常眼> 現在は、このような形で 記載を しています。 ※細かい記載の仕方(記載・線の色)については、各施設で異なりますので、ここではプロットの打ち方と線の描き方を参考にして頂ければと思います! 最後に 今回は、Goldmann視野計(GP)についてまとめてみました。 この内容以外で、OCT・眼底写真・HFAなどの検査結果からの視野の予測、固視の状態の確認、検査時間の短縮などGPで意識するポイントは様々ありますので、1つの考え方として参考にして頂ければと思います。 最後まで読んで頂きありがとうございました。 ハンフリー視野計(HFA)についてまとめていますので、お時間あれば読んでみて下さい!
GPの測定が少し早くなる、私なりのコツをお伝えします。 | 視能訓練士ケンのブログ 現役視能訓練士が、視能訓練士のことや目に関すること、その他英会話ネタなどについて気軽に書いていきます。視能訓練士・仕事編、英語勉強編、プライベート編に分けています。ぜひご覧ください。 更新日: 10月 20, 2020 公開日: 10月 15, 2020 皆さん、GPは得意ですか? 私は得意ですよって人には、続きは読まなくてもよいかもしれません。 GPがちょっと苦手という人や、測定に時間がかかってしまう人。 今回はそういった方向けに、私なりのGPのコツをお伝えします。 まず最初に言っておきたいのは、 私はGPが凄く上手いかと言われましたら、そこは全力で否定します。 だけど 最初に就職した眼科でGPの強者達に鍛え上げられた結果、それなりのスピードで測定はできるようになりました。 その結果、後に就職した眼科やGPだけのバイトに数施設行かせてもらうことができて、あまりGPをしない視能訓練士よりは、数だけはこなしていると思います。 1年に200人以上はしているので、5000人くらいはやっているかな… さて話は変わりますが、なぜ今GPなのか? ハンフリーなどの静的視野検査の性能がどんどんアップしているなか、GPの上達は意味はあるのか? そんな疑問が浮かびそうですよね。 確かに静的視野をメインに行う先生方もいらっしゃるのですが、 一方でGPをしてもらいたいという先生もいまだ健在です。 なぜなら私にGPをやってほしいという依頼、いまだに来ますからね。 ありがたいことです。 ではなぜGPを好む先生がいるのか、GPのメリットはなんなのかを考えてみました。 静的視野に比べると測定範囲が広い (全体の視野を調べることができる) 静的視野が苦手な患者さんの測定ができる GPの結果の方が、患者さんに理解してもらいやすい( という先生もいる) 私が特に感じるのは、 高齢者でハンフリーができない人にGPをする機会が多く、今後も増えるのではと思っています。 逆にGPのデメリットと言えば、 熟練度が必要・検査に時間がかかる・検者によって結果に差がある、ですね。 そこで私が言いたいのは GPの技術を鍛えておくことは、あなたに大きな付加価値をつけることができる ということです。 ここだけの話なのですが、私はGPのバイトでは時給2000円から始まり、最終的には時給3500円まで上がっています。 九州の田舎ではかなりの好待遇かと思います。 残業が少なく、給料の上がりにくい視能訓練士にはありがたいと思いませんか?