おこわ と 赤飯 の 違い
おこわと、お赤飯の違い。
ホクホクがおいしい♪シンプルな栗ごはん 塩が栗の甘さを引き出してくれるシンプルな栗ごはん。 色々加えず、シンプルさで勝負した栗ごはんは、家族のリピート間違いなしです♪ 山本 和枝 さん フードコーディネーター・調理師 TV・WEB・CMなど映像でのレシピ考案・調理・フードスタイリング、企業商品のレシピ開発・スタイリング・スチール撮影などの傍ら、「お料理の基礎からアレンジまで楽しく美味しく!」をモットーに料理教室を開催。 自らが発酵食品の魅力に魅了された近年は、無農薬味噌作り教室も実施。 関連するレシピカテゴリ 関連する記事 デイリシャス配下共通/アクセスランキング上部のチームサイト枠 おもしろのランキング デイリシャス配下共通 ジャンル一覧
投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部 2018年6月 3日 季節の具を混ぜて蒸したおこわは、それ一品で主役になるとても美味しい主食である。この「おこわ」、明確な種類や炊き込みご飯との差をあなたは言えるだろうか?自宅でチャレンジする前に、おこわとは何なのかをまずは整理してみよう。 1. 不思議な名前の由来 そもそも「おこわ」という名前がちょっと不思議である。日本人の主食は米なので色々な名前が付けられているが、おこわの場合は由来が食感にあった。 「おかゆ」の対義語 古来の日本人は白米をしっかり炊いた米は食べられず、麦やひえ、あわを混ぜた雑穀をおかゆにして食べていた。柔らかいため「弱飯(ひめいい)」と呼ばれ、これに対しおこわは堅いため「強飯(こわいい)」と呼んだ。強い=硬いという意味だ。おこわは白米ではなくもち米を使うので、特別な日や祭りに作る大変なご馳走だったようである。 季節感あふれる主食 元々特別な日やめでたい日、いわゆる「ハレの日」に作った特別な物のため、その季節の恵みをふんだんに使う傾向にある。とりわけ山菜や秋の味覚と相性が良く、芋や銀杏、きのこ、鶏肉などが有名だ。後述するが、お祝いの日に出る「赤飯」もおこわの一種である。いかにおこわが、めでたい料理か分かるだろう。 2. 炊き込みご飯との違い 具や調理方法も違うが、一番の違いは、うるち米(普通の白米)かもち米かの差だ。「強飯」と呼ばれていただけあり、もち米特有のモチモチした歯ごたえが楽しめる。 うるち米かもち米か 一般的な炊き込みご飯は、うるち米(普通の白米)に出汁や具を混ぜて作ったものだ。炊く時に一緒に炊き込むことで米は食材の旨みを吸い、濃厚な味に仕上がる。米が柔らかいのでさらりと食べられるし、いつも通りに炊く感覚で作れるのだ。これに対しおこわはもち米を蒸すことで作る。今でこそ炊飯器や電子レンジでも可能なものの、本来は蒸籠で蒸し上げる必要がある。手間のかかる、いかにもハレの日の料理だ。 炊くか蒸すかの違い 炊き込みご飯はある程度具だくさんで濃厚な味でもいいのだが、一般的におこわは淡泊な味に仕上げることが大切である。味が濃すぎるともち米の風味が消えてしまうのだ。もち米の風味と、もっちりした食感、蒸籠で蒸した風味を残すためにも味の調節をした方がいい。また、炊くのではなく蒸すことで冷めても美味しいおこわが出来上がるのだ。 3.