『ヤーズフレックス錠』と『ディナゲスト錠』の違いと使い分け | 薬剤師が解説するお薬情報ページ
)。 本来のわたしの月経周期が80日だとすると、28日周期で休薬を入れて生理を起こして痛みを生じるよりも、回数を減らせる。 また宿泊や大会など自分の予定に合わせて、例えば38日とかで休薬を入れることも可能。 これぞフレックス!! ◆メーカーさんに聞いた、ヤーズフレックス™錠への疑問 Q. 血栓症 のリスクはヤーズと変わらない? ⇒変わりません。 Q. 月経周期を自分の都合に合わせて変動させることによる、リスクはない? ⇒今のところありません。 Q. 値段に差はある? ⇒ヤーズ®:286. 65円/実薬1錠あたり ヤーズフレックス™:275円/実薬1錠あたり ヤーズ®は1シートで薬価がついている= プラセボ にも薬価がついているので、実薬あたりで計算すると、ヤーズフレックス™のほうが安い。 ◆感想 画期的だぜ!というよりは、現場の声をもとに用法を柔軟にしましたって感じ。 ヤーズ®等から切り替えたほうが、わかりやすいかな? 月経周期が読めないのは、デメリットになりうるので、使用者がいかにコン トロール するかかな。 ◆注意事項 ここで終わると手軽さだけが印象付けられそうなので、最後に注意事項を貼って終わりにする。 警告 本剤の服用により, 血栓症 があらわれ,致死的な経過をたどることがあるので,次のような症状があらわれた場合は直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと. 緊急対応を要する 血栓症 の主な症状 下肢の急激な疼痛・腫脹,突然の息切れ,胸痛,激しい頭痛,四肢の脱力・麻痺,構語障害,急性視力障害等 患者に対しても,このような症状があらわれた場合は,直ちに服用を中止し,救急 医療機関 を受診するよう説明すること. 重要な基本的注意 1. 本剤を避妊目的で使用しないこと.[日本人における避妊目的での有効性及び安全性は確認されていない.] 2. 本剤の服用により,年齢,喫煙,肥満,家族歴等のリスク因子の有無にかかわらず 血栓症 があらわれることがあるので, 血栓症 が疑われる症状があらわれた場合は,投与を中止するなど適切な処置を行うこと. 血栓症 が疑われる症状 下肢の疼痛・腫脹・しびれ・発赤・熱感,頭痛,嘔気・嘔吐等 3. 血栓症 のリスクが高まる状態(体を動かせない状態,顕著な血圧上昇,脱水等)が認められる場合は,投与を中止するなど適切な処置を行うこと. 4. 【医薬品勉強会忘備録】ヤーズフレックス™配合錠 - ちいさないっぽ. 本剤服用患者には,投与開始時及び継続時に以下について説明すること.
【医薬品勉強会忘備録】ヤーズフレックス™配合錠 - ちいさないっぽ
035mg配合されていて、ULDは0. 020mgとより低用量の配合(=超低用量)になっています。 ULDでさらに最低限のエストロゲンに抑えることで、エストロゲンに起因する血栓症や頭痛や吐き気等の副作用のリスクをさらに抑えるために開発されました。黄体ホルモンの量は同じです。 血栓症等の副作用はへりますが、不正出血の副作用は増える可能性があります。エストロゲンの子宮内膜を子宮内にとどめておく効果も、量を減らすと減るためです。 フリウェルを処方される場合、まずは血栓症等のリスクを減らすためにULDのタイプを処方されることが多いですが、ULDで不正出血が頻繁に起こる場合はLDに変更されることが多いです。 医師と相談しながら、ご自身に合ったタイプを処方してもらいましょう。 卵巣からの女性ホルモンの分泌や排卵がなくなり、外部からホルモンの質や量をコントロールするため、生理(正確には消退出血です)の出血は少なくて規則的になり、生理周期による大きな変動や炎症物質の放出がなくなるので、体の不調もおこりにくくなります。 避妊に有効でだけでなく、婦人科疾患、さらには体のメンテナンスをすることで毎日予定をたてやすくなり、プレコンセプションケア(将来の妊娠への体作り)としても有効なのです。
ヤーズ配合錠の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典
投稿日: 2016年10月11日 | 更新日: 2018年10月10日 22415PV スポンサードリンク 皆様こんにちは 薬剤師こうです。 今回は超低用量ピルであるルナベルULDとヤーズの違いについて質問されましたので、お答えさせていただこうと思います。 すごい違うという所が多いわけではないのですが、多少は違いますので参考にしてみてください。 ルナベルULDとヤーズの違いを比較してみました!
ヤーズフレックス配合錠
先日、製薬企業主催のヤーズフレックス錠とディナゲスト錠の勉強会2つに出席して、教科書からはなかなかわからないだろう情報を頂いてきたので、今回はそれをテーマに記事を書こうと思います。 子宮内膜症治療薬である『ヤーズフレックス錠』と『ディナゲスト錠』はどう使い分ける? この1つ目のテーマに一言でお答えすると・・・ 若い人には『ヤーズフレックス錠』40歳以上には『ディナゲスト錠』 どちらも子宮内膜症に用いる薬ですが使い勝手や副作用の面から使い分けができます。 ヤーズフレックス錠では月経時の痛みを軽くするだけでなく回数を大きく減らせることがメリットです。 しかし、他の低用量ピルと同じく副作用として血栓症の可能性があります。 40歳以上では若い人に比べて血栓症のリスクが高くなりますが、対してディナゲスト錠では血栓症のリスクがないため安心して使うことができます。 『ヤーズフレックス錠』とは?特徴は? ヤーズ配合錠の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典. 国内初120日連続投与可能なEP製剤*1です。 通常のEP製剤は28日に1回休薬が必要ですが『ヤーズフレックス錠』は長期間服用ができるので月経の回数を減らすことが出来ます。 *1EP製剤:卵胞ホルモン+黄体ホルモンの配合剤 飲み方は? 月経初日より服用開始し、24日間は出血の有無に関わらず連続服用します。 服用25日目以降に連続3日間の出血があった場合、その翌日から4日間休薬をします。 出血がない場合には120日まで連続服用が可能です。 副作用は? 服用開始1~2ヶ月までは頭痛、悪心、不正出血が起こりやすいです。 これらは服用を続けるうちに軽快していきます。 最も注意しなくてはならない副作用は血栓症です。 血液検査でも血栓症の副作用モニタリングが行われます。 注意が必要な人は? 禁忌は他のEP製剤と同様です。 ・50歳以上または閉経した女性 ・35歳以上かつ15本/日以上の喫煙者 ・偏頭痛の前兆がある ヤーズフレックス錠はEP製剤の中で今までになかった飲み方の薬です。 自分の職場の採用品ではないためまだこの処方に出会ったことはありませんが面白いと思ったのでとりあげさせてもらいました。 読んでくださってありがとうございました。 それではまた(^^)/
日常 ヤーズフレックスはどんな薬?