外山滋比古「考えるとはどういうことか」書評 「知っているつもり」を覆す|好書好日
こんにちは、今様( @imayou_check)です。 私の中での頭がいい人の定義は、「 考えることのできる人 」 自分の頭で考え、自分なりの考えを出せる人こそ、真の頭のいい人だと考えています。 そんな、頭のいい人になるためにおすすめしたい本が『 考えるとはどういうことか 』です。 本書は、学校でも教えてくれなかった「考える方法」について解説されており、考え方のコツについて学べます。 本記事では、『 考えるとはどういうことか 』の紹介をしていきます。 『考えることはどういうことか』の著書梶谷真司さんとは? 考えるとはどういうことか 井崎. まずは、本書の著者である梶谷真司(かじたにしんじ)さんについて紹介します。 京都大学文学部哲学科卒業 京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了 東京大学大学院総合文化研究科 教授 という経歴。 博士課程修了に東京大学大学院教授という、超高学歴をお持ちの方です。 研究分野は比較思考や哲学などで、様々なイベントを開催されています。 そんな、超高学歴の梶谷真司さんの思考に対する思いが紹介されているのが、『考えるとはどういうことか』です。 『考えるとはどういうことか』要約 一人で考える時、私たちは自分に問いかけては答え、それを繰り返す。つまり思考とは自分自身との「対話」なのだ。 そして対話であれば、語る相手、つまり「聞く」人がいる。一人で考えている時、この聞き手は自分自身であるが、それは潜在的には他者である。 したがって「考えること」は、他の人との対話、「共に問い、考え、語り、聞くこと」であると言える。 『考えるとはどういうことか』P. 13より引用 本書では、あなたがもっと自由になるための、 考えるという行為 について解説されています。 本書での「考える」の定義は、「 問い・考え・語ること 」 そんな考えるという哲学的体験は、生きている限り必ず必要なものです。 しかし、考えるという行為については、学校で教わることもなく、 今様(いまよう) もっとよく考えなさい! と言われるだけ。 そこで考えて導き出されるものは、教師によって誘導されたものであってあなたの考えではありません。 つまり、決められた正解に向けて「 考えさせられている 」だけなんです。 考えるという本当の行為は、「 自分自身に問いかけ、自分なりの答えを出すこと 」 これができて、初めて考えるという行為ができたことになるんです。 ¥924 (2021/03/11 15:17:50時点 Amazon調べ- 詳細) 『考えるとはどういうことか』で学べたこと2つ 私が本書を読んで、考えるという行為に役立った部分は、 思考の質は問いの質によって決まる 他者に対して語ることが重要 の2点です。 思考の質は問いの質によって決まる 問いによって考えるようになるということは、何をどのように問うかによって考えることが変わってくるということを意味する。つまり、問いの質によって思考の質が決まるのである。 『考えるとはどういうことか』P.
考えるとはどういうことか 要約
数学とは自由である。誰だか忘れたが、有名な数学者がそう言っていたように記憶している。ゆえに数学的に考えるという行為もまた、自由でしょう。この考え方がこの記事の根本となる。 数学的に考えるとは?
だったら対話の場を作ればいい!