レンジフード(換気扇)のベアリングを交換して金切り音を修理する
5のドリル歯 をつかいました。 当方、集合住宅ので音が近隣に伝わりやすいので、カーペットの上に硬くて厚めのクッションを置き、その上に新聞紙などを敷いて、さらにその上にレンガブロックを置いて作業しました。 まぁ平日昼間の数分間なので大丈夫だと思っています(^^; ドリル歯を金づちで打ち付けて、完全にピンを抜くことが出来ました。 3ヶ所の爪をマイナスドライバーを使って起こし、モーターケースを開けます。 爪の起こし方は、マイナスドライバーを画像のように引っ掛け、時計回りに回すと起きてきます。(爪は以外に柔らかいです。) 爪が外れたら、ケースの隙間に薄いものを差し込みこじ開けます。 無事にケースが割れました! しかし、まだ片方のケースにローターがくっついてるので、手で少し力を入れてローターを左右に動かします。すると少しずつ外れてきます。 あまりにも外れない場合は、ケースの外からバーナー(ライターでも)で炙ると外れやすくなるそうです。ちなみに黒いワッシャーは金属製のスプリングタイプです。多少は熱を加えても大丈夫(^^) いよいよベアリングを取り外していきます まずは浅い方のベアリングから外します。 プーラーを画像のようにセットして、黒いボルトを手で回します。 右利きなので実際はこんな感じです。ものの15秒で外れました(笑) 深い方のベアリングです。こちらも拍子抜けするほど簡単に外れました! 上が古いベアリング。下が新品のベアリング。 新しいベアリングをシャフトに打ち込みます ベアリングはシャフトに当てがってハンマーで打ち付けます。 注意:ベアリングの構造上、赤くしるしした部分以外を叩いてしまうと、破損の恐れがあるので、適当なサイズのパイプなどを使って打ち付ける必要があります。 水道用の塩ビ管(13㎜)が最適なようですが、用意していませんでした(-_-;) 代用できる物がないか家中を探し回って見つけたのが、 蛇口の部品?ホースジョイント? 換気扇の異音発生!ベアリングの無いモーターを分解して修理してみました|料理や手作りがテーマのブログ. 使えそうなので・・・ 深い方のベアリング取付け時はちょっと短いと思うので 17mmのソケット も準備しました ※分かりやすいように叩く部分を赤く画像編集しています。 蛇口の部品はサイズがぴったり! 騒音問題も気になるので、こんな感じで手に持ったまま打ち付けました。深い方に関しては 蛇口部品 ではここまでが限界。ストッパーまでもう少し! そこで 17mmのソケット と 蛇口の部品 を養生テープで合体!
換気扇の異音発生!ベアリングの無いモーターを分解して修理してみました|料理や手作りがテーマのブログ
静かにプロペラが回っています 「キュゴッ・・キュゴゴゴゴ~」という高音もしません。静かに排気する音だけです。 ついに換気扇のDIY修理に成功したのです!! まとめ それから1週間経過しましたが、異音の再現もなく正常に換気扇は動いています。 素晴らしいですね~換気扇の交換なら2万円くらいかかったかもしれません。 あとどのくらい動いてくれるかわかりませんが、メンテ方法はわかったので安心です。 さて今回かかった費用ですが、残念ながら0円ではありません。 モーターの軸受け用に「エーゼット製のタービンオイル」を購入しました。 これがかなり効果的でして、オイルをさして半年経過しましたが換気扇は静かに動作しております。 換気扇の設置から約15年くらいで今回の修理を行いましたので、あと10年くらいは元気に動いてくれるかもしれませんね。 換気扇を外したついでに換気扇の外側の汚れも掃除できたので、自分でも納得のいくDIY修理でした。みなさんも「モーターの型番:90216663」の故障時には参考にしてください。(ネットで探せないくらい古いモーターなので、需要が無いかもしれませんが) ※実際にモーターの分解と修理を行う際は、 安全に気を付けて「自己責任」で作業してください。 今回気が付いたのは、ふつうの電動ドライバーの使い方についてです。 便利なのでついつい使いがちですが、固く締めあげられているネジには使わないほうがいいです。 ネジ穴を潰した瞬間の絶望感と言ったらもう・・・ 大きなドライバーを使うか、インパクトドライバーを使いましょう。
深い方もうまくいきました! 逆手順で組み立てて完成させます 黒いワッシャーを忘れずにセットして ローターをケースに格納しました。ケースの爪はペンチで折り曲げました。 試運転の結果 弱運転時のモーターの音が殆どしなくなりました!! 今回の修理代:1, 832円 ← 費用対効果バツグン!! 安っ! しかも思ったより簡単でした(^^)/ ご参考まで~