中公 新書 植物 は すごい
内容(「BOOK」データベースより) 身近な植物にも不思議がいっぱい。アジサイやキョウチクトウ、アサガオなど毒をもつ意外な植物たち、長い年月をかけて巨木を枯らすシメコロシノキ、かさぶたをつくって身を守るバナナ、根も葉もないネナシカズラなど、植物のもつさまざまなパワーを紹介。動物たちには真似できない植物のすごさを、「渋みと辛みでからだを守る」「食べられる植物も毒をもつ」「なぜ、花々は美しく装うのか」などのテーマで、やさしく解説。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 田中/修 1947年(昭和22年)京都に生まれる。京都大学農学部卒業、同大学大学院博士課程修了。スミソニアン研究所(アメリカ)博士研究員などを経て、甲南大学理工学部教授。農学博士。専攻・植物生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
植物はすごい 七不思議篇|新書|中央公論新社
親切な植物なら「この人たちわかってないわ…大丈夫かしら」心配してくれていたかもしれない 植物たちのからだにはビタミンCやビタミンEを多く含み、抗酸化物質を作り出している さらに言うとアントシアニンとカロテンの二代色素も作り出せる 美容に敏感な女性ならわかるだろう 例えばアントシアニンはハイビスカス、バラ、アサガオ、ツツジなどの赤い花や青い花に含まれる そう花びらが美しく色づいているのは昆虫に蜜を吸って受粉してもらうだけではなく、紫外線による有害な活性酸素を除去するためでもあるのだ またカロテンにおいて、野菜がわかりやすいだろう 太陽をガッツリ浴びた野菜は色が濃い トマトやナスなどがわかりやすい 「もっと有り難くいただいてよね 天然のサプリなんだから」 仰るとおりです… もう1つのテーマは寒さをしのぐ方法だ 例えば常緑樹は冬でも葉が落ちない 低温の寒い中でも緑色のまま、何事もないようにしている なぜ凍らないか それは冬の寒さに耐える準備をきちんとしている 冬に向かって葉の中に凍らないための物質を増やすのだ それは糖分である 砂糖の濃度が濃いほど、真水に比べて凍りにくいのは想像できる まさにその原理だ 「だからって葉っぱ食べたって甘くないわよ 毒もあるからやめた方がいいわ」 はい 「でもね、あなたたち野菜でわかるでしょ」 あ! なるほど 冬の寒さを越えた野菜たちは甘い 雪下にんじんとか美味しい 凄いなぁ 植物は私たちより自然の摂理を理解している 話せない、動けない分知恵もある 「黙っているからってなにも知らないと思ってるの?うぬぼれないで」 すみません 植物は私たちのことが嫌いだろうなぁ 「これほど恩恵を与えているのに、まぁいつもとは言わないけど、恩を仇で返してくるんですもの」 これからはもっと仲良く共存できるように、知識を増やしていきます!
中央公論新社 (2012年7月24日発売) 本棚登録: 766 人 レビュー: 87 件 ・本 (236ページ) / ISBN・EAN: 9784121021748 作品紹介・あらすじ 身近な植物にも不思議がいっぱい。アジサイやキョウチクトウ、アサガオなど毒をもつ意外な植物たち、長い年月をかけて巨木を枯らすシメコロシノキ、かさぶたをつくって身を守るバナナ、根も葉もないネナシカズラなど、植物のもつさまざまなパワーを紹介。動物たちには真似できない植物のすごさを、「渋みと辛みでからだを守る」「食べられる植物も毒をもつ」「なぜ、花々は美しく装うのか」などのテーマで、やさしく解説。 感想・レビュー・書評 植物たちは、根から吸った水と空気中の二酸化炭素を材料にして、太陽の光を利用して、葉っぱでデンプンをつくる 学校で習ったし、もう当たり前の常識的なことになっているが、実際「どんなに費用が掛かってもいいから、水と二酸化炭素を原料に、太陽の光を使ってデンプンを作ってください」と依頼して引き受けられる人はいない 何気なく当たり前に感じていたがやはり植物はすごいことを静かにしている! そもそも何も食べなくて生きていることがすごい! 「だって自分たちで作れるんですもの!」 ⁉︎⁉︎⁉︎ し、失礼しました!