不定 詞 の 意味 上 の 主語
私たちは普段、動詞が出てきたときには必ず「主語」というものを確認している。 ところが困ったことに、多くの英語学習者の場合、その動詞が 別のもの に姿を変えてしまった途端、「主語は?」という意識が薄れてしまう。 そこでここでは、「動詞が姿を変えたもの」の中でももっとも用途の多い 不定詞 について、その意味上の主語を体系的にまとめていこう。 そもそも、なぜ「意味上の主語」が大切なのか? 「意味上の主語」という言葉については、以前、動名詞についての記事でもふれたことがある。 ※ 参考記事:動名詞の意味上の主語、目的格はダメ!? 簡単におさらいしておくと、「意味上の主語」という言葉は「文頭の主語S」と区別をするためのものだ。 一般に、単に「主語」というと「文頭の主語S」のことを指すことが多い。不定詞・分詞・動名詞などの準動詞(動詞の意味を持つが、品詞は動詞ではないもの)が表す動作の主語を、特に「意味上の主語」と呼んでいるのだ。 Tom will employ a man to speak English.
- To不定詞の「意味上の主語」の表現方法について徹底的にまとめてみた! | 知らないと損をする英文リーディングの話
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To不定詞の「意味上の主語」の表現方法について徹底的にまとめてみた! | 知らないと損をする英文リーディングの話
「 彼が 空気なしで生きるのは不可能だ」 この形は先ほどもご紹介した通り、私たちにとっては一番なじみのある形ですよね。通常はこのように仮主語のitを使って表現する形が一般的です。 仮主語のitについてもっと深く学習したい方用に以下の記事が用意されています ですがごくまれにこのitを使わないで英文を表現している形があることに注意。かなり読みにくいです(笑) For him to live without air would be impossible. 一見For himだけ見ると「前置詞+名詞」という形からスタートしますから、主語(S)に見えないのですが、For himはto liveの「意味上の主語」ですので、Forから「名詞句」として扱います。 [ For him to live without air] =(S) would be (V) impossible (C). 副詞用法のto不定詞にfor Aがついた場合 もちろん不定詞の副詞用法にも意味上の主語をつけることができます。 例 I opened the door to come in this room. 「私はこの部屋に入ってこれるようにそのドアを開けた」 この文にはfor Aがありません。to comeの意味上の主語が主節(ここでは「I」)と同じだからです。 ですが部屋に入ってくるのが『子供たち』だったら?もちろんfor Aを使って表現することになります。 例 I opened the door for children to come in this room. 「私は、 子供たちが この部屋に入ってこれるようにそのドアを開けた」 もちろんin order to / so as to Vを使っていても大丈夫です。 I opened the door for children to come in this room. = I opened the door in order for children to come in this room. = I opened the door so as for children to come in this room. To不定詞の意味上の主語を表す<for+人>の訳し方|英語|苦手解決Q&A|進研ゼミ高校講座. もちろんto不定詞句が文頭にあったとしてもfor Aを置けるのは「名詞用法」と同じです。 For children to come in this room, I opened the door.
To不定詞の意味上の主語を表す<For+人>の訳し方|英語|苦手解決Q&A|進研ゼミ高校講座
(8)はSVOC(=SVO+to不定詞)の構造なので、Janeは意味上の主語として表面にあらわれて「いない」と考える。これに対し(1)のWe want [you to help us]. はSVOである。どちらにせよ、不定詞の左側にくる一番近い名詞句が意味上の主語である点に違いはない。 3. まとめ この記事では、 不定詞の意味上の主語 について詳細を解説してきた。 内容をまとめると次のようになる: 意味上の主語とは不定詞の動作・状態の主体となる語 意味上の主語は不定詞の左側にくる一番近い名詞句 意味上の主語が明示的に示される場合がある 意味上の主語がforで示される場合がある 意味上の主語が示されない場合がある トイグルでは他にも、英文法に関する記事を執筆している。興味のある方はぜひご覧いただきたい。 2017年1月14日 トイグル式英文法|英語文法の学習に必要な知識と情報のすべて Good luck!
不定詞 意味上の主語4つのパターンを攻略!
不定詞の意味上の主語 とは、to不定詞や原形不定詞があらわす動作・状態の主語を指す。 例えば、 I want him to come. (私は彼に来てほしい)であれば、 him (彼)が to come (来る)の意味上の主語となる。 この記事では不定詞の意味上の主語について、詳細を解説していく。学習の参考になるはずだ。 *目次 1. 意味上の主語とは何か 2. 意味上の主語の使い方 2-1. 意味上の主語が示される場合 2-2. 意味上の主語がforによって示される場合 2-3. 意味上の主語が示されない場合 3. まとめ 1. 意味上の主語とは何か 意味上の主語 を文字通りに解釈すれば「意味の上での主語」であるから、文の主語とは当然区別される。それでは、意味上の主語とは何だろうか? 例を見てみよう。 (1) Smith hopes to study abroad. (スミスは海外で学ぶことを望んでいる) to study abroad (海外で学ぶこと)の to は不定詞である。ここで、「海外で学ぶ」をするのは誰だろうか? それは「私」や「あなた」ではなく、「スミス」に他ならない。この時、 Smith (スミス)を不定詞の意味上の主語と呼ぶ。 別の例を見てみよう。 (2) Smith hopes you to come back soon. (スミスはあなたにすぐに戻ってくるよう願っている) to come back soon (すぐに戻ってくる)の to は不定詞である。この場合、「すぐに戻ってくる」のは誰だろうか? それは「私」や「スミス」ではなく「あなた」に他ならない。不定詞の意味上の主語は you (あなた)となる。 このように、不定詞には動作・状態をあらわす主語が必ず存在する。(1)のようにto不定詞直前にあらわれない場合もあれば、(2)のようにto不定詞直前に出現することもある。 不定詞の意味上の主語を正しく捉えることは、文を正確に読み聞きする上で重要な能力となる。以下、意味上の主語のより詳しい使い方を見ていこう。 意味上の主語を簡単に見分ける方法 不定詞の意味上の主語は「不定詞の左側にくる一番近い名詞句」である。 2. 意味上の主語の使い方 不定詞の意味上の主語は、明示的に示される場合、forによって示される場合、示されない場合の3つがある。 1つずつ詳細を説明していこう。 2-1.
(6′) It is time [ for Edwin to begin a new phase in his life]. (7′) In order [ for students to graduate], there are a few specific requirements. 尚、(5)は次のように書いてもよい(ただし、itを主語に置くほうが自然。) (5″) For companies to manufacture their products in the U. is possible. to不定詞の用法 (3)はTo不定詞の名詞的用法、(4)は形容詞的用法、(5)は副詞的用法。 2-3. 意味上の主語が示されない場合 (8) It is not easy to write clearly and simply. (明確かつ簡素に書くことは簡単ではない) (9) Caren tried to get a new smartphone. (カレンは新しいスマートフォンを入手しようと試みた) (10) Jack persuaded Jane to visit the museum. (ジャックはジェーンに美術館に訪れるよう説得した) 意味上の主語は明示的に示されなくとも、潜在的に必ず存在する。意味上の主語を明らかにするには、文構造や文の意味から考えるとよい。 (8)は意味上の主語が 一般の人々 の例。「明確かつ簡素に書くことは…」という内容は、特定の人を指すのではなく、一般論として述べられている。 (9)は意味上の主語が 文の主語と一致する 。「新しいスマートフォンを入手する」の主体はカレン(文の主語)である。 (10)は意味上の主語が 文の目的語と一致する 。「美術館に訪れる」のはジェーン(文の目的語)であって、ジャック(文の主語)ではない。 文の構造は次のようになる(△は意味上の主語をあらわす): (8′) It is not easy [△ to write clearly and simply]. (△ = 一般の人々) (9′) Caren tried [△ to get a new smartphone]. (△ = Caren) (10′) Jack persuaded Jane [△ to visit the museum]. (△ = Jane) persuade JaneのJaneは何か?