ご 自愛 なさっ て ください
「ご自愛ください」とは、「自分を愛する」☞「自分の体を大切にする」という意味で 使われることが多いです。 主に手紙やメールの文末に書かれるのが一般的な使い方です。 今回は、正しい意味と使い方、表現方法について解説をします! 正しい使い方をして、上司や目上の方にスマートな印象を与えられるようにしましょう! 「ご自愛ください」の意味 ご自愛くださいの言葉の意味は以下の通りです。 ご自愛ください(読み:ごじあいください) 意味 : 自分の体調管理をする ・ 自分を大切にする また、「ご ください」 は尊敬語に当たりますので、上司や目上の人に使うのが一般的です。 ※尊敬語なので同僚や年下の方に使うと他人行儀になってしまうので気を付けましょう。 !「お体ご自愛ください」は間違い! ご自愛くださいという言葉だけで自分の体を大切にするという意味があるため 意味が二重になってしまうため、使うときは気を付けましょう。使う際は、「お体に」はいらないです。 !ご「慈愛」くださいは! 「ご慈愛(ごじあい)ください」は相手に対応して「自分へ愛情を注いでください」という意味です。 ・使い方 ご自愛ください→(相手に)自分の体を大切にしてくださいという表現 ご慈愛ください→(自分に対して)愛情を求める表現 ※対象が変わってしまいますので注意しましょう! 「ご自愛ください」の使い方 よく使われるシーンを4つの例を交えてご紹介します。 シーン1:to上司や目上の人 「ご自愛ください」は尊敬語なので上司や目上の人にもOKです! 「養生してください」は目上に使える敬語?意味と類語、返事の仕方も解説 - WURK[ワーク]. ※くださいはくださるの命令形ですが、尊敬語なので問題ありません。 どうしても命令系になってしまうのが気になるという場合は 「ご自愛くださいませ」や 「ご自愛くださいますよう」 などと和らげる言葉を使うといいでしょう。 シーン2:文章の最後に添える 冒頭にも記載したとおり、「ご自愛ください」は主に文末に使われます。 ?なぜ文末に使われるの? 手紙の書き方のマナーとして、相手の健康を気遣う一言添えるというのがあるからです☆ 【POINT】 「ご自愛ください」の前の部分に、季節を表す言葉や理由を添えて使います。 <例> ・寒暖差折、何卒ご自愛ください ・コロナが流行っているようですので、ご自愛ください。 シーン3:元気な人に使う 「ご自愛ください」は怪我や病気で体調を崩している人には 使うことはおすすめ出来ません。 ?なぜ健康な人にだけ?
「養生してください」は目上に使える敬語?意味と類語、返事の仕方も解説 - Wurk[ワーク]
「資料ありがとうございました。参考までにさせていただきます」 間違い箇所は…「参考までにさせていただきます」 日本語として間違い。さらに「参考」は「自分の知識の一つに加えます」程度の意味のため、目上の人には失礼な言葉です。「大変勉強になりました」が正解。「次回のプレゼンに使わせていただきます」など活用についてプラスすると好印象です。 下記文章には不要な言葉が入っています。 不要なのはどれ? 「お体をご自愛ください」 正解は…お体を 「ご自愛ください」は「お体を大切になさってください」の意味のため「お体をご自愛ください」は重複。言い換えは「お身体おいといくださいませ」(いとう= 厭う 健康を願う言葉)が手紙やメールで使われます。ほか「お大事になさってください」(体調を崩している相手に)。なお、「身体」は体と精神的な部分も指す意味もあるので「お体」より「お身体」が丁寧。 取引先へ上司と一緒に訪問したいことを 伝えるとき、□に入るのは? 「訪問先に□□させていただけますか」 正解は…お供 訪問の約束のある上司に、自分も一緒に連れて行ってもらいたいことを伝えるときは「お供させていただけますか」「ご一緒させていただけますか」。よく使われる「同行」は「一緒に連れ立って行くこと」。対等な立場間で使うため、敬語になっていません。 取引先へのメール、正しいのは? A A案とB案、どちらにいたしますか? B A案とB案、どちらがよろしいでしょうか? 正解は… B 「いたす」は「する」の謙譲語なので、自分の動作に使う言葉です。相手の要望を伺う場合は、尊敬語を使います。「どちらになさいますか?」もOKです。 下記の動詞を尊敬語と謙譲語に 言い換えてください。 動詞 尊敬語 謙譲語 例:する 例:なさる・される いたす 見る a b 聞く c d 行く e f 来る g h 正解は… a ご覧になる・見られる/ b 拝見する/ c お聞きになる・聞かれる/ d 拝聴する/ e いらっしゃる・行かれる/f 伺う・参る/ g お越しになる・おみえになる/ h 参る 取引先から「納品を○日までにしてほしい」 とのメールに、返信で□に入るのは?
ご養生ください 「養生してください」ではなく「ご養生ください」と言えば、目上の人にも使える言葉に変わります。「養生」ではなく「ご養生」と相手への尊敬の気持ちを込める尊敬語にしてから「ください」という丁寧な命令形につなげることで、相手への尊敬のニュアンスを含めることが可能になるのです。 なお「ご養生してください」という言葉も「丁寧語」プラス「丁寧な命令形」のため、目上の人に使っても失礼にはなりません。しかし、「して」の元の言葉である「する」には丁寧なニュアンスも敬語も含まれていません。またやや冗長な印象を与えてしまうので、「して」を抜いて「ご養生ください」と言うほうが良いでしょう。 2. 養生なさってください 「養生なさってください」という言葉も、目上の人に使える表現です。前述の通り「してください」には一方的な命令のニュアンスが含まれてしまいます。そこで「する」の尊敬語である「なさる」を使用することで、尊敬の意味を含めたお願いを表現することができます。 ただし「ご養生なさってください」は文法的に正しくありません。丁寧語である「ご養生」に尊敬語である「なさる」をつなげることで二重敬語になってしまうからです。二重敬語を使うと、相手にしつこい印象を与えたり「とにかく丁寧に言っておけば良い」といった軽薄な印象を与えたりする恐れもあります。二重敬語に注意して、目上の人に尊敬と気遣いを伝えましょう。 3. 養生されてください 「養生されてください」という言葉も、目上の人に使っても問題のない表現です。「されてください」は「する」の尊敬語である「される」を使用した尊敬の意を込めたお願いの表現です。「養生されてください」と言えば「回復に努めて欲しい」という意味に尊敬の気持ちを込めることができます。 ただし、「ご養生」を使って「ご養生されてください」と表現するのは二重敬語であり、文法的に正しくありません。「なさってください」や「されてください」を使うときは、「ご養生」に限らず敬語以外の名詞をつけるようにしましょう。 「養生してください」の5つの類語 「養生してください」には「お大事になさってください」「ご自愛ください」「お労りください」「早く良くなってください」「無理をされないでください」の5つの類語があります。5つの類語表現と、それぞれのニュアンスや使用するシチュエーションについて見ていきましょう。 1.