縄跳び 腕の回し方
2017/03/29 2018/01/20 幼稚園児や小学校低学年児の縄跳びをしている姿は、とてもかわいらしいですね。 ただ、縄を回している姿が必死で大変そうに見えることがあります。 今回は、縄跳びをリズミカルに跳ぶコツでもある「縄の回し方」にスポットをあてて解説します。 縄跳びの回し方のコツは? 縄跳びの回し方を覚えることは、縄跳びを上手に跳べるコツでもあります。 縄跳びが上手に跳べる子供の腕の動きをみてみると、腕が動いていないことに気がつきます。 実は、縄跳びが苦手な子供ほど腕を必死に動かしているのです。 縄跳びは 、手首だけを使って回す ことがコツです。 腕を大きく使ってしまうと、縄は波打つように動いてしまい上手に跳ぶことができません。 子供に「手首を使って回しなさい」と教えても、なかなか理解することは難しいかもしれないですね。 そんなときは、 片方の手に縄 を持たせてみてください。 片方に縄を持たせることで、弧を描く必要がなくなり簡単に遠心力を感じられるようになります。 そして、リズミカルに縄を回す楽しさを感じることができるのです。 右手ができるようになったら左手と、片方ずつ練習してみましょう。 縄跳びの縄がうまく回せない原因は? 縄跳びが上手に回せない原因は、左右の腕の動きが合っていないからです。 縄を片方ずつ持って練習し、左右どちらもリズミカルに回せるようになったら、両方の動きを一致させる練習をしてみましょう。 左右の動きを合わせる練習をするためには、思い切って縄跳びを真っ二つに切ってしまうか、縄跳びを二本用意します。 つまり、両方の手に縄跳びの持ち手を持ってはいるけれど、それぞれがつながっていない状況を作るのです。 左右同時に動かして縄を回してみます。 左右の動きが一致すれば、地面に縄がたたきつけられる時の音が一致するはずです。 音がずれているということは、左右の動きにずれがあるということになるわけです。 左右のずれを音に変えて認識できるので、子供でもわかりやすいですね。 そして、この方法のメリットは「上達を音で感じることができる」ということです。 子供にとって、縄跳びの練習は苦痛なものです。 縄跳びの上達イコール「跳べる」ということにすると、目標を達成するまでの道のりはとても長くなります。 しかし、「地面に縄が着地する音を合わせる」という目標であれば、ハードルはうんと低くなるのです。 小さな目標であっても、達成できた喜びは次への動力ななりますね。 縄跳びの持ち方は?
小学4年生が「苦手な縄跳び」を克服!縄跳び師が教える練習のコツを動画で紹介 | ヨムーノ
ヒモ・布製の縄跳びは上達を妨げる いまだに幼稚園・保育園で「ヒモ」のロープを使ってるところがあるんですが、 布製の縄跳びはオススメしません。 ヒモは軽すぎて回しにくい上、回転が付きにくいので失敗しやすいんですよ。 そもそもヒモ製の縄跳びは目的が違くて、電車ごっこやヒモ遊びをするために考えられています。縄跳びをとぶのには適していません。 どうしても指定の縄跳びなら仕方ないですが、できる限りビーズの縄跳びを選んであげましょう。 前とびの練習ステップ では順番に前とびの練習を始めましょう。お子さんは大人に見てもらえると上達が早まりますので、ぜひお家の方が一緒に練習してくださいね。 障害物を飛び越える まずは縄跳びをする前に、ロープや箱を飛び越える遊びをしてましょう。モノに合わせてジャンプをするのは、向かってくる縄跳びを飛び越す感覚を養います。 走って飛び越えるのは長縄の練習にもなります。慣れてきたら縄跳びや棒など障害物を動かして飛び越えてみましょう。 遊んでいるうちにドンドン上達してきますよ! 縄跳びを跳ばずに、前にまわす つぎは写真のように縄跳びを後ろから前に移動させる練習をしてみましょう。このときはまだジャンプをしません。 とくに 5歳~6歳の子どもは「回す」と「ジャンプ」が一緒になってしまう ので、ジャンプをしないように注意しながら練習してくださいね。 足の前にある縄跳びを飛び越える 縄跳びを足の前まで回したら、下の写真のように動かさずに飛び越えてみましょう。 ここでポイントになるのは両腕の位置です。 ジャンプをするときに腕を動かさないように飛び越えてみましょう。 冒頭でもあげたように腕を使わずにジャンプをするのは不自然な動作です。子どもにとってこの動きは初めての経験になります。 腕が動いて上手に縄跳びを飛び越えられないときは、大人が縄跳びを地面で押さえてあげてください。何回か練習すればすぐにできるようになりますよ! 縄跳びを連続でとんでみよう! 上記の2つができたら、いよいよ縄跳びを連続でとぶ練習に挑戦します。 まずは、 縄跳びをまわす よ! つぎに、 縄跳びを飛び越える よ!
!」と思ってない限り、自主的に繰り返し練習をできる子はごく一握りです。 楽しさを見つけにくい 縄跳びは単調な練習の繰り返しです。しかも練習しても失敗ばかり。 失敗ばかりでは楽しさを見つけるのは難しいですよね。とくに年中・年長の子どもにとって、楽しさを見つけにくい練習を続けるのた大変。結果として練習が続かずに上達しない負のループに入ってしまうのです。 周囲の大人が上手に「楽しさを見つける工夫」をしてあげない限り、子供だけで楽しさを見つけるのは難しいと言えます。 前とびを頑張る子に保護者ができること 前跳びを頑張る子どもにとって、 お父さん・お母さんの褒め言葉が一番のモチベーション です。練習を頑張っているときは、たくさん褒めてあげてください。 上手に跳べないと、つい厳しい言葉を掛けてしまいがちです。でも大切なのは一回の失敗ごとに上手になっているという自信です。前跳びは失敗を繰り返してできるので、ポジテイブな言葉を掛けてあげましょう。 さっきより上手に回せてるね! おしいっ!もう少しでいけるね! いまのとっても上手だったよ! こうして 少しずつでも上達してるんだ!と実感できることで、子供の自信に繋がり、ひいては前とびの上達に繋がります。 前とびは何歳かできるのか? 個人差がありますが、平均的には5歳(年中)になれば前とびが跳べるようになります。 4歳(年少)でも跳べる子もいますが、発達段階的に運動能力が未熟なためジャンプと回すを同時にできない子どもが多いです。世間の幼稚園・保育園だと一般的には年中からなわとびを取り入れるところがほとんどです。 地域によっては小学校に入るまで扱わないところもるので、 焦って3歳・4歳(年少)で練習する必要はありません。