効かないだけじゃない!期限切れのお薬を飲んではいけない本当の理由 – Eparkくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報
ではまた次回をお楽しみに!
薬の保存期限について | お薬のはなし | 静岡県立こころの医療センター
3-1. 効きが悪いだけって本当?インターネットで調べてみたら・・・ インターネットで調べてみると、「効きが悪いだけで大丈夫」とか「1年過ぎた薬を使ったことがあるけど効いたよ」という声も見つかりました。 確かに1ヶ月くらい期限が切れても安心な薬もあります。シート状のプラスチック包装に錠剤やカプセル剤をいれたPTP包装などは湿気や酸素を通さないような加工をして、薬の劣化を抑えている製品もあります。プラスチックではなくアルミ包装で、光からも保護している風邪薬も見たことがあるのでは? [ PTP包装] このような製品であれば、多少期限が切れた薬を飲んでしまっても健康上の問題は出てこないかもしれません。 3-2.
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ドラッグストアで買える薬も、期限が切れたら危険 他にもアセチルサリチル酸(アスピリンの成分)という痛み止めの薬でも、期限切れによって毒性が増すことがわかっています。 アスピリンのようにありふれた痛み止めでも、期限切れの薬は胃腸障害を引き起こす毒となってしまうんです。 薬の期限が切れた時、どれくらい効果があってどれくらい危険なのかは誰にもわかりません。全く効かないのに病気になってしまう危険性だけは高い可能性もあります。そして、どの薬なら安全でどの薬が危険なのかを答えられる人はいないでしょう。期限切れの薬を使うということは百害あって一利なしと言えますね。 4.薬の大敵は光・温度・湿度!この3つに気をつけて保管しよう 「薬の適切な保管方法ってあるの?」 ここまでの説明を読んでくれた方なら、こんな疑問が浮かんだのではないでしょうか。 せっかくですので、薬の正しい保管方法も覚えていってください。とはいっても難しいことはなく、ワインを保管するときと似ています。 気をつけるべきは「光・温度・湿度」。この 3 つに気をつけてもらえば、特別な薬以外は大丈夫です。 4-1. 光で分解!薬は直射日光を避けよう 薬の中にはビタミンB2のように光に弱い成分を使用したものは、結構多いです。 基本的に薬は買った時の箱に入れておいたり、薬箱を使ったりと直射日光を避けて保管してください。 4-2. 効かないだけじゃない!期限切れのお薬を飲んではいけない本当の理由 – EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報. 車内は厳禁!温度変化にも気をつけて 通常の錠剤やカプセル剤であれば室温保存と指定されています。 室温とは1〜30℃で、できればあまり温度が変わらない場所がベストです。凍ってしまうような野外や夏の車の中のような過酷な場所は避けてください。 4-3. 乾燥剤を有効利用!ジメジメしたところに置くとカビちゃうかも 湿度については、なるべく乾燥している場所が望ましいです。乾燥している薬は湿度の高いところでは空気中の湿気を吸ってしまいます。湿気を含んだ薬は成分が分解してしまったり、カビが生えてしまったりと良いことがありません。 お菓子についてきた乾燥剤を一緒に入れて保管すると、湿気から薬を守れるのでオススメの保管方法ですよ。 5.まとめ 薬の期限を守ることの重要性について、正しい情報を知っていただくことができたでしょうか? 期限内において、薬の効果と安全性が変わらないことは国と医薬品メーカーがしっかりと保証しています。 しかも、その保証レベルは世界最高水準と言って過言ではないでしょう。そして、これからもそのレベルは上がり続けます。 逆に期限を過ぎた薬について、安心だと言える専門家はいないはずです。 期限を過ぎてしまった薬がどんな変化をし、どれくらいの効果と危険性を持っているかを調べられることはほとんどないからです。「わからない」という状況ほど怖いことはありません。病気になってしまってからでは遅いので、期限が切れてしまった薬は使わないように捨ててしまいましょう。 期限内の薬でも、あまりに悪い環境に置かれてしまうと劣化してしまいます。 光・温度・湿度に気をつけ、冷暗所に保管するようにしましょう。もちろん、特別に保管条件が決められている薬は、しっかり守って保管してくださいね。 期限内であれば安心、期限を過ぎたものは危険。 これだけ覚えていただければ、「この薬って使っても大丈夫?」となった時も安心できますね。