もしかしてロングスリーパー?長時間睡眠の3つの原因と短縮方法|Good Sleep Labo - ぐっすりラボ|ショップジャパン
「ついつい寝過ぎてしまうので、活動時間が減ってしまって勿体ない…」そんなお悩みを抱えている方はとても多いようです。 我々は、日々の疲れを睡眠によって解消しています。 日本人の平均的な睡眠時間は約7時間30分ですが、これよりも長い睡眠時間を必要とする人も。 一見すると"よく眠る=健康に良い"というイメージですが、実は過眠によって私たちの体には様々な不調が現れてしまいます。 寝すぎてしまうとこんなデメリットが… うつ症状 過眠に悩まされることにより、生活リズムが崩れたり、日中の活動が減って気分が陰鬱になっていきます。 これが深刻化してうつ病を発症してしまうと、何もやる気が出なかったり、最悪の場合自殺願望が出てきたりとその影響は計り知れません。 寿命が短くなる可能性 過眠の原因によっては、心疾患や脳血管疾患、糖尿病などのリスクを高めることがわかっています。 一日の睡眠時間が6. 5時間以下の人に比べて、7. 5~8. 寝過ぎてしまうのはなぜ?過眠の原因と理想の睡眠時間とは―ちょっと本気な眠り系情報サイト|熟睡研究所. 5時間の人は死亡率が25%高くなるという研究結果が報告されています。 眠りが浅くなる 私たちは睡眠中、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。 レム睡眠は浅い眠り、ノンレム睡眠は深い眠りです。レム睡眠の占める時間はそれほど多くありませんが、睡眠時間が長ければ長いほど、浅い眠りであるレム睡眠の割合が大きくなります。 したがって、全体的な睡眠は浅くなり、睡眠の質を低下させるおそれがあります。 過眠の原因となる病気 過眠による幾つかのデメリットを挙げましたが、 過眠の原因には病気と体質によるもの があります。 病気で眠りすぎてしまうのが、皆さんご存知の過眠症です。 過眠症は、夜間にしっかり寝ているはずななのに日中に異常な眠気が襲ってきて、居眠りせずにはられなくなる病気 です。 また、朝起きるのが異常に辛くなるなど、日常生活に支障をきたす症状が出てきます。 過眠症には大きく分けて以下の4つの種類があります。 1. ナルコレプシー 日中に眠気が襲ってきては短時間の居眠りをする。これを繰り返します。 居眠りは30分以内と短く、起きた後は一時的にスッキリしますが、しばらく時間が経過すると再び眠気が襲ってくるのが特徴です。発症するのは1000~2000人に1人と多くありませんが、ナルコレプシーの厄介な点は、会議中や試験中などの非常に緊張する大事な場面であっても、耐えられないほどの眠気が襲ってくるということです。 ナルコレプシーに見られる症状としては次のようなものがあります。 (1)情動脱力発作 人間は重力がかかっても、あらゆる筋肉を使って立位姿勢を維持しています。これらの筋肉の総称を「抗重力筋」といいますが、情動脱力発作では、喜びなどのポジティブな感情が高まったときに一瞬、抗重力筋が脱力して崩れ落ちます。 (2)入眠時幻覚 幻覚と表記されていますが、その正体は夢です。ただし、入眠時は比較的意識がはっきりしているため、その夢を幻覚と勘違いしてしまうのです。 (3)睡眠麻痺 いわゆる金縛りの症状が現れます。 2.
寝過ぎてしまうのはなぜ?過眠の原因と理想の睡眠時間とは―ちょっと本気な眠り系情報サイト|熟睡研究所
ロングスリーパーのデメリット しかし睡眠時間が長いということはそれだけ、日常の生活の時間が睡眠に使われるということでもあります。朝6時に目覚める人が9時間の睡眠が必要な場合、前日の21時に就寝する必要があります。 ちょっと遅めの残業があったり、飲み会などが開催されたりしたら睡眠時間が足りなくなってしまうこともあります。9時間の睡眠が必要な人がそれ未満の睡眠時間になってしまうと、熟睡感が得られず、日中の眠気や倦怠感の原因となります。 ロングスリーパーの人が無理をして睡眠時間を減らしてしまうと、睡眠不足が借金のように蓄積して睡眠負債となります。心身のバランスを崩して健康を害してしまうこともあります。必要な睡眠時間が長いため、睡眠負債を蓄積しやすいことはロングスリーパーのデメリットとも言えます。 2-3. 過眠症との違いとは? 過眠症とは、夜間に十分に睡眠時間を確保しているにも関わらず、日中に強い眠気に襲われてしまう睡眠障害のことを指します。 この眠気は耐え難いもので、居眠りを引き起こす可能性があります。運転をしている時や何らかの集中力が必要な作業をしている時にも生じる可能性があり、事故の原因や仕事の支障になったりもします。 ロングスリーパーと過眠症は別のものです。過眠症は日中に強い眠気が生じる。一方で、 ロングスリーパーの人は夜間に十分な睡眠を取っていれば日中の眠気が起きることはほとんどありません。 3. 長時間睡眠の原因として考えられるものは? ではなぜ、平均的な睡眠時間を超えて眠ってしまうのでしょうか?一般的な原因について解説します。 3-1. 疲労やストレス 疲労が溜まっていると心身のバランスを整えるために睡眠が必要になります。例えば休日の昼間にたっぷりと運動をしたら、その日は普段よりも早く眠気が来ますよね。このように疲労が溜まっている人は睡眠時間が多くなる傾向にあります。疲労を回復するために睡眠を取ることはもちろん重要です。ただし見方を変えて、 疲労を溜めすぎないような生活を送ることも同じくらい重要です。 また、ストレスも同様に睡眠を過剰にしてしまうことがあります。通常はストレスは交感神経を優位にするため、寝つきを悪くしたり睡眠の質を低下させたりします。その分、長く睡眠を取ることで精神を安定させていると考えられています。 3-2. 遺伝の可能性 遺伝によって睡眠時間の多い、少ないが決まるという考えもあります。 特に両親のどちらかがロングスリーパーならば、子どももロングスリーパーになりやすい傾向があると言われています。 ただしこれは現段階で明確になっている原因ではありません。遺伝ではなく、両親の生活パターンがそのまま子どもに受け継がれてロングスリーパーになる可能性も指摘されています。 3-3.
特発性過眠症 日中に強い眠気が襲ってくるという点ではナルコレプシーと似ていますが、決定的な違いは長時間の居眠りをするということです。夜間の睡眠時間にかかわらず、日中に長時間眠れば特発性過眠症です。また、眠った後もスッキリしないのもナルコレプシーとの違いです。 原因についてはよくわかっていません。 3. 反復性過眠症 最大の特徴は、16~18時間という異常なまでの睡眠時間です。 症状が出る期間は「傾眠期」と呼ばれ、3~10日程度続きますが、その後は症状が落ち着く「間欠期」に入ります。この二つを周期的に繰り返して、何度も症状が現れます。 原因はよくわかっていませんが、ストレスや睡眠不足などが可能性として考えられます。 さらに、傾眠期には起きて食事や排泄を行っているのですが、その記憶が本人にはありません。また、並行して異常な食欲感じる、女性の場合は月経の期間が傾眠期と重なるなどの症状が現れることもあります。 4. 睡眠不足症候群 日本人の睡眠時間が少なくなってきたことに起因して現れ始めた病気です。 日中にある程度の眠気を感じるのは何もおかしいことではないのですが、この病気ではその眠気が異常になります。休日によく眠るのが特徴ですが、人間は寝溜めはできないので、睡眠不足は解消されません。 睡眠不足により、思考力や記憶力が低下したり、攻撃的になったりします。命を脅かす心疾患や脳血管疾患などのリスクも上がるので要注意です。 体質で過眠になることも また、病気ではなく体質で長い眠りを必要とする人もいます。 「ロングスリーパー」と呼ばれる人たちで、人口の5%程度の人が当てはまります。 原因は遺伝やストレス、加齢などですが、遺伝が原因場合以外は、多くのロングスリーパーに改善の余地があります。 具体的には、生活リズムを整え睡眠の質を上げること、そしてストレスフリーな生活を心がけることです。 適切な睡眠時間はどのくらい?