ふれ な ば おちん イライラ
主人公は「母」としては非常に有能な人だ。 ご飯を作れば絶品。家事も万能。 旦那や子供に対する愛情もいっぱい表現してくれている。 もしも問題があるとすれば、周りのことばかりに一生懸命になって、自分を疎かにしてしまっていることくらいだろう。 自分を疎かにすると言っても、身嗜みなんかに手が行き届かないっていうことなんだけども。 この作品は一体何を描きたいのだろう? 子供に恵まれ、「父と母」という形で良きパートナーとして生活していた主人公一家。 娘が思春期にさしかかり母の悪いところばかりに目がいってしまい、旦那は同僚が自分の妻君を「女」として見ていることに衝撃を受ける。 確かに隣の芝生は青いというか、そういう家もあるんだなと思うだけなら良かったが、そこから少しずつ自分の妻に呆れたような態度をとるようになるのだ。 考え方がそれぞれに違うのは当たり前なんだけど凄くモヤモヤさせられる。 自分が「男」と思われているかどうかはそんなに気にしないけど妻が「女」でないことを恥ずかしく感じるなんて自己中もいいところなのではないだろうか。 お互いに素敵な女性、男性でいようと話をするでもなく、良い男な後輩をけしかけようとしたりして。 旦那の「自分は胡座かいて蚊帳の外から見てる」感じが見ていて歯痒かった。 この作品は多分所謂女の人が不倫をする的な内容になっていくんだろうけど、話の流れ的にこの旦那が若い子に熱を上げ始めたって展開の方がしっくりくるような流れに思えた。 なんか主人公が可哀想。
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