食事代わりにお菓子を食べている人は要注意! | マイクロダイエットネット
健康&Amp;適正な体重を保つ為の食事Step3-2~お菓子がご飯の代わりにはならない理由~|小林俊夫/脳と身体と働き方を良くするコンディショニングトレーナー|Note
GIというのは、 グライセミック・インデックス(Glycemic Index) の略で、食後の血糖値(血中のブドウ糖の濃度)の上昇度合いを測ったものです。 ブドウ糖を摂取した時の、血中のブドウ糖濃度の吸収度合いを100として、食品ごとに相対的に表されるものになります。GI値が高い食品は、食後に血糖値が上がりやすく、低い食品の場合は、食後の血糖値の上昇は緩やかになると考えられます。 低GI食品の注意点 ただ、ここで気を付けなければいけないのは、 これは食後の「血中のブドウ糖の濃度」を表したもの であり、また先述の様に、果糖はブドウ糖と代謝の経路が異なり、腸からスグに肝臓で運ばれるので、血糖値は上がりにくいんですね! その為、糖質量が同じ50gだとしても、例えば以下の様な内訳の場合、2の方が低GIになる訳ですね。 1、ブドウ糖45g+果糖5g 2、ブドウ糖5g+果糖45g 同じ糖質の種類による比較であれば良いのですが、GI値だけで考えると、かえって不健康な洗濯をしてしまうことにも繋がります。 そして、果糖を多く含む果物は、基本的に低GI食品に分類されるものがほとんど。果物の健康的なイメージと相まって、健康の為であったり、ダイエットの為に、果物ばかりを食べる方が時々いらっしゃいます。 たしかに以下に報告をされている様に、適度な果物の摂取は、健康に貢献をしてくれると考えられますが、食べ過ぎは果糖の過剰摂取に繋がりますし、果物だけを摂る様な食事は、それ以外の栄養素が不足しがちなので要注意です! (果物のほとんどは水分である事や、血糖の急上昇を押さえてくれる食物繊維なども含みますので、例えばみかんやキウイなど1日に1、2個食べるくらいは、特に病気などがなければ問題はないと考えられます。もちろん、他に何を食べるには) Fruit and vegetable intake and the risk of cardiovascular disease, total cancer and all-cause mortality-a systematic review and dose-response meta-analysis of prospective studies GI値だけで判断をするのではなく、多角的に考える事が大切ですね! また、基本的なことではありますが、 血糖値の急上昇を押さえる為には、食べる順番も大切 で、 最初に食物繊維を多く含む、野菜やきのこ、海藻類などを食べてから、主菜や主食を食べるのがおススメ です。 炭水化物については、他にもお伝えしたい事がたくさんありますので、つづきは明日!
今日のまとめと実践 ・ 脳の栄養源はブドウ糖 なので、ご飯やパン、麺類などブドウ糖を多く含む主食を摂る事は、脳機能から考えても大切 ・ブドウ糖と果糖では、体内での吸収経路や作用も異なる為、 お米などの主食を抜いて、その分お菓子を食べようはNG ・果糖は、ブドウ糖と比べて、老化の促進や動脈硬化などの病気のリスクを上げる糖化を引き起こしやすい為、果糖が多いお菓子はもちろん、低GIだからといって、果物の過剰な摂り過ぎに要注意! 参考書籍及びサイト ・栄養コンシェルジュ協会テキスト ・川合智氏分子栄養学研修テキスト ・千野ひとみ氏分子栄養学研修資料 ・ポケットアトラス栄養学 ・新スタンダード栄養食物シリーズ 生化学