百田 尚樹 カエル の 楽園
ツーステップが誰なのかはまぁ分かりますわなぁ。 このように、この小説は事実ベースですからネタバレはありませんし展開は既に読めてしまいますが それでも、このように無理矢理にでも名前・名称を変えて設定しているのを楽しむことができます。 ただ、カエルの世界ですから、ネットもテレビも電話さえもありませんから 情報はすべて口伝ですし移動していかなければ得られません。 ということは、カエルたちはあちこち移動して会話したり演説したりする設定です。 マスクにみたてた蓮の花を口に当てることになってますけど 感染症が蔓延する時に一番やってはいけないことをやってしまっていて それ故にカエルの世界という設定に無理があるなと感じてしまうところですね。 面白いのは以下の下りです。 (以下引用) プロメテウスは厳かに言いました。 「明日からオタマジャクシは今いる池の位置から動かないようにお願いします」 (引用終わり) なるほど、このためにカエルの世界にしたのですかね(笑) まぁでもまだまだこの本を呑気に読んでゲラゲラ笑っていられる状況になりませんけどね。
百田尚樹 カエルの楽園 続編 無料公開
2020/06/24 09:58 投稿者: ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る 本書は、『海賊とよばれた男』や『モンスター』、『フォルトゥナの瞳』、さらに大反響を呼んだ『日本国紀』などの作品で有名な放送作家の百田直樹氏の作品です。同書は、前作『カエルの楽園』の続編にあたるものです。同書の内容は、2匹のアマガエルは悲劇的な末路を迎えたはずだったのですが、悪夢の翌朝、2匹はなぜか再び平和な地にいたというところから物語はスタートします。しかしながら、今度の世界では、ウシガエルの国で「新しい病気」が流行っていたのです。にも関わらず、楽園のカエルたちは根拠なき楽観視を続けます。ところが、やがて楽園でも病気が広がり始めまます。同書を読んでいると、今、世界中で蔓延している新型コロナウィルスのことを暗にほのめかしているようで何とも恐ろしいです。同書では三通りの結末が提示されており、まさに私たちに向けた警告と同時に、希望の書でもあるといった一冊です! 百田尚樹 カエルの楽園 2020. プロメテウスよ、しっかりしろ! 2020/06/23 08:41 投稿者: Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る 「美味しいものが食べられて、皆の尊敬を集められる。それだけのために元老になる奴がほとんどだ。」に、まったく同感です。 「平和な国の元首には、十人並みの顔をした人がなる。不安定な国ほど、強面の人が元首になる」 こう何かに書いてあったのを読んだ記憶がある。 ウシガエルに病気を持ち込まれるだけでなく、南の崖を占領されるような国ナパージュには、見かけだけでも怖い脅しの効くような元首が必要かなのもしれない。 部下であるツーステップの顔色ばかりをうかがい、有事に決断できず、重大な事の責任は取りたくなく、ツチガエルにだけ我慢を強いる。このようなプロメテウスがナパージュのリーダーなのだから、ツチガエルにとっては不安なことこの上ない。三戒の破棄もどこかへ消えてしまったのかな? 余談ですが、東の池のリーダーの名前は、「スモールグリーン」よりも、「リンクルグリーン」の方がしっくりするかもしれません。 カエルの楽園2020 2020/07/13 00:34 1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。 投稿者: denndennmakimaki - この投稿者のレビュー一覧を見る コロナで大騒動の楽園の。 コロナのぬるま湯に浸かりきり茹でかえった心優しきカエルの楽園。 シュールでブラックな寓話。 毀誉褒貶はげしい著者だが読みのもとしては面白い。 異例のオムニバス形式の結末。 どの結末を自分は選ぶのか、考えさせられる。
カエルの楽園は、 百田尚樹さんが「私の最高傑作だ!」と評されているほどの渾身の傑作です! カエルの楽園ってどんなストーリーなの? 【書評】百田尚樹『カエルの楽園2020』日本のコロナ対応と将来展望!新登場人物やモデルno | YOGANOVA. ざっくりとあらすじを紹介しますと、次のとおりです。 ナパージュという国にやってきた旅カエルたち。ナパージュの国のカエルたちは、平和な生活に慣れきっています。 ナパージュの国の近くには、ヌマガエルたちがいます。そのヌマガエルたちはナパージュに侵入してこようとします。 しかし、ナパージュのカエルたちは「ナパージュには平和ルールがある!だから大丈夫だ!」と安心しきっています。 勘の良い人はすでにお気づきでしょう。ナパージュとは、日本のことです。 Japanを逆から読むと、ナパージュになるのです。 どんな結末をむかえるの? カエルの楽園の結末はバッドエンドです。ナパージュはヌマガエルによって侵略されてしまいます。 この作品は、平和に慣れすぎている日本人に警告をおくるものですので。 どうしてバッドエンドになっちゃったんだろう・・・ 今回は、 カエルの楽園のようなバッドエンドを迎えないために、「私たち国民が何をすべきか?」を紹介 していこうと思います! 目次(クリックで開きます) カエルの楽園のひどい結末を迎えないためにはどうすればいい?ローラは政治に無関心な私たちだ!最後があんな風になってもいいのか? カエルの楽園を読んだんだけど、衝撃的な内容だったよ 日本人は少し平和に慣れすぎてる気がするよね カエルの楽園を読んだ方々は、このような感想を抱かれるでしょう。 私もはじめて読んだときは自分の無知さにあきれました。 カエルの楽園のひどい結末とは カエルの楽園のラストは、本当に悲しいものでした。 他国から侵略を受けた日本は、なす術もないままに奴隷となってしまいます。 「三戒があれば大丈夫!ナパージュはずっと平和だ!」と信じてきたナパージュのカエルたちは、ヌマガエルに弄ばれます。 純粋なローラは、ヌマガエルに手足を引きちぎられたにも関わらず、 「三戒が私たちを守ってくれるわ」とこんな状況でも三戒を信じ続けます。 ローラは本当にかわいそうな最後だったよね ローラって一体だれがモデルだったんだろう? ローラは政治に無関心な私たち ローラのモデルは、特定の人物ではありません。 私が思うに、ローラは政治に無関心な私たちのことでしょう。 「政治は政治家にまかせればいい」「投票なんて行かなくてもいい」 日本国民の半分ぐらいは、このように考えているのではないでしょうか?