直達牽引法・介達牽引法とは何ですか。 |むさしの森法律相談事務所
J118 介達牽引(1日につき) J118 介達牽引(1日につき) 35点 注 注 消炎鎮痛等処置を併せて行った場合は、主たるものいずれかの所定点数のみによ り算定する。 通知 (1) 介達牽引は、絆創膏牽引法、斜面牽引法、スピードラック牽引、腰椎バンド及びグリソン 係蹄によるモーターを使用した断続牽引並びにベーラー法を含むものであり、部位数にかか わらず所定点数を算定する。 (2) 介達牽引、矯正固定又は変形機械矯正術に消炎鎮痛等処置、腰部又は胸部固定帯固定、低 出力レーザー照射又は肛門処置を併せて行った場合は、主たるものいずれかの所定点数のみ により算定する。 (3) 介達牽引、矯正固定又は変形機械矯正術を同一日に併せて行った場合は、主たるものいず れかの所定点数のみにより算定する。 (4) 区分番号「C109」在宅寝たきり患者処置指導管理料を算定している患者(これに係る 在宅療養指導管理材料加算のみを算定している者を含み、入院中の患者及び医療型短期入所 サービス費又は医療型特定短期入所サービス費を算定している短期入所中の者を除く。)に ついては、人工呼吸の費用は算定できない。
直達牽引 介達牽引
◆整形の問題◆以下のうち、牽引療法について正しい説明はどれでしょうか? 1. 介達牽引は直達牽引と比べて牽引する重錘は重くなる。 2. 下腿直達牽引時は、足背の底屈・背屈運動は禁忌である。 3. 牽引を実施した直後は、X線検査で整復位の確認を行う。 4. 牽引療法中は、体位変換をすることはできない。 挑戦者 7088 人 正解率 57% 1. 介達牽引は直達牽引と比べて牽引する重錘は重くなる。 不正解 介達牽引は、直達牽引ほど重錘を重くすることはできません。直達牽引は骨に鋼線を貫通させているので介達牽引よりも強い牽引力をかけることができます。一方、介達牽引は皮膚を介して牽引を行うため、牽引する力が制限されます(皮膚が耐えきれなくなるので重くても2kgまで)。よって、この選択肢は誤りです。 2. 下腿直達牽引時は、足背の底屈・背屈運動は禁忌である。 下腿直達牽引時であっても足背の底屈・背屈運動は禁忌にはなりません。拘縮や深部静脈血栓症などの合併症を予防するため、痛みや牽引のずれが生じない程度に積極的な運動を促すようにしましょう。 3. 直達牽引 介達牽引. 牽引を実施した直後は、X線検査で整復位の確認を行う。 正解 牽引を実施した直後は、X線検査で整復位(骨折などでずれてしまった骨のもとの正常な位置)の確認を行いましょう。もし整復が十分でなければ牽引の重錘の増減を考えます。 4. 牽引療法中は、体位変換をすることはできない。 長期臥床が続くと褥瘡のリスクが高まるので、牽引療法中であっても体位変換を行う必要があります。 引用参考文献など 1)萩野浩編.直達牽引.整形外科きほんの看護技術.整形外科看護2014年春季増刊,2014,62-70. 2)落合慈之監.牽引療法.整形外科疾患ビジュアルブック.学研メディカル秀潤社,2012,100. このクイズに関連する記事 看護クイズトップへ いま読まれている記事 掲示板でいま話題 他の話題を見る アンケート受付中 他の本音アンケートを見る 今日の看護クイズ 本日の問題 ◆薬剤の問題◆NSAIDsの作用はどれでしょうか? 利尿作用 制吐作用 鎮痛作用 去痰作用 1301 人が挑戦! 解答してポイントをGET ナースの給料明細
第7章 大腿骨転子部骨折の治療 7.1.入院から手術までの管理と治療 ■ Clinical Question 2 術前牽引は行ったほうが良いか 推奨 【Grade Id】 術前の牽引をルーチンに行うことは推奨しない. 解説 早期手術を前提とした場合,術前牽引が有効であるという文献はない.ただし,待機手術や特殊な骨折型において術前牽引が有効である可能性は否定できない. サイエンティフィックステートメント 術前に画一的に牽引(介達牽引,直達牽引ともに)することは,手術および予後に対して有効とはいえないとする高いレベルのエビデンスがある( EV level I-2 ). 直達牽引 介達牽引 看護. エビデンス 文献 1) F2F01130 Parker MJ, Handoll HH:Pre-operative traction for fractures of the proximal femur in adults. Cochrane Database Syst Rev 2006:CD000168 2) F2F01629 Yip DK, Chan CF, Chiu PK et al:Why are we still using pre-operative skin traction for hip fractures? Int Orthop 2002;26:361-364 3) F1F00661 Koval KJ:Preoperative skin traction was not useful for hip fractures. J Bone Joint Surg 2001;83-A:303 4) F1F01071 Jerre R, Doshe A, Karlsson J:Preoperative skin traction in patients with hip fractures is not useful. Clin Orthop Relat Res 2000;378:169-173 5) F1F01099 Parker MJ, Handoll HH:Pre-operative traction for fractures of the proximal femur. Cochrane Database Syst Rev 2000;2:CD000168 6) F1F04447 Needoff M, Radford P, Langstaff R:Preoperative traction for hip fractures in the elderly:a clinical trial.