トラック 運転 手 怖い系サ
トラックドライバー 体験談 更新日: 2021年1月30日 古き良き時代 僕はトラックドライバーの仕事をしている。30代だから、会社ではまだ若いほうだ。 トラックドライバーは 基本的に1人で仕事 をするので、普段は同僚ともあまり話す機会もないが、僕が勤めている会社は アットホームな雰囲気 なので、皆仲は良い。 中でも50代のKさんは、僕が入社したときに仕事を教えてくれたベテランの先輩なので、研修の後もずっと仲良くさせてもらっている。若いころからずっとトラック運転手ひと筋でやってきたKさんの昔話は 「ホント? ウソ! 【男女差別は根深い】ポルトガルで体験したジェンダー刷り込みの話 - ヨーロッパの迷い方. マジ~」 ってことが多くて面白い。 ここんとこ ソーシャルディスタンス で、なかなかバカ話も盛り上がりにくいが、それでも仕事終わりにKさんを見つけると、つい話し込んでしまい、退社時間が遅くなる。 やはりトラックドライバーは 「基本的に1人で仕事」 なだけに人恋しいのかもしれない。 そんなKさんに聞いたんだけど、昔は仕事中でも無線でしょっちゅうドライバー仲間と連絡を取り合っていたらしい。無線に替わるものと言えば、今はスマホがあるけど、当然のことながら会社から 運転中のスマホ使用は禁止 されているからね。禁止されなくても、 事故 が怖いから運転中は絶対に使わないけど。 スマホと違って、無線は空中を飛んでいる電波を勝手にキャッチして話すから、昭和の昔は警察の無線のやり取りをこっそり聞き、取り締まりを逃れるなんてこともやってたらしい。いわゆる 「古き良き時代」 だったのかも。 しかし、これはKさんがさらにKさんの先輩から聞いた話らしいけど、本当に 思わぬ相手 とつながってしまうこともあったらしい。 相手は自分自身 Kさんの先輩、仮にYさんとしておくけど、そのYさんが20代のころのことなので、 昭和30年代 の話だ。 いつものように仕事中、ドライバー仲間と話そうと思ってYさんは無線のスイッチを入れた。しかし、その日に限ってどういうわけか、誰にもつながらない。 何だろう? 機械の故障かなと思い、あきらめかけたとき、スピーカーからかすかに声が聞こえてきた。その相手と話し始めたが、声からすると、Yさんの知った人ではなかった。 無線で知らない人の声を拾って知り合うのもよくあることなので、あまり気にせず、世間話を始めた。しかし、話をしていると、何だか 話がかみ合うような、かみ合わないような 変な感じがした。 つまり、勤めている会社は同じようでもあったものの、会社の状況や規模に違いを感じただけじゃなく、プロ野球の話でもチームの活躍がどうもかみ合わない。 相手の年齢は当時のYさんより10歳以上は上に感じたそうだ。それで思い切ってYさんは、相手の名前を聞いてみたら、何とYさんと 同姓同名 だったそうだ。 だが、相手が名乗ったとたん、無線が切れてしまい、それっきりつながらなかったとか。 Yさんはもしかして未来の、歳を取った自分と無線がつながったのかもしれない。 それでKさんは 「10数年経って、若い自分と無線で話したのか?」 と聞いたら、Yさんは答えず、ほほ笑んだだけだったそうだ。 - トラックドライバー, 体験談 - 不思議体験
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トラック運転手の良いイメージとは?