元祖 力餅 しげの屋
中山道の難所のひとつ、上信国境(群馬・長野県境)に位置する旧碓氷峠。峠には国境をまたぐように熊野皇大神社(群馬県側は熊野神社)が鎮座していますが、その向かいにあるのが元祖力餅の「しげのや」。若主人の水澤貴文さんは、熊野皇大神社の禰宜(ねぎ)。お父様の光男さんは宮司を務めています。店内に県境が通る店で味わう力餅は絶品!
元祖力餅 しげのや(2017.11.29) | 軽井沢 神社 | 熊野皇大神社
元祖力餅 しげの屋(がんそちからもち しげのや)【食旅】 更新日:2021/08/05 ペット可 江戸五街道のひとつ、旧中山道の街道最大の難所と言われた標高約1, 200mの旧碓氷峠は、今も昔も長野県(信州)と群馬県(上州)との県境。 そのちょうど県境の上に店を構えるのが「元祖力餅 しげの屋」だ。入口から店内まで分かりやすく県境の表示がされていて、もちろん店の住所は長野県と群馬県と2つあるという、非常に珍しいお店だ。 県境の上に建つ店は全国探してもそうそう見つからないだろう。店は旧中山道が開かれた江戸時代からなので、創業300余年。創業当時からの名物「力餅」の名は、中山道を往来する旅人たちが力をつける為、また、源義光の四天王の1人で剛力の武士・碓氷貞光公から由来している。現在もしげの屋には、正面に鎮座し同じく県境をまたぐ珍しい神社「熊野皇大神社」への参拝客や、外国人観光客、旧中山道を行くウォーキング客、ライダー等、様々な客層が訪れる。力餅の製法は300年以上守り続けており、無添加のつきたての柔らかなお餅は、1口大に丸めたものが10個で1人前。 味は創業当時からの「あんこ」と「辛味(おろし醤油)」の2つに、「きなこ」、「クルミ」、「味噌クルミ」、「胡麻」を加えた6種。いただいたのは「あんこ」と「辛味」。 手作りのあんこは甘過ぎず、おろし醤油はとてもさっぱりしていてどちらも美味しい。? 更に、この力餅をアイスと味わえる「力餅ソフト」は4種類の力餅と2種類のソフトクリームから好きな組み合わせで注文ができるとのことで、クルミの力餅と抹茶ソフトを選んだ。? 細か摺ったクルミと砕いたクルミの食感が違う2種類がお餅に絡めてあり、程よい甘さが抹茶のソフトクリームととても良く合う。名物力餅 500円 ※写真は「あんこ」と「辛味」 力餅ソフト 550円 ※写真は「クルミ」×「抹茶ソフト」 力餅の他にも、「信州碓氷そば」は信州産そば粉で打ったそばと出汁にこだわったつゆが人気で、冷たいそばと温かいそばがあり、山菜や月見、とろろ、力餅が入るメニューとなっており、今回いただいたのは今紹介した全てが一度に味わえる一番人気の「しげのやそば」。 つまり、山菜も月見もとろろも力餅も入っている1杯で、お得感とボリュームがすごい。 香りの良いそばももちろん美味しいのだが、柔らかい力餅が更に柔らかくなって、出汁が良く効いたつゆに絡んでとても美味しかった。 とろろが別鉢になっているので、まずは卵を崩して月見を楽しみ、そのあとでとろろを追加し、違った味わいを楽しんだ。しげのやそば(温) 1, 150円 ※全そばメニューは上州うどんに変更可能(さすが両県をまたぐ店!)