まとめ
避妊手術や去勢手術は健康面でのメリットが大きい手術であり、獣医師としては強くお勧めしたい手術です。
手術前や手術後に「太りやすくなりますので、気を付けてくださいね」と言っても、やはり太ってしまう犬は多いです。
手術後はフードを中心として、上にあげたような工夫を参考に太らないように飼い主さんが気を付けてあげてくださいね!
- 避妊・去勢手術と術後の注意点
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避妊・去勢手術と術後の注意点
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去勢後のフード変更 -生後6ヶ月になるマルチーズを去勢手術しました。- 犬 | 教えて!Goo
避妊・去勢手術のメリットは大きいです。一方で、手術後は肥満や尿路結石のリスクが高まることも。オーナーさんが日頃からワンちゃんの食事や運動に気をつけてあげてください。
なぜ避妊・去勢手術をするの? 病気の予防
避妊・去勢手術をする理由は、ワンちゃんの望まない妊娠を防ぐためだけではありません。手術をすることは、性ホルモンに関連するさまざまな病気を予防する効果もあり、ワンちゃんが健康で長生きすることにもつながります。
例えば、約半数が悪性で、命を落とすケースも多い「乳腺腫瘍」という病気は、初めての発情が来る前に避妊手術をすれば、99. 5%ととても高い予防効果があることが研究結果で明らかになっています。手術をするタイミングがワンちゃんの年齢が若いときであるほど予防効果が高く2. 去勢後のフード変更 -生後6ヶ月になるマルチーズを去勢手術しました。- 犬 | 教えて!goo. 5歳以降に手術を行っても乳腺腫瘍の予防効果はなくなってしまいます。
また、一般的には子犬のうちに手術をすることで体への負担がより軽くなるため、ワンちゃんと長く一緒に暮らすためにも、飼い始めたらできるだけ早めに避妊・去勢について考える機会を作れるとよいでしょう。
<避妊・去勢手術で予防できる病気>
オス:精巣腫瘍、前立腺肥大など メス:乳腺腫瘍、子宮蓄膿症など
性ホルモンに由来する問題行動
オス
大声で吠え続ける メスを求めて家出する 人や他の犬への攻撃性が増す
メス
年2~3回の発情期は気分が不安定 出血をする 巣作りをする 偽妊娠をする 怒りっぽく噛みやすくなる
手術について
手術の内容
オス:去勢手術:睾丸を取り除く メス:避妊手術:卵巣または卵巣と子宮を取り除く
手術にかかる時間
オス:30分程度 メス:1時間程度
手術の時期
小型犬:生後6ヵ月前後から 大型犬:生後1年前後から
入院期間
オス:日帰りも可能 メス:最長1週間程度
避妊・去勢手術後の注意点は? 避妊・去勢手術後はホルモンバランスが変化し、運動量は減るのに食事量が増えます。手術前に比べて肥満のリスクが上がります。
肥満対応でできること
脂肪や炭水化物量を抑えたフードを選ぶ 低カロリーのフードを選ぶ 下部尿路の健康維持に配慮したフードを選ぶ 給与量を守る きちんと運動させる
管理人
ドッグフードは去勢後に変えた方が良いのかな? 実はうちの子、1か月前に去勢手術したけどもう太ってきてるの…
獣医師G
去勢手術や避妊手術にはメリットが大きいけれど、一番の問題は太りやすくなることだよね。去勢後(避妊後)に太ってしまったということは多いんだよ。
それ、よく聞くことだよね。どうしたらいいのかなー? 不妊手術後は、性的な活動や代謝が落ちるから、その分ご飯の量を減らすことが大切だね。ご飯の量を減らしたくない場合は、カロリーの低いフードに変えたり、おやつやフードの上げ方を工夫することも重要だよ
病気の予防や長寿のために有効な去勢・避妊手術ですが、 最大の問題点は手術後に太ること です。犬の肥満は糖尿病や関節疾患、呼吸器疾患などのリスクを高めると言われています。せっかく長生きのために手術をしたのに、太ってしまって病気が出てしまっては元も子もありません。
今回は、去勢手術後の肥満防止のために気を付けておきたい、フードについて考えてみましょう!