蚊 刺され やすい 血液 型
」( Annu Rev Entomol. 1999;44:131-57. )によるとメスの蚊は匂いに行動を左右するとのことですから、好みの匂い刺されやすい匂いの存在を示唆しています。 野外でバーベキューをやるとなぜかアルコールガンガン飲んだオッサンが蚊の集中攻撃を受けますよね。その理由は「Alcohol ingestion stimulates mosquito attraction. 」(J Am Mosq Control Assoc. 2002 Jun;18 (2):91-6. ナイジェリア|外務省. )が明らかにしています。アルコールとしてここではビールを使用しています、っていうかビールをオッサンに与えています。その結果 ビールを飲んだ人は明らかに蚊に刺されやすかった のです。論文ではアルコールを飲む人は刺されるリスクに注意をしてね、と余計なお世話で締めくくってあります。 汗っかきは蚊に刺されやすい、という説もありますよね。「Olfaction: mosquito receptor for human-sweat odorant. 」( Nature. 2004 Jan 15;427 (6971):212-3.
ナイジェリア|外務省
1998年になって、アメリカの研究者がアフリカ南部のジンバブエで、489人のマラリア患者を調べたら、A型ではマラリアが悪化しやすいこと、B型は重症化しやすく、O型はむしろ抵抗力が強いという結果を得ました。 この研究に刺激されて、同じような結論が複数あがってきました。 つまり、発病の確立に差はないものの、罹ってからの抵抗力は血液型によって差があるという見解です。 これを裏付けるかのように「国、地域、民族による血液型分布」を見ると、マラリア汚染地帯と呼ばれる、赤道付近アフリカ、アマゾン川流域、インドから東南アジア、パプアニューギニアといったところでは、他の血液型に比べてO型の割合が多くなっています。 その理由として、マラリアによって非O型が淘汰されたのではないかという仮説が立てられています。 ちなみに、日本では、A型38%、O型30%、B型22%、AB型10%と、4:3:2:1という比率になっています。 これは、世界共通の比率ではありません。 また、地球規模でみると「西A東B」「北A南O」という傾向があるそうです。 O型はコレラに弱い!?
生活の豆知識 2016年6月22日 2021年5月13日 蚊に刺されると、たまらなくかゆくなる。 そればかりか、悪質な病原菌やウイルスを媒介することもある。 蚊に刺されたっていいことなんて何もないのだ。 そんな蚊であるが、明らかに刺されやすい人と刺されにくい人がいるのは経験的に知っているだろう。 その違いとともに、どうやったら蚊に刺されなくなるかを考えてみたい。 蚊に刺されやすい血液型ランキング!! 一説には、蚊に刺されやすい血液型と刺されにくい血液型が存在するという。 まずはそのランキングを紹介しよう! 蚊に刺されやすい血液型ランキング 1位:O型 2位:B型 3位:AB型 4位:A型 蚊に一番刺されやすいのはO型という結果に! これは実験でも確かめられていて、アメリカでの実験でも日本で行われたヒトスジシマカを使った実験でも同様の結果が得られた。 ではなぜ蚊は血を吸う前から、人間の血液型を見分けることができるのだろうか? 実は人間のかく"汗"のなかに 血液型物質 というものが含まれていて、蚊は鋭い嗅覚で血液型物質のニオイをかぎ分けているといわれている。 血液型物質は「糖鎖」であり、刺されやすいO型の血液型物質は"花の蜜と似た分子構造をもっているため"蚊を引き寄せるらしいのだ。 この血液型物質は汗以外にも唾液などの体液に含まれていて、これを調べれば血液型がわかる。しかし体質的に汗や唾液にほとんど血液型物質が含まれていない人もいる。血液型物質が含まれる「分泌型」は全体の約75%、ほとんど含まれていない「非分泌型」は25%ほどいるという。 一番刺されやすいO型の血液型を持つ人では、分泌型のほうが刺されやすく、非分泌型のほうが刺されにくい。 一番刺されにくいA型の血液型を持つ人では、分泌型のほうが刺されにくく、非分泌型のほうが刺されやすい。 そんな実験結果もある。 本当に血液型によって刺されやすさに違いはあるのか? 蚊に刺されやすい血液型があるってのは、テレビでもネットでも紹介されてることが多く「O型が刺されやすい血液型」と信じている人も多いだろう。 …実は「 血液型によって刺されやすさに違いはまったくない 」という真逆の実験結果も存在する。 先ほど紹介した、蚊が人間の血液型を判別するのに使用する「血液型物資」であるが、これをO型・A型・B型と抽出して肌に塗り、蚊の刺さされやすさに違いが出るのかを確かめる実験を行った。すると 有意な差は認められなかった というのだ。 そもそも、汗に含まれる血液型物質は揮発性ではなく、蚊は人間の皮膚に止まるまでその血液型物質を感じることができない。 血液型によって蚊の刺されやすさに違いがあるなんてのは、血液型によって性格に違いがあるってことと同じレベルで根拠のない話なのだ。 蚊に好かれやすい体質がある?