決算書(財務諸表)は、企業のホームページや EDINET で見ることが出来ます。
決算から3ヵ月程度 で、各企業のIRページで見られるようになります。
企業によっては、数字ばかりでなく画像や表を使い、投資家に見やすく理解しやすいように工夫された、決算説明会資料も公開されています。
ワークマンの決算資料
なお、決算書を見られるのは3カ月後と、時間がかかります。
そこで、 決算の1~2カ月後に見られる「決算短信」が先に公開 されます。
速報である決算短信を見ることで、投資判断に役立ちます。
カブスルは、 マネックス証券 で気になる銘柄をチェックしています。
保有またはチェックしている企業の決算情報があると、メールで通知がきます。通知がきた企業のホームページの決算資料を見ています。
カブスルはざっくり説明。決算書の解説本も買おう
カブスルでは、決算書の細かい説明は省いています。
まずは嫌いにならないよう、 ザックリと理解 していきましょう(笑)
本格的に決算書を読み解きたい方は、 書籍を購入して勉強 してください。
可能なら本屋さんに行って、ペラペラと中身をみるのをオススメします。 決算書の解説本には、文字だらけで頭が痛くなる本も多いです(笑)
カブスルがおすすめする、初心者向きの決算書の書籍はコチラ。
決算書についてカンタンに知りたい方は、カブスルの解説記事を参考にしてください。
初心者入門!正しい決算書の見方 | 「読む」お金の授業
決算書の読み方では、売上や収益の高さなどの数値情報だけに固執しすぎないように注意しましょう。
業種によっては、売上と在庫の数が反比例していなければ、不良在庫を抱えている可能性があります。また、資産規模が小さい会社であれば数値の振れ幅が大きくなるため、一概にある時点の数値だけで経営状態を判断できません。
企業分析では損益計算書も重要ですが、財務状況など多角的な分析も必要なので、一部の数字だけではなく、できれば決算書全体のバランスをチェックしましょう。
決算書の見方が分かれば株式投資の失敗リスクも軽減できる!
決算書の見方を正しく理解していますか?理解しておきたい決算書の見方の基礎 | クラウド会計ソフト マネーフォワード
8%>100% → 非常に優秀
(41, 455÷16, 672)×100=248. 6%>200% → 非常に優秀
((51, 034-972)÷81, 237)×100=61.
損益計算書の読み方
事業そのものの損益に加えて、資金をどのように有効活用してそこから利益を上げているかが分かるのが、損益計算書です。経費に対してどれだけの利益を上げているのかが分かるので、その会社の収益力や、事業の有望性、優位性などを読み取ることができます。
損益計算書から多くのプロが読み取るのは、その会社の損益分岐点です。損益分岐点が適切であるためには、経費と利益の関係性が健全である必要があります。また、損益分岐点を知ることによって黒字であるのか、赤字であるのかも分かります。
2-3. キャッシュフロー計算書の読み方
損益計算書だけでは読み取れないことを読み取るためにあるのが、キャッシュフロー計算書です。事業の損益だけではお金の流れまでを知ることはできず、どれだけ黒字であっても入金がまだで資金が不足しているようだとリスク要因になりますが、損益計算書だけでそれを読み取ることはできないので、キャッシュフロー計算書が活用されます。
つまり、キャッシュフロー計算書から読み取るべきことは、その会社のお金の流れが健全であるか、適切であるかです。営業キャッシュフローと投資キャッシュフロー、そして財務キャッシュフローの3つで構成されており、この3つがどのような状態にあるかで経営の健全性、安全性が分かります。
3. 決算書が読めると分かる3つのこと
次は、決算書の読み方が理解できると分かるようになる3つのことについて、解説します。
3-1. 決算書の見方を正しく理解していますか?理解しておきたい決算書の見方の基礎 | クラウド会計ソフト マネーフォワード. 経営の健全性、安全性
新規取引や融資審査の際に重視されるのは、その会社の経営が健全であるか、取引をして安全な会社であるかどうかです。そこで重視したいのが、「流動比率」と「当座比率」です。それぞれ、計算式は以下の通りです。
流動資産 ÷ 流動負債 × 100 = 流動比率(%)
当座資産 ÷ 流動負債 × 100 = 当座比率(%)
流動比率が100%を上回っているということは、流動負債よりも流動資産があることになるため、財務状態は健全であると判断できます。
もうひとつの当座比率についても100%を上回っていると安全と判断できますが、経営分析の世界では150%以上あるのが理想的であるとされています。
3-2. 企業の収益性
会社の収益性を知るには、「売上高総利益率」と「売上高営業利益率」、そして「売上高経常利益率」が用いられます。まず、売上高総利益率の計算式は以下の通りです。
売上総利益 ÷ 売上高 × 100 = 売上高総利益率(%)
売上高総利益率が高いということは、その会社の製品やサービスの付加価値が高いことを示しています。つまり、収益性が高いということです。業種によって理想値にばらつきがあるため、同業他社と比較して高いかどうかで収益性の高さを知ることができます。
次に売上高営業利益率の計算式は、以下の通りです。
営業利益 ÷ 売上高 × 100 = 売上高営業利益率(%)
営業活動によってどれだけ収益が上がっているかを示す数値なので、この数値が高いということは「稼ぐ力」が強いことを意味します。1~3%程度が基準となり、これを上回っていると収益性が高いことが分かります。
3つ目の売上高経常利益率については、以下の計算式で求められます。
経常利益 ÷ 売上高 × 100 = 売上高経常利益率(%)
この売上高経常利益率で分かるのは、経営効率です。経営効率の高さも収益力に直結するため、この数値を求めることで会社が通常時に発揮できる収益力が分かります。
3-3.