コーヒー豆を自家焙煎するよ! ☆ Roasting Green Coffee Beans At Home - Youtube
焙煎の流れ(失敗しない方法・対策・コツ)
100g〜150gの生豆を手網に投入し、弱火のコンロから10cm以上離して火にかけます。最初の数分は 「蒸らし」 の時間で、豆全体が満遍なく温まり、水分量を均一にすることで焙煎ムラをなくすための大事な工程です。この時、手網は火から一定の距離でシャカシャカと振り続けます。 2. 豆が全体的に白っぽくなり、手網を降った時の感触や音が柔らかくなってきたところで、本焙煎に入ります。とは言っても、火に少し近づけるだけ。熱源から5〜15cmの位置に手網を移動し、絶え間なく振り続けます。手は疲れますが、ここで止めてしまうと焦げて炭のようなコーヒーになってしまいますので注意。 3. 豆が「バチバチ」と弾けるような音がしてきたら、それは「1ハゼ」の合図。熱せられて豆の細胞が内圧に耐えられなくなり弾けた際の音です。このあたりから、すでにコーヒー豆として飲める状態になっています。 1ハゼで止めると一般的にはミディアムロースト 程度で、酸味が非常に強く、苦味はあまり感じないでしょう。この後もう一度ハゼ始めますが、これを「2ハゼ」と呼び、 2ハゼ始まりあたりをシティーロースト ととらえている人が多いようです。 好みの焙煎度合いで火から下ろします。 4. 焙煎の流れ(失敗しない方法・対策・コツ). 豆を手網からざるに移し、うちわなどで豆を冷却します。豆が熱いままで放置するとそのまま熱反応が進んでしまい、自分の好みの焙煎度合いを越してしまうためです。急速に冷やす必要がありますので、ドライヤーや扇風機などを使うと良いでしょう。(チャフと呼ばれるカスが部屋中に飛びますので注意しましょう。) 冷却が完了したらコーヒー豆の出来上がりです! うまくできていれば、お店顔負けの美味しいコーヒーを淹れることができるはずです。焙煎したての豆はフレッシュで派手な香りがありますが、数日寝かせるとバランスが良く飲みやすいコーヒーになる傾向があります。 おいしく手網焙煎するためのコツ 手網焙煎は気軽にできるとは言っても、失敗してしまったら非常に悔しいもの。ここでは、失敗しないように注意すべき点と、おいしく焙煎するコツをご紹介いたします! 焙煎前にハンドピックで欠点豆を除く ハンドピックとは、"良くない豆"を取り除くことです。腐敗していたり欠けていたり、発酵が進んでいたりする"良くない豆"は 「欠点豆」 と呼ばれます。腐敗や発酵はコーヒーの風味に直接の変化をもたらしますし、欠けている豆は煎りムラの原因となりますので、焙煎前に取り除いておきましょう。小さい問題に感じるかもしれませんが、この一手間があなたのコーヒーをさらに美味しくします。お忘れなく。 焙煎プロファイルを記録してトライ&エラーを!
元コーヒー屋で「コーヒーインストラクター2級」の資格をもつ私がお送りする。 コーヒー自家焙煎の基本シリーズです。 「コーヒー自家焙煎の始め方、必要な物は?」 「コーヒー自家焙煎、手網や片手鍋の焙煎方法とコツやポイント」 全部読み終えたとき、あなたはプロ顔負けのコーヒー豆を焙煎できるようになっているかもしれません。(^ω^) 「コーヒー自家焙煎の焙煎度合い、最適な焙煎時間は?温度ははかる?」 それでは行ってみましょう! コーヒー自家焙煎の焙煎度合い、最適な焙煎時間は? まずは、じっさいに焙煎の作業に入るまえに コーヒー焙煎の基礎知識をおぼえておきましょう。 コーヒー豆の焙煎度合いとは? コーヒー豆の焙煎度合いの基準として、豆の色によって 「ミディアムロースト」や「ハイロースト」「フルシティロースト」 などと分けるのが一般的だと思います。 しかし、 これだと個人の感覚や部屋の明るさ、 焙煎時の火力や豆の種類によっても違ってきてしまいます。 なので、再現性がまったくありません。 (;^ω^) そのため、コーヒーのプロやマニアの人たちは 「1ハゼ終わりのミディアムロースト」や「2ハゼ直後の中煎り」 など 「ハゼ」と呼ばれる情報を入れて焙煎度合いを伝えたりします。 コーヒー豆の「ハゼ」とは? コーヒー豆を焙煎していると、焙煎がすすむにつれて 「ハゼ」とよばれるコーヒー豆が「パチッ!パチッ!」とはじける音がします。 ハゼはほとんどの種類のコーヒー豆で2回起こります。 ピーベリーやごく一部の豆は理由はわかりませんが、1回目のハゼが来ないものがあります。 しかし、2回目のハゼはどんな豆でも必ずおこります。 最初にくる1回目のハゼを「1ハゼ」2回目のハゼを「2ハゼ」などと呼びます。 2つのハゼはけっこう音の違いがあるので、慣れれば1ハゼが来ずに いきなり2ハゼが来たときでも、聞き分けることができます。 1ハゼ けっこう大きな音で「パチッ!パチッ!」と長めの間隔ではじける。 2ハゼ 1ハゼより少し小さな音で「パチパチ!ピチピチ!」と細かく連続ではじける。 スポンサーリンク 焙煎度合いはハゼを基準にする ハゼは同じコーヒー豆(ロット、品種、産地)の場合ほぼ同じ温度でハゼます。 なので、同じコーヒー豆を同じ条件(量、火力、排気など)で焙煎した場合、 ハゼを基準にして同じタイミングで焙煎を止めると、同じ味にすることができます。 例:「2ハゼが始まった直後」や「2ハゼがきてから1分後」などです。 この方法は焙煎度合いをコーヒー豆の色を見て判断するよりも、 明確で分かりやすく非常に再現性が高いのでおすすめです。 火加減はハゼの時間で決める!