まいど 一 号 下町 ロケット
1mmのアルミを編むのは至難の業でした。それを実現させたのが、日本の民間企業の技術力でした。 大阪の衛星「まいど」 大阪では東大阪工業地帯の不況の波を押し切るために、「宇宙開発協同組合SOHLA(ソラ)」と呼ばれる組織をつくり、航空宇宙産業を地場産業へと発展させる取り組みが行われました。2008年には小型衛星「まいど1号」が完成、09年に打ち上げに成功しました。現在は資金難などが原因で運用を停止していますが、二足歩行ロボット「まいど君」をJAXAとの協力で月に打ち上げる研究が続けられています。 日本の製造業が宇宙産業の未来を切り開く 戦後、他国に後れを取っていた日本の宇宙開発ですが、現在では「はやぶさ」の成功などで世界中から評価されるまでに発展しています。また、JAXAを中心とした宇宙開発だけでなく、民間の取り組みも活発化してきました。 有名な例が、ライブドア元社長の堀江貴文氏が北海道で進める宇宙事業でしょう。宇宙開発を支えるのは、製造業の技術力の高さです。宇宙産業に興味のある人は、ロケットのどの部品が、どこの工場でどんなふうに作られているか、Webサイトなどで調べてみてはどうでしょうか? 制作:工場タイムズ編集部
まいど一号について|大阪市城東区 棚橋電機株式会社
きねや・ミズノ・アシックス・オニツカタイガー? 答えは×××!? 民間の力を結集して宇宙開発したモデルは「まいど1号」⁉︎ 三菱重工が開発に携わった「H- IIAロケット」が関与したのが、「まいど1号」です。 「まいど1号」は、宇宙開発協同組合SOHLAが開発に関わった人工衛星 です。 宇宙開発協同組合SOHLAは、2002年に「東大阪宇宙開発研究会」という名称で結成された民間宇宙開発組織です。 2003年には公共広告機構(現在のACジャパン)のCMで取り上げられ、全国に知られるようになりました。 2009年には、「まいど1号」を載せたH- IIAロケット15号機の打ち上げに成功しています。「まいど1号」の運用はその後、停止されています。 宇宙開発協同組合SOHLAは、中小企業が多く、長引く不況で活力を失いつつある東大阪工業地帯の経済振興策として設立されました。 人工衛星の開発を目指したのは、人工衛星は「ワンオフ製品が多い」ため、「融通の効く中小企業が有利」と判断した結果だと言います。 「まいど1号」開発当時の同組合のポスターには、関西弁で「町おこし?いやいや、国おこしやで!」というキャッチコピーが書かれていたものもありました。 →陸王・茂木裕人のモデル瀬古利彦! まいど一号について|大阪市城東区 棚橋電機株式会社. どんなシューズを履いて走っていたのか? スポンサーリンク
下町ロケットは実話だった!?佃製作所や帝国重工のモデルはあの企業 | サブロクマガジン
04年ごろ、例のACのCMで「東大阪(の町工場)から人口衛星打ち上げ計画」というのがあったことを妙に覚えている。3人ぐらい工場の人が出て、その1人が「棚橋さん」だったから覚えているのかもしれない。 それは大阪らしく「まいど1号」という名前だった。「そのころにはフキョー(不況)言う言葉がなくなってまうがな」というセリフが締め。 だから、直木賞で「下町ロケット」が受賞したとき、私はすぐに「まいど1号」を思い出した。でも、「下町ロケット」は特に読みたいとも思っていなかったのだが…。 電車の車内刷りで「下町ロケット」の広告を見ていたら、急に興味が沸いてきた。よく見ると「WOWOWで放送中!」とあるではないか。目が悪いので、本は読みたくないが、ドラマなら見たい。 でも、もう始まっているのか。いや、TVガイドを見たら、8月21日にスタートしたばかりだった。WOWOWはたいがいすぐに再放送もやってくれる。見ると、次回の28日の前に21日の第1回の再放送がある。 久々にWOWOWに入ります。自分はそういうの、ぜんぜん苦手だから、町工場って、興味があるんですよね。それと、広告って、やはり大切。
ねらい 中小工場が行っている新たな挑戦(ちょうせん)を知ろう。 内容 大阪府東大阪市。およそ6千の町工場が集まる地域(ちいき)です。機械部品や金属(きんぞく)を加工する技術(ぎじゅつ)が高く、ものづくりの町として発展(はってん)してきました。実は、その町工場の人たちが、力を合わせて挑(いど)んだものがあります。「人工衛星(えいせい)」です。東大阪から宇宙(うちゅう)へを合言葉に、町工場が作りました。その名も「まいど1号」。2002年、不況(ふきょう)に苦しむ大阪を活気付け、若い世代へものづくり技術を伝えたいという町工場の思いに、国の機関が衛星の制作(せいさく)を依頼(いらい)。プロジェクトが始まりました。町工場の人たちは、ミリ単位の誤差(ごさ)もゆるされない部品を、高い技術で作り上げました。2009年、まいど1号は宇宙への打ち上げに成功。専門(せんもん)の技術を持ちよれば、人工衛星も作ることができる。東大阪の高い技術力は、宇宙の分野でもしめされたのです。 町工場がつくった人工衛星「まいど1号」 「東大阪から宇宙(うちゅう)へ」を合言葉に、東大阪市の町工場が人工衛星(えいせい)「まいど1号」を作り上げました。