第3回繰上げ返済と資産運用、どっちがお得か徹底検証! | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
積立投資とは、毎月一定金額や一定数量の投資信託を少しずつ購入しながら投資する方法になりますが、現在、住宅ローンなどの借金を抱えている場合、なかなか積立投資をする一歩が踏み出せない方も多いと思います。 通常、借金を抱えているのに投資を行うといったことが、そもそも誤った考え方だと多くの方に思われますが、はたして本当にそうなのでしょうか? 仮に住宅ローンなどの借金がある場合、住宅ローンの返済を先に終えてから投資をするのが最善策なのでしょうか? 本記事では、「将来のお金を多く手元に残す」といった目的を考えた時、積立投資と住宅ローンの繰り上げ返済なら、住宅ローンの繰り上げ返済を優先すべきなのかについて、できる限り合理的だと思われる考え方に基づいて解説を進めていきます。 1. 積立投資と住宅ローンの繰り上げ返済はどちらを優先すべきか?
繰り上げ返済、するの?しないの?どっちがお得?? | ブログ となりの隣人
執筆者:三原由紀(ファイナンシャルプランナー) 2019年6月6日 住宅ローンの返済中に余剰資金ができた場合、ローンの繰り上げ返済に充てたほうがいいのでしょうか。それとも、投資に回したほうがいいのでしょうか。ローンは早く返済したいと誰もが思うものですが、住宅ローン控除を利用している場合、「繰り上げ返済しないほうがいいのでは?」と悩むかもしれません。具体例を挙げて、検証してみましょう。 繰り上げ返済と住宅ローン控除で家計全体のプラス効果を考える まず、「余剰資金」とはどういうお金のことなのでしょうか。手元にあるお金を3つのグループに分けて考えてみましょう。 1つ目は「日常の生活費」で、6ヵ月~1年分の生活費を手元に置いておきたいところです。2つ目は「5年以内に使い道が決まっているお金」で、子供の教育費や住宅のリフォーム費用などがこれにあたります。「日常の生活費」と「5年以内に使い道が決まっているお金」については、元本確保と自由に引き出せることを最優先に考えて、普通預金や定期預金などにプールしておくといいでしょう。 3つ目が、上記2つ以外のお金である「余剰資金」です。 ここでは、100万円の余剰資金ができたケースについて具体的に見ていきましょう。借り入れ中の住宅ローンは、残債が3, 000万円、金利は10年固定型の変動タイプで0. 59%、住宅ローン控除は残り9年とします。 この条件で1年後に100万円を繰り上げ返済すると、利息軽減効果は約22万円です。繰り上げ返済を行なうと残債が減りますが、住宅ローン控除の適用を受けている場合は控除される税金も減ることになります。住宅ローン控除は年末時の残債に控除率1%を乗じた金額(最大40万円)が所得税から控除される制度です。 つまり100万円を繰り上げ返済すると、控除される税金は1万円減ることになります。家計全体で考えると、100万円の繰り上げ返済で約21万円(約22万円-1万円)のプラスとなります。 投資をする際は長期の積立で 前提として、住宅ローンで変動金利を利用している場合、将来金利上昇によって総返済額が増え、負担が大きくなる可能性があります。ただし、今回のケースでは、10年間は固定金利0.
2017. 07. 05 不動産投資ローン・自己資金・売却 不動産投資を続けることで収益が得られるようになると、少しずつ資金が増えていきます。 そうなると、その資金をさらなる不動産を購入するために用いる他に、不動産投資ローンの繰り上げ返済に用いるといった選択肢も考えられます。 今回は、不動産投資ローンの繰上げ返済の仕組みやそのメリット・デメリットについて解説していきます。 関連記事: 不動産投資ローンって何?不動産投資ローンと融資について実例も踏まえて解説 不動産投資のご相談・お問い合わせで 「不動産投資の基本がわかる書籍」等 プレゼント! 不動産投資ローンの繰り上げ返済の仕組みを解説 不動産を購入する場合、購入資金の調達のためにローンを組むのが一般的です。 不動産投資ローンの返済には住宅ローンの返済と同様に利息が発生しますが、その支払い方法には元利均等返済と元金均等返済の二つがあります。 元利均等返済とは元金と利息を合わせた月々の支払額が均等になるという返済システムで、毎月の支払いの中で元金と利息の内訳は変化します。 一方、元金均等返済とは月々の元金の返済額が均等になるという返済システムのことです。 元金均等返済では毎月利息が減っていくため、返済額も段々と減少していきます。 関連記事: 元利均等返済と元金均等返済でお得なのはどっち? 繰り上げ返済とは? 手元の資金に余裕がある場合、月々の支払いとは別に不動産投資ローンの一部を前倒しして返済することができ、このことを「繰り上げ返済」と言います。 繰り上げ返済には、支払い分を先取りして返済することで月々の返済額はそのままでローン返済の期間だけを短縮する 「期間短縮型」 と、返済期間は変えずに繰上げ返済以降の月々の返済額を減らす 「返済額軽減型」 の二つがあります。 どちらの繰り上げ返済の方法を用いても前倒しして元金を減らすことができるため、長い目で見た利息の合計支払額を減らすことができます。 不動産投資ローンの繰り上げ返済のシミュレーション 「期間短縮型」、「返済額軽減型」のどちらの方法を用いて繰り上げ返済をしても総返済額を減らすことができます。しかし、この二つの方法にはそれぞれ特色があります。 そこで、「期間短縮型」、「返済額軽減型」の二つの方法で返済期間や月々の返済額がどのように変化するのかをいくつか例を挙げてシミュレーションしていきます。 前提条件 Aさんは新築マンションを購入するための資金として金融機関から 3, 000万円 を借り入れました。 当初の借入期間は 35年間 で返済方式は 元利均等返済 、金利は 年2.