【日本審美歯科協会 Web講演会】上唇小帯切除をともなう正中離開への対応 | Doctorbook Academy
フッ素には、①歯質を強くする、②歯の再石灰化を促進する、③むし歯の原因になる酸の産生を抑制することで、むし歯予防に効果があることがわかっています。とくに生えて間もない歯はたくさんのフッ素を取り込みやすいため、歯科医院でのフッ素塗布は前歯が生えそろう(1歳)ごろから行い、その後も3~4ヶ月に一度健診ごとに塗布してもらうと効果的です。 また、ご家庭での歯みがきは、フッ素配合の歯磨き剤をごく少量つけてみがき、歯みがき後のうがいはかるくゆすぐ程度にします。フッ素の成分が口の中に残っているほどむし歯予防に効果があるからです。うがいができない子どもには、ゆすがなくても大丈夫なスプレータイプもあり仕上げみがきの時に使うとよいでしょう。 なお、フッ素のからだへの影響を心配する保護者の方もおられますが、お薬と同様にフッ素も摂取しすぎると有害になります。ただし、歯科医の指導のもとで行えば、健康への影響は心配いりません。フッ素を上手に取り入れて、むし歯予防に役立ててほしいと思います。 仕上げみがきのコツはありますか? 仕上げみがきは、子どもを仰向けに寝かせて、歯ブラシを軽い力で細かく動かしてみがきます。みがく順番を決めておくと、みがき残しがなくなり手際よくみがけます。 とくにむし歯になりやすい①歯と歯の間②奥歯のみぞ③歯と歯ぐきの境目のところは、注意してみがきましょう。うえの前歯は、上唇小帯(上唇についているヒダ)が発達しているため特に敏感なところです。上唇小帯を人差し指で軽く押さえて、よけてみがくのがコツです。前歯の裏側は、歯ブラシをたてにして、かき出すようにみがきます。奥歯は、人差し指で頬を広げるとよく見えます。 歯ブラシは、すみずみまで届くようにヘッドが小さいものを選び、本人が使う歯ブラシはかみかみして、すぐに毛先が開いてしまうため、仕上げみがき用に別にもう一本用意しておくとよいでしょう。 おやすみ前にできるだけ楽しい雰囲気で、上手にできたらたくさんほめてあげましょう!子どもがひとりで上手に歯みがきできるようになるまでは、保護者の方の仕上げみがきが必要です。 歯みがきはいつから始めるのですか? 歯みがきの準備は、乳歯の生えるまえから始まっています。この時期の赤ちゃんは、顔や口のまわりが最も敏感なところですが、きれいな指で口のまわりや歯ぐきをさわってあげて、少しずつさわられるのに慣れさせていくと良いでしょう。 乳歯が生えてきたら、離乳食後にガーゼでみがくことから始め、慣れてきたら歯ブラシを使って歯ブラシの感触に慣れさせていくことが大切です。このとき、保護者のひざの上に仰向けに寝かせてみがく「寝かせみがき」をすすめています。頭が固定されて、お口の中が見やすくなります。寝るのを嫌がるようであれば、授乳するときのような抱っこの体勢でみがくと良いでしょう。歯ブラシは鉛筆を持つように軽く持ち、やさしく前後にみがくようにします。 1歳のお誕生日をむかえる頃までには、1日1回できればおやすみ前の歯みがきを習慣化してほしいと思います。 歯はいつ頃生えますか?
【日本審美歯科協会 Web講演会】上唇小帯切除をともなう正中離開への対応 | Doctorbook Academy
矯正治療や一般歯科では、近年レーザー治療が取り入れられているということを知っていますか?
受け口の場合は3歳ぐらいから治療することがありますが、そのほかの歯並びや噛み合わせなどは6歳を過ぎ6歳臼歯が萌え始めた頃に治療を開始することが多いです。 ただ、歯並びや噛み合わせは人それぞれですので、気になったらご相談ください。 集団健診を受けていれば、歯医者にいかなくても大丈夫ですか? 集団健診で虫歯がないからと安心せず、クリーニングや歯磨きチェク、フッ素塗布などかかりつけの歯科医院で健診を受けることが大事です。 仕上げ磨きはいつまで必要でしょうか? 小学校低学年までは、仕上げ磨きをしてあげるのが理想的です。幼稚園くらいまでは仕上げ磨きをしていても小学校に入ると、仕上げ磨きをしないお子様が増えてきます。親御さんの手が離れてくることに加えて生えてきたばかりの永久歯は虫歯になりやすく、虫歯になってしまうお子様が増えてきます。小学校低学年くらいまでは、注意してみてあげるようにしましょう。 口呼吸は、身体に悪い影響を与えますか? 最近はむし歯のお子さんが減少し、口腔習癖に問題があるお子さんが増加しており、舌や口唇、頬による不正な力によって歯の崩出するスペースが無くなり、顎骨の発育に制約を受けているお子さんをよく診ます。 口腔領域が狭くなると、舌は喉の方へ移動し、気道が狭くなります。その結果、鼻呼吸がおこなえず口呼吸を行うようになります。 口呼吸は、気道の呼吸抵抗もあり、呼吸が浅く、肺尖まで空気が届きづらいので慢性の酸素不足を招きます。 小児の場合は、酸素の摂取量の80%は、脳で消費される為、暗記ができない、物事に集中できないなど脳への影響も考えられます。また、口呼吸を長期にわたって行うと歯並びが悪くなり、いつも元気が無い、病気になりやすい、アトピーやアレルギーなど全身にも悪い影響がでているようです。 スポーツドリンクは歯によくないと聞きましたが本当ですか? 本当です。糖がたくさん含まれており、むし歯の原因になります。スポーツや塾通いの時などに持ち歩くことで、だらだら飲みの習慣がついてしまうきっかけにもなります。常に飲むのは避け、飲んだ後は水でうがいをしましょう。しかし、病気で食欲が無いときや、脱水症状には即効性がありますから、上手に利用しましょう。 子供の歯に銀歯を入れて欲しくないのですが? 当院では可能な限りお子様の歯は保険のきく白い詰め物をいれるようにしています。 歯の健康診断で初期虫歯と言われたのですが、削って治療しないとだめですか?