セクハラってどこからのことを言うの? | 弁護士法人琥珀法律事務所
女のくせにしゃしゃり出るな! もっと化粧したら? 髪伸ばしたら? きみは職場の花だね 女なのにキツイ性格だな 痩せたら? 女なのに冷たい こうやって見てみると、男性から女性だけでなく、 女性から女性へのセクハラ発言も多い ですよね。 ここでのポイントも、 相手が男性なら言われない発言 であるという点です。 そして、女性だけでなく、男性に対するセクハラ発言もたくさんあります。 男性に対するセクハラ発言 男のくせに力が弱いな! そんな小さなこと男なら許すべきだ! 男なのに器がせまいな もっと男らしくしろ 男なんだからシャキッとしろ! 男なのになよなよするな 男なのにたよりない 男だったら一度決めたらやり通せ 男性から男性だけでなく、 女性から男性へのセクハラ発言もいたるところにある ことがわかっていただけました? わたしがよく言われていた「 それって愛妻弁当? セクハラの定義とは|ボーダーラインと対処法|労働問題弁護士ナビ. 」という質問も 環境型セクハラの一種 だということです。 これらの例は「 性差別 」の範疇と言ったほうが良いかも知れませんが。 「環境型」で紹介したものでも、対価を人質に取られる場合は「対価型」になります。くわしくは事項を。 さて、今度は「 対価型セクシャル・ハラスメント 」について紹介します。 簡単に言うと、 「仕事上の対価」などを人質 に、性的な行動を求められることを指します。 「対価型セクシャル・ハラスメント」の場合は「嫌がらせ」という翻訳ではなまっちょろいですね。 「圧力」と訳した方が適切 です。 多くの場合、上位の立場にある 権力を持つ者 によって行われますので、そういう視点では「 パワー・ハラスメント(権力による圧力) 」だとも言えます。 例に出すと、このような方たちが権力を印籠にすることがそうですね。 会社の上司 外部の関係会社のお偉いさん クライアント 教師・警察・医者など 「パワー(権力)」だけにとどまらず、「性的」な要素がプラスされるものが「対価型セクシャル・ハラスメント」なので、 パワー・ハラスメントよりもさらに卑劣で深刻な問題 です。 たとえば、会社の上司というのは昇給や人事異動、減給など、会社での生活の首元をつかんでいるような存在ですよね? そんな人から、「デートに誘われた」としたらどうでしょうか? 「断ること」が仕事において「損害を被る」ものはパワー・ハラスメント。それが「 性的な誘いなどを断ること 」で損害を被るというケースになると対価型セクシャル・ハラスメントになります。 「いっしょに食事に行かないとクビにする」ということが実際にあるかどうかはわかりません。 でも、雇われる者にとっては 「権力」とは恐れる対象 です。 権力の下位層にいる人は、常に「解雇」のような仕打ちを恐れています。 そんな「恐れ」を利用して、「相手に特定の性的な行動を強要する」としたらどうでしょうか?
セクハラの定義とは|ボーダーラインと対処法|労働問題弁護士ナビ
を一度相談いただくのが良いかと思います。 自分では証拠にならないと思っていたものでも、プロから見れば証拠になり得ることもありますし、『いまからどう行動すれば有力な証拠を取れるのか』。弁護士から有益なアドバイスをもらうことも可能です。 まとめ|セクハラは我慢しない セクハラとは、職場内での性的発言・行動によって労働者の就業環境が害されることです。 セクハラは程度にもよりますが業務の円滑な運営を妨害する行為なので、 セクハラによって「働きにくい…」と感じた場合 は、問題解決のための行動を起こしましょう。 この記事で、セクハラの定義に関する疑問が解消されれば幸いです。
4%が、相談窓口を設置しています。従業員1000人以上の企業では96. 6%とほとんどの企業で窓口が設置されているの対して99人以下の企業では37. 1%と、まだまだバラツキがあります。また、会社とは独立した外部の組織(社外)に委託しているのは28. 9%であり、そのほとんどは、社内相談窓口も併設しているようです。 セクハラに限らず、ハラスメントの問題を社内ですべて適切に処理できるかどうかは、上司と部下といった人間関係をはじめ、企業イメージなど複雑な要素をはらんでおり、中立性の点から難しいところです。 被害に遭った、と感じた場合には、こういった相談窓口を頼ることも適切な対応のひとつではありますが、そもそも窓口がない場合や、社風からして適切な対応を期待できないと感じている場合などは、セクハラ(労働問題)などに強い弁護士へ早期に相談することをおすすめします。 また、事業主の側においても、常設の相談窓口を作ることができない場合や、社内での対応環境の構築が難しい場合には、こうした問題に詳しい弁護士に、体制整備を相談することも考えてみましょう。 こういった問題は、中立な立場の第三者が入る方が、よりスムーズに解決できるものと言えます。 琥珀法律事務所では、随時相談を受け付けております。 1人で悩む前に、まずはお気軽にお問い合わせください。