小川洋子『密やかな結晶』研究 ―『アンネの日記』からの影響を中心に―-Onomichi City University Repository
Abstract『アンネの日記〈研究版〉』に記載された1942年6月12日 (金) のアンネ・フランク13歳の誕生日の贈答品における食べ物の内容を分析した. 読み物として編集された『アンネの日記〈完全版〉』に比べて詳細に書かれており, 両親をはじめ, 親戚, 友人, 知人の総勢26名から39品にのぼるプレゼントが贈られたことがわかった. そのうち, 食品の割合は27. 5%で, 非食品には草花類, 書籍類の他に, 日用品ではない装飾品やゲームなどの玩具類が見られた. そして, 食品に占める菓子類の割合は82%と高く, オランダ国内で流通していたチョコレート製品, キャンディー・ドロップ製品, ビスケット製品が贈られていた. この他, 戦時下で不足していたコーヒーに替わる代用コーヒーも贈り物として使われていたことが認められた. 贈り主の多くが, 1930年代にナチスドイツから逃れ, アムステルダムで新たな生活を構築していたユダヤ人コミュニティーの仲間たちで, フランク家とは家族ぐるみで交流のある者たちからのものであった. アンネ13歳の誕生日は, ドイツ軍占領下の制約はあったものの, 子供らしい自由な生活を楽しんでいた時期のアンネの生活をうかがい知ることができる象徴的な日であったことが認められた.
Food among the presents given for Anne Frank's thirteenth birthday on 12 June, 1942, written in The Diary of Anne Frank –The critical edition–, was investigated. アンネの日記研究版/オランダ国立戦時資料研究所 本・漫画やDVD・CD・ゲーム、アニメをTポイントで通販 | TSUTAYA オンラインショッピング. Detailed entries about gifts and gift-givers were written, comparing them with The Diary of Anne Frank –The definitive edition–, which was edited for easier reading. Anne celebrated her birthday by receiving 39 gifts from 26 gift-givers including her parents, relatives, friends and acquaintances.
- アンネの日記研究版/オランダ国立戦時資料研究所 本・漫画やDVD・CD・ゲーム、アニメをTポイントで通販 | TSUTAYA オンラインショッピング
- アンネの日記 : 研究版 (文芸春秋): 1994|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
- アンネの日記 - Wikipedia
アンネの日記研究版/オランダ国立戦時資料研究所 本・漫画やDvd・Cd・ゲーム、アニメをTポイントで通販 | Tsutaya オンラインショッピング
こんにちは!
アンネの日記 : 研究版 (文芸春秋): 1994|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
作品紹介 筆跡鑑定、三種類の「日記」テキストの徹底比較、「完全版」にも収録されなかった意外なアンネの一面も見えてきて興味つきない大著 商品情報 + 書名(カナ) アンネノニッキケンキュウバン ページ数 824ページ 判型・造本・装丁 B5判 上製 カバー装 初版奥付日 1994年12月01日 ISBN 978-4-16-349590-3 Cコード C0097 著者 オランダ国立戦時資料研究所 編集 毎週火曜日更新 セールスランキング 毎週火曜日更新 すべて見る
アンネの日記 - Wikipedia
反リビジョニスト本. 本書の77. 18%を占める「アンネの日記」本編も,「日記の内容を改竄した」とするリビジョニストに反論するために搭載されているようなもの. でなければ,「日記」の3つのヴァリエーションを,時系列対応型3段重ねという,わざわざ読みにくい形で並べて見せりはしない. ▼ 「研究パート」も,フランク一家の第1次大戦後の軌道から始まり, ・各国語での出版の経緯・背景, ・「日記捏造論」の歴史, ・筆跡鑑定 まで掲載し,日記捏造論に逐一反論できる態勢を整備. ▼ それらを一読して感じるのは,リビジョニスト達の膨大な「時間の空費」ぶり. 彼らにとっては,ホロコースト捏造論を唱える上で「アンネの日記」は都合が悪い存在であるため,どうにかして日記を否定しようと躍起になる. 日記を捏造と言いたてたいがために,過去の事実を平気で歪曲し,ビラを撒き,怪しい記事を載せ,確信バイアスに基いて「研究」し,オットー・フランクとのインタビューの内容まで改竄する. ▼ しかしそれで得られたのは何かと言えば,元からオツムの足りないごく少数の賛同者と,圧倒的多数からの,その攻撃性を嫌われての侮蔑の眼差し. これほど労多くして収穫の少ない行為もないだろうに,やり方を,あるいは考え方をいっこうに改めようとしない(最近はネットにも少なからず散見される)のが不思議. 自分のやっていることが空しい努力,無能の働き者だという自覚はないのだろうか? ▼ そんな空虚な珍説のために,振り回されるオランダ国立戦時資料研究所こそいい迷惑. 何せこんな分厚い本まで出さなければならなかったのだから. ▼ 日記部分は,軍事マニアから見て,興味ある部分は殆どなし. 僅かに, 占領下のレジスタンス・グループ(p. 375) 洪水作戦への不安(p. 524) 配給の代用食糧ダンプリング(p. 653) ノルマンディ上陸作戦のニュースに興奮(p. 711) ヒトラー暗殺計画に歓喜(p. アンネの日記 - Wikipedia. 811) といったところが興味を引かれるのみ. ▼ そして,ヒトラー暗殺計画に大喜びした直後に,唐突に幕切れする日記. 合掌. ▼ 第5章~第8章だけでも一読すべき. 【関心率12. 86%:全ページ中,手元に残したいページがどれだけあるかの割合.当方の価値観基準】